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松村北斗(SixTONES)「必死に生きる生き方のルートを教えてもらったし、今の自分のまま明日を生きていく楽しみをいただきました」 新海誠監督最新作・映画『すずめの戸締まり』で感激【完成報告会見レポート】

映画 2022.10.26

映画『すずめの戸締まり』の完成報告会見に原菜乃華、松村北斗(SixTONES)、新海誠監督らが登壇。

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新海監督3年振りの新作となる本作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く冒険物語。

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“閉じ師”として、すずめと旅をする青年・宗像草太役で初声優を務めた松村は、前日に初めて完成作を見たといい「一回気持ちを落ちつかせようと思ったんですが、作品の持つ力で、まだ熱が抜けないんです。その心地良さがまだ残っていて。だから今日はそういう映画の魅力が少しでも伝わればと思います」とあいさつ。

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アフレコについて聞かれると「これは誤解のないように伝えられたらと思うんですけど、新海さんが僕らのことを“楽器”のようだと表してくれたことがあって。そう思うと、僕が演奏するより新海監督が演奏するほうが、草太が完成していくような感じがありました。『この音じゃない、このメロディーじゃない』と、どんどん現場で押し変えてくれて。なので、アフレコ期間中の変化や苦悩は、僕よりも新海さんが詳しいのではないかと思うくらい、僕はすべてを預けた思いでした」と明かした。

これを受けて新海監督は「草太の声を一緒に探していこう思いながらやっていて、ある時から北斗くんが映画のために自分自身を丸ごと委ねるモードに切り替わっていったんです。そこからより、草太になった感じはありました」と述懐。

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本作が自身にとってどのような作品になったのかを聞かれた松村は「個人的な話になっちゃうんですけど、今27歳で、若いといえば若いけどすっかり大人というか。年々自分でできること、戦えるものを身に付けなきゃいけないと思っていて。人に頼ることを無くさなきゃいけない使命感にかられていました」と吐露。「アフレコ期間中はすべてを監督に委ねて、返してもらったものを全力で立ち回る期間でした。必死に生きる生き方のルートを教えてもらったし、今の自分のまま明日を生きていく楽しみをいただきました」と目を輝かせた。

イベントの最後に新海監督は、本作について「ディズニーの影響を受けて始まった日本のキャラクターアニメーションの、1つの美しい映画の到達点。そういう形のアニメーション映画となったんじゃないかと思います」と語り、「もしかしたら今日本で1番面白い映画かもしれないので、よかったら楽しんでいただければいいなと思います」と笑顔で呼びかけた。

映画『すずめの戸締まり』は11/11㊎より全国で公開予定。

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