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7/8(金)よりAKB48のドキュメンタリー映画第5弾『存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48』が公開。プレミア上映会にAKB48の入山杏奈、大和田南那、柏木由紀、木﨑ゆりあ、小嶋陽菜、込山榛香、島崎遥香、峯岸みなみ、宮崎美穂、向井地美音、横山由依、渡辺麻友の12人と石原真監督が登壇した。
高橋みなみの後任として総監督となった横山由依は、「こうした映画の舞台あいさつで一番初めに話をさせていただくのも、たかみなさんがいなくなってから初めてなので、ドキドキしています。前作から2年経ちますが、登壇しているメンバーも前回から変わって、若いメンバーがたくさんいます。この2年で、AKB48グループにも大きな変化がありました。メンバーが卒業したり、海外に移籍したメンバーがいたり、それぞれにたくさんの経験させていただいた2年だったと思います」と現在のAKB48を振り返った。石原監督は、開口一番、「AKB48の皆さんへの懺悔」と語り出し、メンバー全員を出せなかったと、取材時間のわりに使用時間が少ないことを挙げると、峯岸から「取材に呼ばれてないぞ!」と恨み節が飛び、会場は大爆笑、「悪いのは僕です。小嶋さんは今日からじゃんじゃん撮ります(汗)」と謝るも、先の選抜総選挙で卒業を発表した小嶋も「私も何で、インタビュー、呼ばれてないの?(笑)」と攻勢を。「撮影期間中に、(小嶋が)未来から来た人(ニャンニャン仮面)という、どう受け止めていいのか分からない感じだったので」と、監督は苦笑いで弁解していた。
渡辺は「石原監督は昔からAKB48のことを熱狂的に応援してくれてきた方なので、玄人目線というか、ずっと見てきてくれた方だからこそ作れる作品だと思いました」、柏木は「今まで以上にいろんな出来事やメンバーが描かれていて。ポジティブに描かれているので、AKB48の将来につながるような作品になっていると思います」と感想を。先のシングル「翼をください」で初センターを務めた若手メンバーの向井地は、「先輩方も、私たち後輩メンバーも幅広く取り上げてくださっていて。先輩方の背中を見て、世代交代というか、これから私たちがどうすればいいのかと考えさせられる作品でした。個人的には、私のオーディションの時の映像が映っていてビックリして」と語ると、メンバーも「もう、赤ちゃんみたい。超かわいかった」(渡辺)、「3年前のことなのに、すごく昔に感じました」(横山)と向井地の昔の映像を懐かしんでいた。
また、石川監督は、「AKB48が10周年だし、たかみなさんの卒業もあっての構成を考えていたけど、横山さんがたかみなさんの卒業コンサートで言った『第2章が始まります』という言葉で、そうかと思い直して。AKB48の第1章は、(12年の)東京ドームだと思ったけど、やっぱり違うなと思って構成し直した感じです」と制作秘話を。今年の選抜総選挙で卒業を発表した小嶋は、「発表したのはつい最近ですが、卒業を意識していたのは何年か前。卒業に片足を突っ込みながら活動をしてきた感じだったので、状況の変化はないんですが、この映画を観させていただいて、これからのAKB48を作っていくメンバーの気持ちが入っていて。『頑張ってね』と思いながら映画を観ました」と感想を。また、1期生から見たAKB48の節目について聞かれ、「私は横浜スタジアム(高橋の卒業コンサート)で、由依ちゃんの隣にいたんですけど、『第2章~』と言われて、えっ!と思って(笑)。私は1期生だから、当初の目標である東京ドーム公演、あっちゃん(前田敦子)の卒業までが第一章だと思ってたんけど」と小嶋。すると、「由依の『第2章~』って言葉で、私たちの心の置きどころは……と、思ってたんだけど」と峯岸も思わず吐露。「そういう複雑な気持ちもありつつ、やっぱり主要メンバーの卒業のたびに節目だったかなと思います。陽菜の卒業を目の当たりにした時に、また新しいAKB48に始まるのかと思ったら、ドキドキするような、でも寂しいような複雑な思いがあります」と語った。
本作ではHello!Projectを手掛けてきた「つんく♂」や、ももいろくクローバーのマネージャーへの取材も敢行。木﨑は「映画を観て、すごく新鮮でした。AKB48がこう見えてるんだっていうのが分かって」、入山は「アイドルがアイドルに、自分たちをどう思ってるのか聞くのはタブーのような感じがしていたので、そこに踏み込んだということはすごく面白いなと思いました」と感想を。本作で触れたメンバーの卒業後について、島崎は「それぞれ卒業後の道があって、私もみんなも、いつかは卒業が訪れる時がくるので、自分の将来はどうなるのか楽しみ」と。劇中には焼肉店を営む元メンバー・内田眞由美の映像もあり、宮崎は「内田眞由美ちゃんは同期。一緒に活動をしている時には、まさか焼肉屋になるとは思ってもいなかったので、いろんな人生があるなと(笑)。私も焼肉屋をやりたいなと思ったら、卒業なのかな(笑)。フライドポテト屋をやってみたい」とコメントし、笑いを誘っていた。さらに海外で活躍するメンバーについても触れ、大和田は「移籍して海外に行くのは、私だったら難しいと思うので、そんな大きな決断をしている先輩の姿を見て学ばせていただくことが多かったです」、込山は「言葉や文化も違うけど、歌はAKB48の曲を歌っていて、やっぱり“48”グループなんだなと思って。海外でも仲間がいるのが心強いなと思いました」と語った。
最後に、横山は「映画は“存在する理由”っていうタイトルなんですが、それが何なんだろうともがいている姿が描かれています。皆さんが劇場に足を運んでくださったりすることで私たちが存在していると思いますが、その存在の理由を探し続けていくのが、これからのAKB48だと思います。ドキュメンタリー映画・第5弾、ぜひ、全国の劇場でご覧ください」とPRした。
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