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映画『女たち』公開初日舞台挨拶で篠原ゆき子が感激の涙「どこかの誰かに思いが届けば」

NEWS 2021.06.01

 6/1(火)公開の映画『女たち』の公開初日舞台挨拶が、東京・よしもと有楽町シアターで行われ、出演者の篠原ゆき子、高畑淳子、サヘル・ローズ、スペシャルゲストのLiLiCoが登場。

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 本作を大絶賛しているLiLiCoは、「最後の篠原さんの表情が、未来に向けて希望を見つけたんだなと。淳子さんは、自分の母親と自分の関係を見てるみたいで。自分の気持ちを登場人物と一緒に吐き出したら、明日が明るいんじゃないかと。死を取り上げてるけど、生きてるって感じます」と時折涙を見せつつ感想を語ると、篠原も「伝えたいことが伝わっていて」と、感動の涙を浮かべた。

 一方の高畑は「あの役は、台本を読んだ時にも分からなくて。奥山(和由プロデューサー)さんが『高畑さんが、いかに“クソババァ”を演じるかにかかってます』と言われて。それで覚悟を決めました」と、笑顔で答えた。さらに撮影中、役と同化してしまった篠原が、高畑に怯えていたことを初めて聞かされた高畑は「本当? ごめんね。お弁当がおいしかったことしか覚えてなくて」と明るく振り返り、篠原を笑わせた。

 サヘルは「演じるというより、感じたことを紡いだので、愛が届いたらうれしいです。人って実は笑顔の仮面の奥で泣いてる。この映画を通して、泣きたい時は泣いていい、頑張らないでというのが伝われば」と語った。

 高畑は「私、京都で『いのちの停車場』を観に行きました。スクリーンを前にした時、涙が止まりませんでした。映画には心を強くしてくれる力があります」と、映画への熱い思いを語った。

 LiLiCoも「私もハッピーに見えて、傷付いて出来たかさぶたが、鎧になってる。この作品を観ると、生きてることが大事というのが分かる」とアピール。

 最後に篠原が「今日という日を迎えられて、本当にうれしいです。心が健康な人なんて、そうそういない。追い込まれても頑張ってる人がいる。どこかにいる誰かに、この映画が届いたらいいなと思います」と、メッセージを送った。

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 映画『女たち』は、6/1(火)よりTOHOシネマズ シャンテほかで全国公開。

 

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