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山田涼介に直してほしいところは「ないとしか答えられない!」映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』公開記念舞台挨拶【会見リポート】

映画 2022.06.25

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 映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』の公開記念舞台挨拶が開催され、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多、渡邊圭祐、水石亜飛夢、栗山千明、内野聖陽、曽利文彦監督が登壇した。

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 エドワード・エルリックを演じた山田は、エドを彷彿とさせる真っ赤なコートで登場。「『最後の錬成』が公開ということで、衣装さんにお願いしたんですが…暑すぎまして(笑)」と笑いを誘った。

 SNSでは「原作にすごく誠実だった」と原作ファンからの高い反響が。それを受けて山田は「実写化はいろんなリスクも伴うもので、それを背負って僕は座長として立たせてもらっていますので、そうやって言っていただけるのは何よりもうれしいことです。”誠実に、忠実に”というのは、僕と監督が常に現場で話していたことなので、ありがたい言葉をいただけて幸せです」としみじみ。また原作描写と全く同じシーンが多数ということを聞かれ、山田は「気づいちゃいました?(笑)」とニヤリ。「現場には漫画が最終巻まで置いてあって、『原作に指の角度まで揃えよう』とそれぞれ皆さんがやられていたのでうれしいですね」と笑顔で語った。すると本田が「最後のシーン、山田くんのコートさばきがすごくなかったですか?原作と本当に同じで、感動しました!」興奮しながら語った。

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 一方、ディーン「最近周りでも、この世界観にのめり込んでいる方なんでしょうが、雑なフリが増えまして…」と語り出し「『ちょっと火を出してよ』とネタにしていただけるという光栄な機会をいただきました」と周りでの出来事を語った。

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 後半では、山田がMCを担当してトークを開催。「僕ですか…できないですよ…」と苦渋の表情を見せつつ、マイクを取った瞬間「さぁ皆さん!本日はお越しいただきありがとうございます!」と一転して名MCに切り替え。最初のテーマ「最後だから言える、山田涼介にぶっちゃけ直してほしいところ」では、ディーンが「いやでもね…ないよ!ぶっちゃけ!(笑)」とズバリ。「山ちゃんがすごく現場でストイックに役作りの一貫としてトレーニングしているのも見てるから。強いていえば、僧帽筋膨らませすぎじゃない?」と鍛え上げられた山田の肉体を絶賛した。

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 続いて振られた本郷が「ないとしか答えられない!本田さん、ですよね?」と本田にパス。「まぁ…」と苦笑いしながら、本田は「山田さんの何でもこなせるところが嫌です!」と答えると、山田は「複雑な気持ち(笑)」と苦笑。続けて本田が「こうしてMCも喜々としてやってるじゃないですか。聞きたいんですけど、何ができないんですが?」と逆質問。「高い所が…嫌いです」と回答する山田に「(答えが)弱いです!もう1個!」と追撃。すると山田は「できないことの方が正直多くて、役として与えられるミッションがあるじゃないですか。そういうことは、みんな努力で補うじゃないですか。だからベースとして僕は何もできないところからスタートして、そこ(目的)に対してアプローチをしているだけ」と回答。すると本郷が「こういう謙虚さも素晴らしい!」、本田「ここまで言えちゃうと…」と絶賛した。

 続いて振られた蓮佛は、山田の直してほしいところで「カメラのセンス!」と回答。「今回の完結編の撮影中に、山田くんがスチールカメラマンさんに教わって、私は撮ってもらったんですよ。どんな写真が撮れたか楽しみにしていたら、私の肩が2倍くらいに肥大していて!どう撮ったらこの仕上がりになるんだろうかっていう」と裏話を暴露。山田は「確かにカメラセンスはないですね(笑)。最近グループでインスタを始めたんですけど、カメラの使い方が本当に分からなくて、現代的でない部分があります…ごめんなさい!(笑)」とタジタジに。

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 MC回しも快調かに見えたが、実は1つ目の質問を飛ばしていたことが判明。「違うんですよ!(司会の台本が)2問目のところから置いてあったから!」と焦りつつ強調する山田に、すかさず「言い訳するところ直した方がいいよ~」と渡邊からツッコミが。「ちょっと待て渡邊!(笑)」と返し、笑いを誘った。次の質問で「山田と2人で行ってみたい所」を問われ、渡邊が「地元・仙台に連れて行きたいです。25年間住んでいて知り尽くしている自負があるので、何でもご紹介します!」と自信満々に回答。山田は「ホストの方ですか?(笑)」とツッコみつつ「それは本当に連れて行ってもらいたいな!」と興味津々に答えた。

 そして、エドの母親・トリシャ・エルリックを演じた仲間由紀恵からサプライズでコメントが。映像が流れると「わぁ!」と驚く山田。「現場ではご一緒にならなかったのですが、せっかくだったらお芝居で絡むシーンがあったら良かったのになぁと思いながら見ましたけど…お母さん、キレイですね」とうれしそうに話した。

 最後は山田が「1つの役をここまで長い期間演じさせていただくのが初めての経験で、並々ならぬ思いを込めながら演じきりました。それは僕だけではなく、キャストの皆さんも、何より監督が熱い思いを込めて『鋼の錬金術師』を完結まで描ききったので、できるだけたくさんの皆さんに観ていただいて楽しんでいただければ。ご覧になった方々は、楽しさ素晴らしさをたくさんの方に伝えていただければ」と感慨深くコメント。山田の「鋼の錬金術師、最後の錬成にな!」の言葉に合わせ、花吹雪が舞う中、舞台挨拶は幕を閉じた。

 映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』は現在公開中。

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