３／29㊎より日比谷シアタークリエにて上演がスタートするミュージカル「町田くんの世界」のフォトコールおよび囲み取材が開催された。

 

初日を控えた現在の心境を聞かれた主演の川﨑皇輝(少年忍者)は「お話を頂いてから、かなり月日を感じてるんですけど、ついに、いよいよだなと思いつつ、あっという間だったなっていう感じもあります」と笑い、「明日は初日だというのは変わらない事実ですので、ここまで皆さんと作り上げてきたものを自信を持って、初日を迎えられたらなと思っております」と自信の表情。

 

 

ヒロインを演じる長澤樹は「自信を持って、この舞台は本当にステキなものになっていると言えるくらい大好きな舞台なので、明日やっと皆様にお届けできると思うととてもうれしいです」と笑顔を見せた。

 

 

演じる町田くんについて川﨑は「町田くんは人と人とのコミュニケーションを愛してるというか、人を愛しているキャラクター」だと説明。

 

「実際に演じてみてすごいなと思うのが、相手の目をまっすぐ見て、自分が伝えたいことをハッキリ伝えられる能力の高さ。きっと相手もしっかりと受け取らなきゃいけないなっていう気持ちにもなるんだろうなと思いますし、町田が言いたい言葉を言ってるだけなんですけど、本当にみんなが欲しい言葉をちゃんと言っている。そのコミュニケーション能力の高さ、そして、自分が伝えるだけじゃなくて、周りのみんなが町田に対して言いたいこと、伝えたいこと、教えたいことを本当に疑わずに、全てをまっすぐ受け取る人間としての人を愛する力っていうのは町田くんの魅力なのかなと思います」と魅力を語った。

 

町田くんの母親役を演じる湖月わたるは川﨑について「普段から皇輝くんの周りは笑顔があふれていて、本当に町田くんそのものだなと思います。まぜかいつの間にか町田くんが胴上げされているというシーンがあるんですけど、浮遊されてる時と、そこから降りたときの何とも言えない不器用な様子が『町田くんだ！』となりました(笑)。ステージでは目もキラキラで」と絶賛。

それを受けた川﨑は「自分と似てる部分はあるのかな？って思っていたので、そう言っていただけるとうれしいです。でも、目をキラキラさせていたのは『本番が楽しみだな』と思っている川崎皇輝が８割でした」と笑った。

 

劇中では町田くんが目玉焼きしか作れないというセリフがあり、目玉焼きは作れるかと聞かれた川﨑。これには「目玉焼き作れます！　ベーコンも敷きます！」と元気よく返答。

さらに、じゃがいものメークインで無水調理した肉じゃがが出てくるといい、「この前、僕もメークインを使って、無水で、肉じゃがを作りました。作りすぎちゃったんですけど、まだ稽古に入ってすぐだったので、いきなり手作りの肉じゃがは持っていけなくて……」と明かし、笑いを誘った。

 

川﨑は最後に「誰もが心が温まる作品を目指して、千秋楽までカンパニー一同頑張ってまいりますので、ぜひ楽しみにしていただければうれしいです！」と意気込み、囲み取材は終了した。

ミュージカル「町田くんの世界」は３／29㊎から４／14㊐まで東京・日比谷シアタークリエ、４／19㊎から４／21㊐まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される。