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【インタビュー】「ばらかもん」主演の杉野遥亮、親友役の中尾明慶曰く「杉野くんはすごくピュア。子供たち相手にも全力でぶつかる姿がステキ」 杉野「中尾さんは普段から男らしい」

ドラマ 2023.08.16

フジテレビ系にて放送中の水10ドラマ「ばらかもん」。GP帯連続ドラマ初主演の杉野遥亮が主人公の書道家・半田清舟を演じ、長崎県・五島列島を舞台に、自然豊かな島暮らしや島民たちの温かさに触れる中で成長していく“ハートフル島ストーリー”だ。先日放送された5話では清舟が東京へ戻り、親友であり仕事のパートナーでもある川藤鷹生(中尾明慶)との友情も描かれる場面も。今夜8/16(水)放送の第6話より、物語はついに第2章へ。杉野と中尾が取材会に登場し、本作への思いや撮影の裏側を語ってくれた。

 

——同級生で親友役のお2人ですが、実年齢では中尾さんが年上に。年齢差のギャップで難しさを感じることは?
杉野 あまり年齢は気にしていませんし、清舟は川藤に甘える立場なので、ギャップを感じることもありません。5話では、監督から「川藤に結構甘えて」という指示もあって。清舟としても、そこからさらに甘えられるようになってきています。
中尾 僕も年齢は関係ないかなと思っています。もちろん、視聴者の方が「同級生に見えない」と思っていたら別ですが(笑)。
杉野 普段の中尾さんも男らしいので、頼りになるなと思っています。こう見えて(笑)。
中尾 こう見えてって、おい!(笑)
杉野 本当に頼りになります!(笑) 子供たちと関わるなか、中尾さんや遠藤(憲一)さん、鷲尾(真知子)さん、いろんな大人の方々に助けられている実感があって。中尾さんは子供たちとの接し方が特に上手で、状況を見ながらいろいろ対応してくれるんです。中尾さんのような先輩がいてくださって、ありがたいです。
中尾 頼られるのはうれしいですね。杉野くんはすごくピュアだから、子供たちにも全力でぶつかっていく姿がステキ。しかもその後、「ちょっと叱っちゃったんです……」って相談してくれるんです。僕は「それはそれでいいんじゃないかな」と言ってあげる人間も必要だと思って、見守るような役割を担っています。そう考えると、僕ら2人の関係は清舟と川藤の関係性に近い部分もあるのかもしれません。

 

——具体的には、子役たちとの撮影はいかがですか?
杉野 大変です(笑)。
中尾 第一声が「大変」って!(笑)
杉野 もちろん子供たちの明るさに救われる部分もありますし、近くで成長をみられるのは励みになります。でもやっぱり、なる(宮崎莉里沙)、陽菜(寺田藍月)、ケン太(加藤叶和)の3人が揃うと大変で、「これは修行かな?」と思うこともあります。
中尾 杉野くんがしっかり引き締めてくれるから、僕はもう甘やかすだけ甘やかしていますね(笑)。
杉野 中尾さんはやっぱり、子供との接し方をちゃんと知っている方だなと思います。遠藤さんよりも(笑)。
中尾 遠藤さんは意外と苦手みたい(笑)。ケン太役の加藤叶和くんが将来の夢を話してくれた時、「役者はやりたい、書道家にもなりたい、警察官も」と言っていたのに「そんなには無理じゃないかな」と言っていたことがあって(笑)。僕からその場でダメ出ししておきました。
杉野 やっぱり、中尾さんは頼もしいですね。
中尾 僕、子供がいるから。息子の友達が家に遊びにくることもあるし、そういう環境に慣れているのかも。ただ、真面目なシーンがある時はちゃんと切り替えようとも思っています。

 

——子供たちといる時だけでなく、杉野さんの現場での座長ぶりはいかがですか?
杉野 毎日、てんてこ舞いですよ!
中尾 いやいや、ちゃんと引き締めてくれてるよ。緊張感を自らつくって、僕ら含めキャストやスタッフに対してもしっかり締めてくれる座長だと思います。子供たちもいる現場だから、そういう人じゃないと、どんどん「楽しい」だけが先行していってしまったと思う。もちろん、お芝居の面でも頼りになります。胸を張って「ついて行こう」と思える座長です。
杉野 (照れながら)本当ですか!? うれしい!
中尾 そんなに照れる?(笑) 撮影中はあまり感情を表に出さない印象だったから、そんなに喜んでくれるなんて。本当にピュアな人なんですよね。
杉野 作品に入っている期間は、会話が苦手になってしまうんです。だからこそ、こうやって取材などの機会がないとしっかり話ができいないから……。台本のこと、子供たちのこと、書道のこと、いろんなことにアップアップになってしまうなかで、そういった言葉をもらえると、すごく「頑張ろう!」と思えます。今回、聞けてよかったです。

 

——物語も後半へ。今後の見どころを教えてください。
杉野 前半は清舟と島の人たちがどう関係を築くかに重きを置いていましたが、後半は作風が変わってくるなと思っていて。清舟と父親の話だったり、川藤との関係だったり、浩史(綱啓永)の将来だったり、なるの家庭の話だったり。人間的に深い部分が描かれて、人間ドラマに近くなっていきます。もちろんそこに五島の風景があるからこそ、また一味違った人間ドラマが味わえるでしょうし。
中尾 感情がドカッと出るシーンが多いよね。僕も杉野くんの言う通りだと思っていて。今までは自然の中でのんびりとした時間が流れていたけど、少しずつ慌ただしくなっていきます。人間の喜怒哀楽が明確にみえてくるので、注目してほしいですね。

 

【番組情報】
「ばらかもん」
フジテレビ系 毎週(水)後10時~10時54分

Ⓒフジテレビ

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