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映画『渇水』の公開初日舞台挨拶に、生田斗真、門脇麦、磯村勇斗、山﨑七海、柚穂、白石和彌プロデューサー、髙橋正弥監督が登壇した。
冒頭、生田は「どんな日であれ、やっぱり初日はすごくうれしくて、何度迎えてもいいものだなと思っております」と笑顔。
好きなシーンを問われ、生田は山﨑と柚穂の方を見ながら「若い女優陣2人が、水の張ってないプールの中でシンクロナイズドスイミングのごっこ遊びをしているシーン」と回答。「2人がすごく輝いて見えて、今でも鮮明に残っていてます」と絶賛。そんな山﨑は、自身が万引きをするシーンをあげ「(万引きを)やったことないのに、映像で見るとやったことがあるというくらい本当にきれいに入っていて。本当にやったことはないんですけど」と焦る山﨑に、生田が「あんまり言うと『やったことあるのかな』ってなっちゃうから、あんまり言わない方がいい!(笑)」とツッコみ、会場から笑いが起きた。
また白石プロデューサーが「みんなで縁側でアイスを食べるシーン。鬼の長回しをして、アイスを食べ切らなきゃいけないから、芝居ももちろんアイスを食べる技術がすごいなと感心した(笑)」と回答。磯村が「まぁ…何本も食べましたね」と答えると、生田が「磯村勇斗が真夏に震えているのが不憫でならなかった(笑)」と告白。「スタッフの方々が『磯村さん、大丈夫ですか?』って聞くんですけど『…大丈夫です!』って震えながら(笑)」と、震える磯村のマネをしながら答え、会場を笑わせた。
髙橋監督は「最初から最後まで全部ですが、気持ちが高ぶったのは、滝のシーン」と答えつつ「太陽が滝に差し込んでいる瞬間を見て、そこから1時間しか撮影する時間がなくて。生田さんが到着するのを待つのですが、『早く!早く生田さんを呼んでください!』いう感じで撮影していたのが印象に残ってる」と回答。すると生田は「本当にスタッフの方が高ぶっていて。ずっと雨続きだったので、滝の水量がすごくて!僕を待っている間、川から出ればいいのに、流れの急なところで『こちらです!』って待ってるんです」と、スタッフが高ぶる様子もモノマネ。「あの日はうれしかったです」と笑顔を見せた。
出演者のすごいところを聞かれ、髙橋監督は1人ずつの素晴らしさを回答。門脇が「恥ずかしい(笑)」と照れ笑いを見せる一幕も。
最後は生田が「原作は30年以上前の作品で、この映画の企画が始まったのが10年も前です。30年前でも、10年前でもこのメンバーは揃わなかったと思います。この時代に作ったからこそ、このメンバーで皆さんに届けられたことがうれしく思います。この映画を、皆さんこれから長い人生ですけれども、大切にしてほしいと思っております」と締め括った。
映画『渇水』は全国公開中。