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岩本「全員を楽しませられるエンターテイメントとして育てていきたい」岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太が新橋演舞場に「ただいま!」“舘汁”さく裂の熱いステージ『祭 GALA』ゲネプロ&初日前会見レポート
舞台 2024.04.01
4月1日(月)より新橋演舞場で上演される『祭 GALA』のゲネプロが公開され、初日前会見に主演・演出を務めるSnow Manの岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太が登壇した。
日本の和を強く意識した世界観と洋の要素が融合し、名前の通り祝祭感がみなぎる、華やかでエネルギッシュな本作。初日を迎えるにあたり、岩本は「キャストの皆様と教えてくださった先生たち、スタッフさんたちに支えてもらって、ようやく初日を迎えられそうだなっていう思いがいっぱいです」とあいさつ。
続けて「新しいことに挑戦するっていうのはワクワクする気持ちとともに、“迷走するのが新しいことに挑んでること”なんだよなって感じながら稽古期間を過ごしてきました。本当に誰一人欠けてはならないチームワークで1ヶ月乗り切るっていう感じで、明日から始まるんだなと思うとすごい楽しみです」と語った。
“迷走”については「僕はいつも振り付けを考えたり、去年は演出もやらせてもらったりしたんで、見方を変えていろんな視点から物事を考えるという部分では、面白さっていうとこと難しさっていうところを、両方バランスを感じながらここまでやってきたなっていうふうに思います」と。
深澤は「いつもライブだったり舞台の初日は大体緊張するんですけど、なんか今回はプレッシャーとか緊張よりも、楽しみだなとかワクワクするなっていう気持ちが強くて。本当に早くたくさんの人たちに見てもらいたいなっていう気持ちです。それは今日ゲネをやって、あらためて思ったのかなというふうには思いますね。拍手をいただいて、やっぱり僕たちだけじゃ舞台っていうのは成立しなくて、見てくださる皆さんがいて、ようやく完成なんだな、と」と本番へ向けて気持ちを高めた。
宮舘は「本当に楽しみな気持ちでいっぱいなのと同時に、私ごとですが31歳になって初めてステージの上で皆さんに向けてのパフォーマンスをするということで、新たな宮舘涼太を見せていけたらと思います。演舞場に関しましてはスタッフの皆さんが『おかえり』と言ってくださったので『ただいま』と返させていただきました。一致団結して、楽しんでもらえるエンターテインメントを届けられるんだという喜びを感じながら、明日挑みたいと思います」と決意を語った。
稽古中に誕生日(3月25日)を迎えた宮舘には、当日にサプライズでのお祝いがあったという。
深澤「舘さんの入り時間よりも早く入って、みんなで稽古場を風船や『ハッピーバースデー』とかで飾り付けをしました。でも、ちょっと時間を間違えちゃって。本当は2時間前ぐらいから準備して、みんなで段取りとかいろいろな流れを確認したかったんだけど、舘さんの入り時間を俺が勘違いしてて、集合したのが1時間前でギリギリで作って。でもかなりクオリティのいいものは作れたかなって」。
宮舘「何がすごいって、僕が稽古場に入っても、誰も触れないんですよ。あれ?これは間違えた部屋に入ったかなって。そこら辺の一致団結さ、チームワークの良さに僕は感動しましたね」。
深澤「岩本さんが率先して(スルーを)やってましたね」。
宮舘「絶対そうだと思ってました」。
岩本「僕はまず、準備の時間が短いというところで、ここで(深澤と)揉めました。風船の位置とかも」。
深澤「(岩本は)振り付けとかの位置も決めてるんでね、やっぱ位置がうるさかった!」
本作でそれぞれ好きなシーンに話が及ぶと深澤は宮舘の盆踊り、宮舘は岩本の立ち廻りでの片肌を脱ぐシーン、岩本はお化け屋敷での深澤のトークタイムを挙げた。
岩本は「お化け屋敷のシーンは、ふっかの後輩愛も出てるし、おしゃべりの上手さも出てる。本番が始まって、お客さんの反応が良ければ良いだけ間延びするんだろうなって僕は感じてます。でもそこが輝いてるシーンだと思います(笑)」と笑顔。
本作では宮舘のアクロバティックな演目が多く、宮舘は「演舞場がサウナみたいでした。舘汁(汗)が出てましたね。『舘汁』はダテは漢字でジルも漢字でお願いします」と笑いを交えつつ、ハードさを語る。
布やポールを使ってのフライングに「リハーサルで客席で見たんですけど、俺は絶対やりたくないなって、あれは舘様だからできるフライングの技であって。なんかキレイというかすごく上品なフライングだなというふうに感じました。見てるとキレイなんですけどやってる側はかなりパワーを使うんで大変だろうなって」と深澤。
一方の岩本は「前腕鍛えられそうでいいな。僕はノーダメージで、結構余裕だなって。でも、それぞれが担う場所でそれぞれが緊張感をもってやっている。僕は腕も何も効いてないので、何回でもかかってこいって感じです」と胸を張った。
会見の最後に語った3人のメッセージは以下の通り。
岩本「とにかく楽しんでほしいです。楽しんで笑顔になっていただくのがテーマである作品になっているので、手拍子とかも周りを気にせずにお客さんに楽しんでいただけたら。国内外問わずに来てくださる方を全員楽しませられるエンターテイメントとして育てていきたいなと思います」。
深澤「笑顔だったり楽しい空間っていうのを皆さんと共有したいなと思っています。僕たちはエンターテイメントを届けるうえで、自分たちが楽しくて、っていうのがモットーにあるというか。それを皆さんに見てもらって一緒に楽しんでいただけたらいいなって。いずれ海外も行けたらいいなっていうふうに思っています」。
宮舘「一歩踏み出すということは、とても大変なことでもあります。多くのスタッフさんと、そして見に来られるお客さんとともに、一緒に心躍る作品を作っていけたらなと思います」。
『祭 GALA』は4月1日(月)~29日(月・祝)まで新橋演舞場で上演される。