King & Princeが16日、東京ドームにて初の４大ドームツアー公演『King & Prince First DOME TOUR 2022 ～Mr.～』東京公演を開催した。デビュー当初から目標としていたKing & Princeにとって念願の初ドーム公演で、ジャニーズとしてもコロナ後初のドームツアーとなる。

King & Princeとしては2019年のツアー以来、約２年半ぶりの100％動員コンサートとなり、この日は約55000人を熱狂させた。

 

Overtureがフェードアウトすると、王子様風衣装を身にまとった平野紫耀、永瀬廉、髙橋海人、岸優太、神宮寺勇太の５人が、直径約10メートルの時計型の巨大観覧車“タイムービング”（タイム＋ムービングステージ）に乗って登場。

タイムービングの命名者である神宮寺が「東京ドームの皆さんこんばんは！　僕たちに会いたかったですかー！！」と呼び掛けると、５色のペンライトの波がひと際大きく揺れ、一気に会場が盛り上りをみせる。

 

４／13にリリースされたばかりの最新曲「踊るように人生を。」も披露され、赤いスパンコールの衣装を身に着けた５人は、東京ドームの雰囲気をコンサート会場から劇場へと変える。
「＆LOVE」やコンサート初披露の「Koiは優しくない」でキラキラアイドルの姿を見せてくれたと思えば、「Kiss & Cry」や「Bounce」ではクールなパフォーマンスでオトナの表情を魅せる一幕も。

 

岸プロデュースコーナーには御曹司（？）の“じぐ沢類”や、ハンバーガーの衣装を着た“バガ橋海人”ら強烈なキャラクターが登場。胸キュンセリフで競うMr.キュンキュン劇場や「フィジャディバ グラビボ ブラジポテト！」で会場を盛り上げた。

　また、中盤のMCでは、King & Prince待望の４thアルバム『Made in』のリリース（2022年６月29日発売）を発表するサプライズも。

「皆さんに、もっともっと幸せになってほしくて、そのために僕たちが何かをつくっていきたい、という意味で『Made in』というタイトルになっています」とアルバムタイトルへの思いが明かされると会場からは大きな拍手が。

 

ツアータイトルになっている「Mr.」は、彼らのジャニーズJr.時代のグループ名「Mr.King vs Mr.Prince」にちなみ、グループの原点そして歴史を好きになっていただきたいという願いを込めて付けられたものだという。

そのタイトルに込められた思い通り、デビューからこれまでの全シングル楽曲や、これまでに披露してきた人気曲はもちろん、ジャニーズJr.時代の楽曲もセットリストに組み込まれ、まさに彼らの原点と歴史を感じられるライブとなった。

 

最後にはメンバー一人ひとりからあいさつが。コメント全文は以下の通り。

■神宮寺勇太

「今回の『Mr.』というライブは、今まで僕たちがどんな曲をやってきたのかとか、どんなことをしてきたかっていうのが、少しでも皆さんに伝わればいいなと思ってつくってきました。Jr.時代から応援してくれる方もいらっしゃると思いますが、最近King & Princeのことを好きになってくれたという方々にも、もっともっと僕たちを好きになってもらえたらいいなという思いで、みんなで作りました。Mr.King vs Mr.Princeの時に東京ドームに来させていただいたんですけど、まさか東京ドームをやらさせていただくということは本当に考えもしてなかったです。そんな考えもしなかったようなことを叶えてくれたのは、ここにいる皆さんはもちろん、ずっとずっと僕たちを応援してくださった皆さんのおかげだと思っています。皆さんのおかげでこうしてひとつ夢が叶いました。もっともっとこれから叶えたい夢があるので、皆さんこれからも僕たちをずっと応援してください。今日はありがとうございました」

 

■髙橋海人

「みんなから普段もらっている愛をちゃんと返せるように、メンバーみんなで考えて、みんなで作って、みんなで遊んだステージです。楽しめましたか？　（大きな拍手）よかったです。始まってから今まで、一番前から一番後ろの遠くのみんなまで、みんなが僕たちに熱をぶつけようとしてくれてて、会場全体が一つになってるすごいエネルギーを感じて、キンプリファミリー強いなって思いました。みんな本当にありがとう。これからもいろんな景色をみんなで見ていきたいので、また幸せになりに来てください。今日はありがとうございました」

 

■永瀬廉

「僕らデビュー当初から言ってたんですけど、いつかこのメンバーで、King & Princeで、ドーム公演がしたい、と。こんなに早くその願いというか夢がかなったのは、本当に皆さんがすごく心を込めて愛情をもって僕らに接してくださったり、日ごろから常に応援してくださってるからやなって、本当に今日あらためて皆さんを見て感じました。この幸せな時間、幸せな空間をジャニーさんもみてくれてたかなと思うと、すごい懐かしい気持ちにもなるし、あらためて皆さんにもジャニーさんにもKing & Princeすごいなって思わせられるようなものをつくっていかないとなって強く思いました。また皆さんと一緒に笑いあって、すごい楽しかったねって言える時間をたくさん作っていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました」

 

■岸優太

「ずっと夢見てたドーム公演、『気持ちよかった』なんてものじゃないですね。その言葉じゃ正直片付けられないですね。『ド気持ちよかった』です(笑)。こうしてできたことは当たり前のことじゃないですし、皆さんをはじめとしたすべての人に感謝を伝えたいです。スタッフさんや家族、友達……日ごろ感謝をかみしめていればきっといいことが起こるはずです。毎回毎回当たり前じゃないことをかみしめて、人生を生きていって幸せに終えたいなと思っています。皆さんもぜひ、周りの方への感謝の気持ちを忘れずに楽しんで笑って、日々を過ごしてもらえたら何よりでございます。僕たちの願いです。今日はありがとうございました」

 

■平野紫耀

「ドーム公演が始める前は、僕たち実は、ものすごく不安だったんですよ。まだデビューして４年でドームは早いんじゃないかなとか、一番奥の皆さんまで僕たちの思いは届くのかなとか、そんな表現力足りてるのかなとか思ったりしたんですけど、皆さん、僕たちの思いは届きましたか？　（大きな拍手）ありがとうございます。本当にみんなに思いが届いていたのであれば、こんなにステキな景色を見せてくれた皆さんにもスタッフさんにもそしてメンバーにも本当に感謝しています。でも僕は今日だけでは満足していません。こんなにステキな景色があるのなら、もっとステキな景色があると思います。それを僕たちKing & Princeとティアラのみんなで見に行きたいなと思ってるんですけど、皆さんこれからも僕たちのことをどうぞ応援してください。僕たちも、もっともっとかっこよくなって、皆さんが胸をはってKing & Princeのファンだともっと言えるように頑張ります。これからもKing & Princeをよろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました！」

 

今ツアーでは、福岡、大阪、東京（～４／18㊊）、愛知（５／14㊏、15㊐）と４都市を巡り、全10公演、合計46万人の動員を予定している。