ドラマ

【インタビュー】「東京P.D.」キーマンを演じる草川拓弥「キャラクターを想像力でふくらませるのは好きだし、楽しい」

ドラマ 2026.03.10

フジテレビ系にて放送中の「東京P.D. 警視庁広報2係」は、福士蒼汰主演で描く社会派警察ドラマ。事件発生時の情報管理、メディア対応などを担う警視庁広報課2係に異動してきた主人公・今泉麟太郎(福士)の葛藤や奮闘を通して、警察内部やメディアを巻き込んだ人間模様を描いている。

そんな本作で、今泉を気に掛ける上司・安藤直司(緒形直人)の過去にまつわるキーマン・伊澤嘉人を演じているのが、超特急の草川拓弥だ。物語が終盤に差し掛かるなか、草川にインタビューした。

 

――本作の企画を聞いてどんなことを思いましたか?

刑事ドラマがたくさんある中、広報課を中心とした物語はすごく新しいなと思いました。警察の細かな動きを広報課の視点から見られるのは新鮮で、台本を読んでいて正直難しさもありつつ、楽しかったです。今までの作品だと自分の役を中心に作品を考えてしまう部分もありましたが、今回は本当に読者のような感覚で楽しめて。伊澤を演じる立場ではありますが、「広報課の物語がどうなっていくんだろう?」という期待を持ちながら読んでいきました。記者さんとの密なやりとりだとか、ある種独特な信頼関係があるんだと知ったのもすごく新鮮で。情報が世に出ていく過程や、情報を出す際の決定権なんかも面白かったですね。実際に報道記者を経験された方によって制作されたこともあって、リアルで臨場感があるなと感じました。‎

 

――ご自身が演じるキーマン・伊澤はどんなキャラクターですか?

キーマンと自分で言うとぞわぞわするような感覚ですが、誠心誠意全うしたいと思いながら演じています。伊澤はすごく正義感が強く、実直に物事を捉えながら、真っすぐ生きている人物なのかなと。出演シーンは多くはないものの、一瞬のセリフや間だけで、こんな人物なんだろうなというのは自分なりに想像できました。というより伊澤のキャラクター性は想像力でしか補えない部分もあったので、逆に自由にできた面もあるかもしれません。‎そうやって想像力で役をふくらませるのは、得意かどうかは置いておいて、好きで楽しいですね。それが役を生きるということだと思います。良い意味ですごく疲れるんですけど、ちゃんと想像してカメラの前にキャラクターとして立つことが自分にとっての役者だし、そうでありたいと大切にしていることです。

 

――刑事としてのビジュアルはどう作っていきましたか?

警察モノのイメージに寄り添っていった感じです。刑事として着るスーツは、いつもとは感覚が違う気がします。僕は役でスーツを着ることがすごく多くて、いろんなスーツを着てきましたけど、警察モノで着るスーツは気の引き締まり方が違うというか。「しっかりしなきゃ」という感覚になりますね。

 

――撮影現場にはどのような思いで入りましたか?

自分にとってゴールデン帯に久しぶりに帰ってきた機会でしたし、警察モノでもあったので、身の引き締まる思いで現場に挑みました。全体の撮影が進んでからの参加だったこともあり、作品のシリアスなテイストとは打って変わって明るく和やかな現場は居心地が良く、とてもやりやすいなと思いながら現場に入ったのを覚えています。 ‎

共演者の方でいうと吉川愛さんなど、もともと違う作品でご一緒した方がいらっしゃったので、控え室でメイクしているタイミングでご挨拶したり。若き日の安藤を演じる緒形敦さんとは、サッカーが好きという共通点を知りまして。ちょうど休憩時間にスマホでサッカー観戦しているのをちらっと見たので、「サッカー好きなんですか?」とお聞きしたら「そうなんですよ~」って。それから個人的にすごくうれしかったのは、助監督の方が僕の昔の作品に入ってくれていた方で、今回再会できたこと。どの現場に行っても、昔ご一緒した方がいると心強いですし、僕はそれがすごく個人的にうれしいですね。 ‎

 

――警察ドラマに出演することへの思いはありましたか?

僕は「踊る大捜査線」(97年ほか・フジ)が大好きで、ずっと見て育ってきました。実はちょうどたまたま見返していたタイミングでこのお話を頂いたので、びっくりして。それからは、「このシーンに広報課はいるのかな?」とか思いながら見るようになっていました。張りつめた緊張感と、ちょっとした緩和みたいなところが警察ドラマの醍醐味で面白さだなと思います。

 

――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

警察広報のことを知ってほしいなとも思いますし、僕が演じる伊澤がどんな人物で、どんなことがあったのかがだんだんと明かされていくので、楽しみにしてほしいです。 ‎

【番組情報】

「東京P.D. 警視庁広報2係」

フジテレビ系 毎週(火)後9時~9時54分

 

<第7話あらすじ>

 東京都庁に捜査二課の捜査員たちが家宅捜索に入る。都の行政担当責任者が小城幡建設に入札情報を漏らし、その見返りに2000万円を受け取っていたという官製談合防止法違反の容疑がかけられたのだ。  警視庁広報課2係の今泉麟太郎(福士蒼汰)と熊崎心音(吉川愛)は、この後に開かれる捜査二課のレクに備え準備をしようとしていたところ、今泉だけ捜査二課の刑事・仙北谷開智(味方良介)に強引に連れて行かれ、今回の談合事件の情報を記者にリークしてほしいと依頼される。  仙北谷いわく、今回の談合事件は内部告発により判明。容疑がかけられたのは都の行政管理担当部長・川島一喜と、小城幡建設の常務・澤田靖の2人なのだが、川島以外の人物にも金が流れているかもしれないという。しかし、その先を内偵捜査しようとしていたところ、警察上層部の働きかけで早々に家宅捜索が決行されてしまった。川島と澤田が逮捕された事により、これ以上の捜査ができなくなる可能性が高いのだ。  川島の“バック”にいるのは誰なのか――。  それを突き止めるため、マスコミの力で世間にこの事件を広められれば、引き続き捜査を進める理由が出来るはずだと主張する仙北谷。  時を同じくして、とある料亭には小城幡建設の役員と、大物都議会議員が密会していた。

 

Ⓒフジテレビ

最新号はこちら

menu