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舞台「呪術廻戦」虎杖悠仁役は佐藤流司に決定!「日常に感じる不安や不満をふっとばします!」

舞台 2022.04.14

 さらに、他の登場キャラクターについても解禁。禪院真希役の高月彩良、狗巻棘役の定本楓馬、パンダ役の寺山武志、伊地知潔高役の田中穂先、家入硝子役の石井美絵子、吉野順平役の福澤希空(WATWING)、漏瑚役の山岸門人、花御役の南誉士広、両面宿儺役の五十嵐拓人が発表された。

 オーディションの時、小林が「皆さんにおにぎりの具を思いつくだけ挙げてもらったら、彼(定本)はダントツで多かった。『やめて』って言うぐらい言い続けたので、『もうこの子で決まり』だなと」と、おにぎりの具材名でしかしゃべらない狗巻らしいエピソードを語った。

 舞台に関して小林が「(スタッフと)色々会議を重ねていくうちに、皆さん歌上手いですよ、と。僕は曲作るのも好きだし、(タイトルに)ミュージカルってついてないのに、蓋開けたらミュージカルになってたらビックリするけど、皆さんに歌ってもらえたらいいな」と明かし、「せっかくだから、舞台で出来ることをてんこ盛りにしたい。原作から飛び出た世界で、アニメとも世界観の違う新しい何かを作りたい。でも、アニメともリンクするし、原作だよねと思われるのが理想。(歌もダンスもアクションも)全部やりたい」と構想を打ち明けると、三浦は「歌もダンスもやりたい」、泰江も「ダンスとアクロバットと歌を存分に披露出来たらいいなと思ってます」と、気合十分な様子だった。

 また、それぞれのキャラクターと自分が似てる点について、佐藤は「“いたどりゆうじ”と“さとうりゅうじ”で名前が似てます。あと出身が宮城県というのが一緒で、身長が調子のいい日は172センチなので、ほぼ一緒。身体能力の高さが特徴ですが、スタミナは自信あるので、共通点は多いと思います」と語り、泰江は「似てるというか、考え方が好きで、『少しでも多くの善人に平等を享受できるように』というセリフがあるんですが、僕は一人でも多くの人に笑顔を届けたいと思ってこの世界に入ったので、愛着がわいたところからスタートしたんですけど、伏黒恵の人間性を深掘りして、お見せ出来たら」と。豊浦は「短気で、すぐ熱くなるところが似てる。違うところは、野薔薇は貫いていて、私は内弁慶かな」と告白。

 和田は「パンが好きってところが似てるかなと。あと、七海は身長が184センチぐらいで、僕は181センチで調子がいい日は183センチなので、ほぼ一緒」と。一方、困惑の表情を浮かべた太田に対し、和田が「ビジュアル撮影の時にお会いしたら、見た目がそっくりで。太田さんはミステリアスな雰囲気を持ってるから、その感じがそっくり」と語ると、佐藤も「稽古終盤って、ああいう目してますよね」と似てるポイントを挙げ笑いを誘うと、太田は「僕自身も陰な要素があるので、共通点はありそう」と笑顔で明かした。さらに藤田も「似てたらまずいですね」と苦笑しつつ。「でも、昔の夏油は友達思いな面があって、僕も友達は好きです」と語り、三浦は「似てるところはあまりないので、稽古期間中に五条悟になれたらいいな」と語った。

 さらに、学校が舞台の作品にちなみ、学生時代の思い出を聞かれると、佐藤は「小学2年生ぐらいの時に、小さな女の子が凍った川に傘を落として泣いていて、取ってあげようと川に入ったら死にかけました」と衝撃的なエピソードを。「そういう正義感が虎杖と似てますね」と、先程の質問に絡めた回答を。泰江は「高校時代、ダンス部一筋で。朝練と放課後も練習あって、さらに昼休みも練習していて。3年間続けたから、日本一になれたのが思い出深い」と青春の思い出を明かし、豊原も「高校の時にアメリカに留学して、アメリカの高校に編入して、日本とアメリカの文化の違いが貴重な経験」と語った。

 和田は「高一の時、モテました」と自信満々。「地元じゃ上の上だったんですけど、東京に来たら上の下に」と笑いを誘うと、太田から「和田くんの後、いやです」と苦言が。そんな太田は「僕は恥ずかしがりやで、目立ちたくないタイプ。トイレ行くのも恥ずかしいタイプでした」と意外な過去が。すでに芸能界に入っていたという藤田は、「修学旅行が北海道で、楽しみにしていたんですけど、北海道の空港に着いたらマネージャーが待っていて、そのまま連れて帰られた」と、悲しいエピソードが。学校での思い出は少ないという三浦は「十代の頃から養成所に通ってダンスを習っていて。太田さんとも一緒に練習していたのが思い出」と振り返った。

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 最後に、小林が「舞台で出来ることを精いっぱい繰り広げていきたい。俳優陣は、役のことを考えて悩むこともあると思うんですけど、本人の気持ちと声でやってくれたら役が付いてくると思うので、みんなの意気込みやパワーを全面に押し出していきたい」と意気込みを語り、佐藤が「日常に感じる不安や不満、マイナスの感情があると思うので、劇場に持ってきてください。ふっとばしますから!」と、ファンへメッセージを送った。

 公演は2022年7月15日㊎~7月31日㊐東京・天王洲 銀河劇場、8月4㊍~8月14日㊐大阪・メルパルクホール大阪にて。

©芥見下々/集英社・舞台「呪術廻戦」製作委員会

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