松下洸平が本人役で主演を務めるTVer初のオリジナルドラマ「潜入捜査官　松下洸平」(９／５㊋正午より配信開始)の披露試写会が行われ、松下が撮影の裏話などを明かした。

 

本作は、芸能人・松下洸平が実は警視庁の潜入捜査官だったいう設定で繰り広げられるサスペンスコメディ。佐藤浩市に持ち上がるマフィア疑惑を解明すべく、松下が任務として15年前から芸能界に潜入していた……というストーリーだ。

 

この斬新な企画に松下は「衝撃的なタイトルだなと思ってビックリしたけど、ワクワクしましたね。僕も含め、監督やスタッフの皆さんも、いかんせん誰もやったことがない企画だったので、どうすれば面白くなるのか、どうすれば、よりご覧なっていただく方々に楽しんでいただけるか、というのを想像しながら作りました」と。松下は“ギリギリ芸能界に入れそう”な人物として描かれるが、この役に選ばれた理由については「僕が普通だからじゃないですかね(笑)。今回の企画をやるにあたり、“最も普通そうな俳優”が選ばれたんだろうなっていう。設定自体はすごくトリッキーなんだけど、ある種(自分が)適任かなとは思いました(笑)」と謙虚に分析した。

 

民放５局の様々なバラエティに本人役で出演したが、実はそれも“潜入捜査”だったという複雑な設定。「各バラエティに楽しみながら参加させていただきつつも、“任務”もちゃんとあったので、普段レギュラーで出てらっしゃる皆さんの邪魔にならないようにこっそりずっと芝居をしていました」。松下自身もコーナーにレギュラー出演していた「ぐるぐるナインティナイン」(日テレ)とのコラボでは、ナインティナインと共演。「台本はないので、ナイナイさんとのシーンは全てアドリブ。あの状況は、すごくレア。２人に挟まれて『今ものすごく貴重な経験させてもらってる！』って思ってドキドキしましたし、配信だと２分３分ぐらいですけど、実は15分ぐらいやってました(笑)。本当に楽しい時間だった」と。ほかにも「全力！脱力タイムズ」(フジ)の収録後という設定で行われた“謎の反省会”シーンで、くりぃむしちゅー有田哲平からのムチャブリに全力で応じる場面もあり、「有田さんがいろいろ考えてくださって。全部アドリブです、全部！これも配信だと２、３分ですけど、20分くらいやってましたからね!?」と力説した。

 

｢ラヴィット！」(TBS)への潜入については、こんな裏話も。「生放送なので、僕がお芝居したのも全部放送されるわけじゃないですか。なので、ちょっと思いっきりやっちゃおうと思って。実際に『ラヴィット！』の放送をご覧なっていただいた方は分かると思うんすけど、僕めちゃくちゃ(麒麟)川島さんのことにらんでるんですよ(笑)。ただ、ちょっとやり過ぎちゃったみたいで。このドラマが解禁される前だったので、その時のSNSで『松下洸平が、すごく川島さんをにらんでる』って言われてました(笑)。このドラマで、ようやく答え合わせがしてもらえる」。

 

共演の佐藤浩市とは、今作が初共演。実際に完成した映像で佐藤の登場シーンを見た松下は、佐藤のかっこよさに「１回映像を止めた」といい、「本当に男として学べるところがありましたし、お芝居についても、たくさんのことを教えていただきました。目を見て芝居していると、言葉がなくてももらえるものがたくさんあった。すごく貴重な経験をさせていただきました」と感謝を。続けて「浩市さんがこの企画にすごく前のめりで楽しんでやってくださったのが、とても救いだったなと思います。この作品が本気である、ちゃんと面白いものを作りたいんだっていうわれわれの思いを浩市さんの存在が後押ししてくれた。浩市さんが出てると“ちゃんとした作品”になるんですよ(笑)。とにかく浩市さんの存在に本当に助けていただいた。またいつか共演できるように頑張りたい」と話した。

 

配信開始まで、あとわずか。全てをやり切った松下は「現場の空気は本当にすごくクリエイティブだったし、楽しかった。全員が手探りの部分もあるんですけど、だからこそ面白いものができた時に『面白かったね！』って言える数も多かったです。バラエティパートは楽しいんですけれども、一つのドラマとしてすごくクオリティの高いものができたと信じております。本当にこれがうまくいけば、いろんな方でできる企画だと思うので、TVerさんならではの面白い企画が続いていけるように、挑戦させていただきました。ぜひご覧ください！」とメッセージを。

 

TVerオリジナルドラマ「潜入捜査官　松下洸平」
９／５㊋正午から配信スタート（全５話）

主演／松下洸平
出演／佐藤浩市、馬場ふみか、古田新太ほか

制作協力／日本テレビ、テレビ朝日、TBS テレビ、テレビ東京、フジテレビ
製作著作／TVer