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韓国出身の5人組ロックバンド、FTISLANDの日本メジャーデビュー5周年アニバーサリーを締めくくるツアー「FTISLAND 5th Anniversary Autumn Tour 2015 “Where’s my PUPPY?”」が、10/29に日本武道館公演でグランドフィナーレを迎えた。
今年5月には、5周年記念アルバム『5…..GO』を引っさげたアリーナツアーで約4万5000千人を動員したが、今回はファンとより近くでステージを楽しみたいというメンバーの思いから、8都市13公演のライブハウス&ホールツアーを敢行。最終日となった日本武道館公演では約1万2000人を動員、総勢約4万人を動員するという盛況ぶりとなった。
FTISLANDが武道館で単独コンサートを行うのは約4年ぶり。「武道館!おひさしぶりです!」というボーカル、ホンギの絶叫でスタートしたライブは、1曲目の「Hourglass」から早くも会場と一体となり、熱の込もったステージを展開した。 自分たちの後ろまで360度埋まった客席を見わたし、感謝の気持ちを伝えたメンバー。だがドラムのミンファンは「後ろから見られるのは、恥ずかしいです(笑)」と照れると、ホンギも「後ろを向いてミンファンとアイコンタクトすると、人がいるからいつもと違う感じ」と笑顔で語った。
「大人のFTISLANDを見せたい」「ステージと客席のこの近い距離を使って、もっとアーティストFTISLANDを見せたい」と、「BPM69」ではスンヒョンとジョンフンのギターアンサンブルで、“大人”な空間を提供。
「To The Light」と「PAPER PLANE」ではミンファンがステージセンターに出て来てカホンをたたき、アコースティックセットを披露した。なかでも、驚きを与えたのが「To The Light」。スンヒョンのアコースティックギターのソロで始まり、ボサノヴァのリズムにジェジンのアンニュイなボーカルが乗る。さらにジェジンからのバトンを受けたホンギが、語りかけるように優しく歌う。次のサビではファンと共に高らかに歌い上げ、その一体感に「Good job!」と満足気な笑みを見せたホンギ。夏のアリーナツアーでは、ロックの楽しさや力強さを見せた彼らだが、今回は「自分たちの感情をもっと表現したかった」というホンギの言葉通り、アレンジも原曲とガラリと変え、さらなる音楽性の広がりを感じられるライブとなった。
「Moonlight」では、ホンギ以外のメンバーもそれぞれユニークなアレンジで歌声を披露。ジョンフンは大学生のお兄さん(?)風、ミンファンは愛きょうでかわいらしく熱唱し、ファンからは黄色い歓声が。一方、オペラ調で見事な歌声を聞かせたスンヒョンと、ミュージカル風に全身を使って表現したジェジンは、会場の笑いを誘った。アーティストとしての姿はもちろんのこと、そんなおちゃめな彼らの姿にもファンは大興奮の様子だった。
終盤からアンコールにかけては、FTらしいロックの応酬。子犬をテーマにした新曲「PUPPY」では、ファンが「BOW!」という犬の鳴き声を大合唱して大盛り上がり。
Wアンコールでは、血だらけのシャツにカラーコンタクトをしてゾンビに扮したホンギが登場。
「ハロウィンの雰囲気にしたくて。似合ってますか?」というと、次々とコスプレをしたメンバーを呼び込んだが、ジェジンはハリー・ポッター、ミンファンはスーパーマリオ、スンヒョンはスパイダーマン、ジョンフンはかなり本気のトランスフォーマに変身。メンバーたちはコスプレ姿で「Falling Star」で全力疾走し、日本武道館公演のみのスペシャルステージとなった「未体験Future」ではファンと共にジャンプを楽しんだ。
ラストは、本ツアーで恒例となった動画撮影。ツアー中は次の開催地に、ファンと一緒にバトンを渡すという趣旨だったが、ファイナルの本公演では「来れなかった人へのメッセージ。武道館まで無事に終わりました。みなさん、お疲れさまでーす!次は、僕のソロアルバムで会いましょう!」と12月にリリースされるホンギの1stソロアルバムについてコメントし、5周年のアニバーサリーイヤーのファイナルステージを大盛況で終えた。
FTISLAND公式サイト http://ftisland-official.jp/