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ジャニーズJr.のHiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、Jr.SP、少年忍者、フレッシュジャニーズJr.が舞台「ジャニーズ・アイランド」の取材会に登壇。
「ジャニーズ・アイランド」はジャニー喜多川氏の集大成として位置づけられた舞台で、人間の喜びと悲しみを暦通り12のショーで表現し、少年たちが13月にユートピアを探し求めるストーリー。12年の初演からシリーズ11作目となる今回は、ジャニー氏の「全員が主役!」との言葉通り68人全員が座長を務める。
■髙橋「ジャニーさんの言葉を僕たちが伝えられるのはありがたい」
前日に初日を迎え、まずは感想を各グループの代表がコメント。
HiHi Jetsの髙橋優斗は「今まで、キンプリの皆さん、スノストの皆さん、Travis Japanの皆さんといった先輩に引っ張っていただいていたんだなとすごく感じました。今回はタイトルに『THE NEW WORLD』とあるように、キャストも世代が1つ変わって、先輩の後を追うより、新しいものを作っている感じになっています。ジャニーさんの言葉というのを僕たちの表現で伝えるのは、ありがたいことだなと思いながら、お正月を過ごさせていただきました」と笑顔を見せる。
美 少年の岩﨑大昇も「年明けの元旦からお仕事させていただくのはうれしいですね。今年の『ジャニーズ・アイランド』はすごく新鮮で、同じ“13月を探す”というストーリーでも、ジャニーさんに直接教わった世代と、そうでない世代の融合がものすごく新しくて、ものすごく面白いものになっていると思います。やっていてすごく楽しいです」と笑顔を。
7 MEN 侍の中村嶺亜は「『THE NEW WORLD』ということで新しい一面も多い舞台。僕たち7 MEN 侍は今までもバンドをたくさんやらせていただいていたんですけど、今回も新しい一面というか、今までギターの音が入っていない曲でもギターを弾いたり。僕たちとしては3曲目のオリジナル曲の『シャウト』という曲があるんですけど、今までの2曲とは違ったヘビーなサウンドになっています」と自身の新曲をアピール。
Jr.SPの和田優希は「僕たちJr.SPはそれぞれバレエやアクロバット、歌、顔と、それぞれの分野を生かせるようなことを毎年やっております。どの場面を見てもSPの誰かしらはいるな、というようなことをやらせいただいているので、今年もさらに前回の舞台よりもクオリティを上げた状態をお届けできると思うので、ぜひ、見ていただけたらと思います」と自信を見せた。
少年忍者の川﨑皇輝は「『ジャニーズ・アイランド』は2年ぶりということで、久しぶりに本番を迎えられて、年末年始をすごく感じている。少年忍者も2歳、年を取りまして、本当に成長したなというのを皆さんに見ていただけると思います。少年忍者は22人いまして、黄色を着ているんですけど、『黄色多いな』と思われる方もいらっしゃると思うんですけど、人数の華やかさで『ジャニーズ・アイランド』を盛り上げていけたらなと思っています」と意気込みを語った。
■織山「“68人VS織山尚大”っていうくらいの勢いでやってやろうと」
「『全員が主役』とのことで、自分の魅力をアピールしてください。……挙手で!」という早い者勝ちの質問に、真っ先に手を挙げたのは髙橋と猪狩蒼弥(HiHi Jets)。元気よく挙手した2人だったが「みんな挙げると思った……」(猪狩)と、ノープランでの挙手に場が和む。
それでも髙橋は「マジックコーナーがあるんですけど、あそこが一番僕は輝いています! 客席を温めるための“べしゃり”をしていて。たまに凍えさせてしまうんですけど」と冗談を交えながらも力強くアピール。猪狩は、『戦争』シーンのラストで平和のメッセージが込められたセリフが「間違いなく僕の見どころ」と。このセリフは滝沢秀明氏から直々に、戦争だけではなくこのコロナ禍も含めて平和のメッセージを考えてほしい、と託されたもので、本番まで一部のスタッフにしか知らされていなかったそう。年末に完成したという、そのセリフに注目を。
同『戦争』シーンでは、浮所飛貴(美 少年)は「『特攻隊』では実際に隊員の手紙を読ませていただいて、滝沢さんからたくさんアドバイスをいただいた。立ち振る舞いや声の発声も勉強して、自分では一番良いシーンになっていると思います」。
藤井直樹(美 少年)も「『ライフル』のシーンで隊長を任せていただいて、正直リーダーと聞いた時は自分でいいのかと戸惑いがありました。練習で滝沢さんが『もっと自信を持っていいよ』と言ってくださって、そこから自分でも自信を持つことができました」と語った。
フレッシュジャニーズJr.の鈴木瑛朝が「スケートボードをやらせていただいてるんですけど、かっこよさを出したいなと思って頑張りました」と話すと、“お兄ちゃん”として一緒にパフォーマンスをした中村が「感慨深いことがありまして、僕も初めてスケボーを披露したのがこの帝国劇場だったんです。2010年の『滝沢革命』で、その時にデビュー前のKis-My-Ft2さんと一緒にすべらせていただいたんですけど、その当時の僕の姿と重なって。キスマイさんから見たら僕はこんな風に映ってたのかなって感じて、一緒にスケボーできるのがうれしかったです」感慨に浸る場面も。
劇中でソロダンスを披露する織山尚大(少年忍者)からは「僕は『苦悩』をテーマにやらせていただいたんですけど、ジャニーさんがめちゃくちゃ褒めてくれた自分のひとつの武器を、どうみせようかなとすごく考えて、振り付けも自分でやらせていただきました。大前提として、少年忍者を背負ったうえでこのステージで輝いてやろうって。今回は68人全員で歌って踊るナンバーが何曲もある中で僕が1人で踊るということで、“68人VS織山尚大”っていうくらいの勢いでやろうと思っています。毎公演、千秋楽まで変わらず突っ走りたいと思います」と熱い言葉が飛び出した。
■タイタニック新演出「SWING SHIP」に注目!
人間の営みの中の悲劇として演じられてきた『タイタニック』には、巨大な船に揺さぶられるアクロバット演出が新たに追加された。「SWING SHIP」と題されたこの演出には、アクロバットを得意とするメンバーの中からオーディションを経て選抜された精鋭10人が参加。
元木湧、内村颯太、深田竜生、豊田陸人(いずれも少年忍者)が土台として全長6メートルの船を大きく揺らしながら支え、甲板では菅田琳寧(7 MEN 侍)、安嶋秀生、稲葉通陽、川﨑星輝(いずれも少年忍者)、松井龍、林蓮音(いずれもJr.SP)が息もつかせぬ激しいアクロバットを展開し、タイタニック号の沈没を表現する。
この甲板メンバーには体重制限があり、菅田は「どうしても出たくて」3キロ絞って臨んだという。
大ジャンプを披露する林は「僕、実は高所恐怖症で絶叫系も苦手で。最初はめちゃくちゃ怖かったですし、今、本番中もハラハラドキドキします。でも、お客さんにもハラハラドキドキしていただきたくて、下で支えてくれる人たちを信じて飛んでいます。背汗がビチョビチョですごいです」と覚悟を見せた。
21年の年末に放送された「SASUKE」(TBS系)で活躍した安嶋は「僕はわりと絶叫系とかジャンプするのとかは好きなので、僕は選抜された時からうれしかったです。選抜されたからにはお客さんをドキドキさせるように、自分たちで『もっとこうしたら怖く見えるよね』とか相談し合って今のステージになっています。『ここをアレンジしたのかな?』とかそういうところも見ていただけたら面白いんじゃないかなと思います」と余裕の笑みを。
髙橋からの「『SASUKE』とどっちがきつい?」の問いに「いや『SASUKE』っすね!」と安嶋は即答。髙橋は「『SWING SHIP』に出てる人はアスリート気質の人が多いですね」と過酷なシーンを演じるメンバーをたたえた。
■今年のお年玉事情は…!?
毎年主役から出演者にお年玉が配られるのが恒例だが、今年は「HiHi Jetsから」、「美 少年から」配られたという。髙橋は「カウントダウンコンサートでKinKiさん、塚田くん(A.B.C-Z)、北山くん(Kis-My-Ft2)、宮舘くん(Snow Man)、あと滝沢さんからお年玉をもらったので、横流しって言ったらあれですけど」と照れ隠しをしつつ「滝沢さんにお年玉手当をお願いしようかなと……」と笑った。
『ジャニーズ・アイランド THE NEW WORLD』は1/26㊌まで帝国劇場で上演される。