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佐方貞人シリーズ第2弾の主演・上川隆也が痴漢冤罪対策を学ぶ!

NEWS 2016.01.15

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 昨年放送され好評だった上川隆也主演のドラマスペシャル「最後の証人」(テレ朝系)の第2弾にあたるドラマスペシャル「検事の死命」が1/17(日)後9時からOA。ドラマのテーマである痴漢冤罪事件にちなんで痴漢冤罪対策講座が開催され、上川が受講した。

 柚月裕子が弁護士・佐方貞人を主人公に描いた人気シリーズの第2弾。ヤメ検弁護士・佐方を主人公とした「最後の証人」が“エピソード1”とすれば、「検事の死命」は佐方がまだ検事だった時代の物語、“エピソード0”ともいうべき作品だ。今作で、上川ふんする米崎地方検察庁検事・佐方は、ごった返す電車の中で起きた痴漢事件担当。女子高生・仁藤玲奈(竹富聖花)の臀部を触ったとして迷惑防止条例違反の容疑で逮捕された名門女子高教師・本多弘敏(津田寛治)は、一貫して自分は“ハメられた”と主張。玲奈から「金を払えば許す」と脅されたと打ち明ける。はたして嘘をついているのは、被害者なのか、加害者なのか!? 「犯した罪はまっとうに裁かれるべき」という固い信念を抱く佐方が、検事としての“死命”をかけ、真実を明らかにしていく圧巻のサスペンスドラマになっている。

 今回の痴漢冤罪対策講座を担当したのは、「ベリーベスト法律事務所」の巽周平弁護士。 巽弁護士によると、日本の刑事裁判の有罪率は9割以上であるため、いったん痴漢を疑われて逮捕、起訴されると無罪を証明するにはかなりの労力を要するという。巽弁護士から、「電車に乗る際、痴漢に間違われないためにはどんなことに気をつけるべきか?」と問われた上川は、「カバンを網棚に置いて吊り革を両手で持って立ち、できれば本に集中して視線を女性に向けない。それが、いちばん安全な姿勢なのでは!?」と、自らそのポーズを実演。巽弁護士から「とてもよろしいですね」とお墨付きをもらい、「よかった~!」とホッと笑顔を見せた。
 また、電車に乗る際、痴漢に間違われないための3箇条「両手を挙げて乗る」「通勤ラッシュを避ける」「いつもと違う通勤経路を取らない」を伝授された上川は「なるほど~。しかし大変ですね。電車に乗るときにここまで心構えをしておかなければいけないことに驚かされました」と驚愕の表情をうかべるひと幕も。
 ほかにも「痴漢に間違われた際、取るべき正しい対応は?」「痴漢冤罪で訴えられてしまった場合、どうすればよいか」などについてもレクチャーを受け、「やはり疑わしき状況をなるべく作らないのが大事なんですね。自己防衛を常に考えておかなければならないことを痛感しました!」と、真摯に受け止めていた。

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 イベントの最後に上川は「誰にでもふりかかってくる可能性がある事件を題材としているだけに、興味を持ってご覧になっていただけるはず。事件に関わる人間たちの証言で次々と局面が変わっていき、サスペンスとしての一面とミステリーとしての一面を同時に味わっていただける物語になっていますので、2時間を短く感じていただけることと思います!」と力強く作品をPR。もしかしたら自分にも起こりうるかもしれない冤罪事件。いざという時のために、本作を見てみてはいかがだろうか?

 

【番組情報】
「ドラマスペシャル 検事の死命」
テレ朝/ABC系 1/17 (日)後9時~11時10分
原作/柚月裕子「検事の死命」(宝島社刊)
脚本/酒井雅秋
監督/池澤辰也
出演/上川隆也、松下由樹、志田未来、益岡徹、竹富聖花、津田寛治、田山涼成、荒井萌、有森也実、飯田基祐、山中崇史、寺田農、江波杏子、伊武雅刀

【あらすじ】
 米崎地方検察庁検事・佐方貞人(上川)のもとに、迷惑防止条例違反の容疑で逮捕された名門女子高教師・本多弘敏(津田)が送致されてきた。イベント会場に向かうすし詰め状態の電車内で女子高生・仁藤玲奈(竹富)の臀部を触ったという容疑だが、弘敏は「でっち上げだ」と犯行を否認。駅のホームで玲奈から「30万円払えば許す」と恐喝されたと話す。彼は米崎に代々続く名家に婿入りした身で、義母の篤子(江波)は地元経済界の大物だった。
 佐方と事務官の増田陽子(志田)は玲奈からも事情を聞くが、「恐喝なんかしていない」と、両者の主張は平行線。だが、玲奈はどうせ自分の話など信じてもらえないと、どこか投げやりで、陽子はそんな玲奈の態度に疑問を抱く。
 嘘をついているのは弘敏なのか、玲奈なのか…!? 慎重に捜査をはじめた佐方は、弘敏の偽証をひとつひとつ突き止め、余罪を発見。彼を起訴することを決める。しかし、篤子に依頼を受けた衆議院議員の大河内定和(寺田)より圧力がかかる。
 上司の筒井義雄(伊武)は、鬼貫らを敵に回せば検察社会で生きていけなくなる、たとえ起訴できたとしても社会的信用という視点から弘敏が有利なのは明白だと、佐方を止めようとする。しかしながら、ここで屈したら検事として死んだも同然と考える佐方は、“検事の死命”をかけて起訴に持ち込む。ところが、公判では予期せぬ展開が待ち受けており……。

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