80年代に日テレ系で放送され、大人気を博したドラマ「あぶない刑事」最新映画『帰ってきたあぶない刑事』が、５／24㊎公開に。記者会見に、舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオルが登壇し、抜群のチームワークを披露した。

　舘が「今回、若いスタッフで今までとは違う映像になっているので、ご期待ください」と挨拶すると、柴田も「出会って37年、相変わらずチームワークよく、ステキな映画が出来ました。お楽しみに」とコメント。一方の浅野は「若いスタッフと共演者から『幼稚園で見てました』と言われて。一瞬雰囲気を悪くしかけましたが、頑張って参加させていただきました」と笑わせると、仲村も「捜査課長になってめでたいと言われましたが、最近の仕事では大会社の社長や総理大臣を演じてきたので……ビックリするくらいの格下げです。37年間ずっと後輩ポジションで」と笑顔を浮かべた。

　前作の映画『さらば あぶない刑事』から８年目での新作公開に、舘は「この４人が揃うと最強だと思う。とにかく、恭様がいれば、何も怖くない」と、相棒への信頼を明かすと、柴田も「舘さんに会いたい、トオルくんに会いたい、温子さんと芝居したいと思いました」とチームへの想いを語った。さらに、現場については舘が「スタッフが今までと違う若いスタッフで。映像が新しい感じで、よかった。現場は楽しかったです」と語ると、柴田は「はじめて『あぶない刑事』に関わるスタッフが、“ダンディ鷹山(舘)”が来た、“セクシー大下（柴田）”が来たという感じで受け入れてくれて。最後までリスペクトしてくれて楽しかった」と。さらに舘は「前は前で良かったし、今は違った撮り方をしているので、満足していただけるものが出来ると思います」と自信を明かした。

　そんな２人に対して浅野は「変わんないなと。ゾンビですね」と語ると、舘が「(本作の浅野演じる真山薫は)破壊力がすごい。しっかりしたストーリーだけど、登場すると破壊していく」と明かすと、仲村も「テレビシリーズの頃は“いい女風”でしたけど」と浅野をいじりつつ、「40年近くカッコいいのは奇跡」と２人を絶賛。

　さらに、アクションについて聞かれると柴田が「全力で走るシーンを撮りましたが、テロップを入れてほしいと頼んだんです。『72歳と２か月』と」と本音を明かし笑わせると、仲村から「テロップは入らずに、早送りになると思います」とツッコミが。

 　また、「あぶ刑事」と言えば、タカ(舘)が乗るハーレイと、ユージ(柴田)が運転するレパードだが、舘は「ハーレイとレパード見ると『あぶない刑事』だと思います」、柴田が「(レパードは)運転しやすかったし、馴染んでる感じがしました」と、懐かしい“相棒”との撮影を振り返った。

　映画は、前作で刑事を退職し、ニュージーランドで探偵業を営んでいた鷹山と大下が帰国。２人を追ってニュージーランドに渡った薫、港署捜査課長の透(仲村)らおなじみのメンバーが登場する。