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【イベントリポート】山下智久主演のラブストーリーがまもなく配信スタート!「この作品が、自分の中にもともと備わっていた情熱みたいなものを呼び起こしてくれた」【『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』】

映画 2023.06.06

6/9㊎よりPrime Videoにて配信スタートする映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』の配信直前イベントが行われ、主演の山下智久らが出席。韓国チームと日本チームが協力し合って制作された本作の撮影の裏側を明かした。

 

次第に視力を失っていくという難役に挑戦した山下は「目が見えるところから見えなくなっていく絶望を表現することも大事だと思ったし、目が見えないように見せるにはどうしたら説得力が出るかを考えた」といい、役作りとして「視覚に障害がある方にインタビューさせてもらったり、家で目隠しをして数時間過ごしてみたり、そういう物理的なことで準備をした」と話した。

 

メガホンを取ったのは名作『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン。監督の情熱あふれる現場では、山下を驚かせる制作過程があったという。「台本には書かれていない、その瞬間・情景みたいなものを監督がどんどん作ってくださって。物語の中でも印象的なシーンとして、公園で“ベンチ”と“街灯”っていうのがあるんですけど、それは初日にパッと足されたもの。そのシーンだけでなく、台本にないものがどんどんその場で生まれるということを経験させてもらえた」(山下)。また、「監督自身、『あと何本こういうふうに作品に携われるか分からない。だからこそ、この作品を今までの作品の中で一番いいものにしたいし、時間が許す限り現場にいたい』っていうふうにおっしゃっていて。監督に情熱を分けていただいたような気持ちだったし、現場全体にその熱が伝わっていて。そういう現場に毎日通えたことは、僕の中で大きな経験になりました」と撮影を振り返った。

 


また、山下は5年ぶりの共演となるヒロイン新木優子について「大変な撮影だったので、ちょっとピリッとする瞬間もあったりしたんですが、そこに新木さんが来ると場が和んで華やかになるような瞬間があって。助けていただいたなというふうに思います」と感謝を。対する新木も「最初に共演させていただいた時、私はまだまだ気持ちも新人だったので、まさかこうして同じ何か視点に立ってお芝居をする日が来るなんて。本当に光栄でした」と語り、「山下さんは、5年前に共演させていただいた当時から、人に対して緊張感を与えない。誰に対しても分け隔てなく気を使ってくださる姿にみんな助けられていたと思うし、私もすごく助けられていた」と笑顔を見せた。

 

そんな山下たちとの作品づくりにイ・ジェハン監督は「日本の俳優の皆さん、そしてスタッフの皆さんが持っているその情熱、プロフェッショナルな精神、芸術性というものに感嘆し、とても驚かされた」と。「山下さんとは英語でお話ができたけど、ほかの方とは通訳を通したり、顔の表情、身振り手振りで意思の疎通を図っていた。こういう表現方法でもちゃんと演出ができることに自分自身驚いたし、皆さんがそれをちゃんと吸収して、いい演技を見せてくださることがうれしかった」と笑顔。さらに「入り時間に遅れてくる人もいなかった」と話し、出演陣を笑わせた。

 

現場ではおいしいものをみんなで食べる時間も多かったといい、山本舞香は「山下さんがラーメンの差し入れをしてくださって。それが、すっごいおいしかった!」と絶賛。山下が「噂で韓国チームのスタッフさんが“ラーメンは食べたい”って聞いたんで(笑)」と照れ笑いすると、山本は「すごいですよね。やっぱり山下さんって」と改めて絶賛し、共演者を頷かせた。

 

最後に山下は「(この作品には)“魂”という言葉が出てきます。なかなか最近、聞かない言葉になっていたけど、でもやっぱり僕たちの中の中にあるその魂みたいなもの、ここで誰かを愛するという、熱くて深くて情熱的な作品に仕上がっているかなと思います。この作品が、自分の中にもともと備わっていた情熱みたいなものを呼び起こしてくれた。観終わった後、きっと大切な人に連絡したくなるような、そんな作品になっていると思います」とメッセージを届けた。

『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』
6/9㊎よりPrime Videoにて配信開始

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