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2023年大河ドラマが、徳川家康を主人公とする「どうする家康」に決定した。
現在放送中の「麒麟がくる」にも登場している家康だが、単独での主人公となるのは、滝田栄主演の「徳川家康」(1983年)以来、40年ぶり。
脚本は古沢良太で、主演は松本潤が務める。
乱世を生きる運命を受け入れ、未来を切り開いた男を描き、演じる両者が本作に向けた意気込みを語った。
<松本潤>※コメント全文
初めに聞いた時はビックリしました。
自分に大河のオファーが!?
しかも、誰もが知っている、あの家康を!?
脚本が僕も大好きな古沢亮太さん!!
しかしうれしかったのと同時に、大きな不安も感じました。
そんな大役を自分が務め上げられるのかと。
初めにこの話は聞いたのは昨年の11月。
嵐として2020年いっぱいまでは走り切りたいと思っていた僕は、これだけの大きなことを決めることはできないと思い、結論を待っていただきました。
スタッフの皆さんには本当に感謝しています。
そして年が明けてから今一度考えました。
嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません。
また次に、心血を注いでみんなとモノづくりができるなら、この大きな挑戦をしてみたい。
古沢さんの考える家康像はとても斬新です。
今までと違う新たな家康を一緒に作っていけたらと思います。
そして乱世に振り回されながら、必死に生き抜き戦国の世を平定させた人物を熱く演じられたらと思います。
日曜の夜を大河ドラマが好きな方はもちろんのこと、若い世代の皆さんにも楽しんでいただけるようなエンターテインメントをお届けできるよう一所懸命やらせていただきたいと思います。
<古沢良太>※コメント全文
誰もが知る戦国の覇者。今さら大河ドラマでやるのがちょっと恥ずかしいぐらいの超ベタな偉人。
なのに信長や秀吉に比べてなぜか人気がないような。
ずるがしこく立ち回ったあげく、棚ぼたで天下が転がり込んできたイメージだから?
しかしそれこそが、私が家康に惹かれる理由です。
カリスマでも天才でもなく、天下取りのロマンあふれる野心家でもない、ひとりの弱く繊細な若者が、ただ大名の子に生まれついた宿命ゆえに、いやが応にも心に鎧をまとわされ、必死に悩み、もがき、すべって転んで、半ベソをかきながらモンスターたちに食らいつき、個性的な仲間たちとともに命からがら乱世を生き延びてゆく。
それこそ誰もが共感しうる現代的なヒーローなのではないか。
人生は、正解のない決断を「どうする?」と迫られることの連続でしょう?
そう提案させていただき、大胆に、プレッシャーを楽しんで書かせていただこうと思います。
主演の松本潤さんは、華やかさと親しみやすさを持ち合わせ、私の描きたい主人公像「ナイーブで頼りないプリンス」にまさにピッタリ。
彼と一緒に、毎週ハラハラドキドキ泣いて笑って駆け抜ける一年間をぜひお楽しみに!
※2022年夏、クランクイン予定