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TBSの人気クイズ番組「東大王」。
長年、東大王チームのメンバーとして熱いクイズバトルを見せてくれた鈴木光さんと林輝幸さんが、3/24(水)の「東大王 卒業SP」をもって番組から卒業する。
そんな2人に番組卒業にあたっての思いや、後輩・視聴者へのメッセージ、そしてこれからについて伺いました。
――「東大王」での活動を振り返っていかがだったでしょうか
鈴木 私はこの4年間、東京大学での学業を第一の柱として、予備試験、司法試験、海外ロースクールの受験準備を行っていたので「東大王」の撮影をお休みすることが何度もありました。長期でお休みする前は心苦しく、「東大王」をやめた方がいいのではないか、とスタッフの方に相談しながら、その都度優しい言葉をかけていただきました。「東大王」の関係者の皆さんに助けてもらいながら卒業まで頑張ることができました。こんな風に学生の思いを大切にしてくれた番組に本当に感謝しています。
林 僕は気付いたら2年たっていたな、という感覚です。とはいっても、最初の1年と最後の1年では、感じ方が少し違うように思います。最初の1年間はクイズの形式やテレビという環境など慣れないことが多く、手探りで過ごした1年間でした。一方、2年目は少しずつ感覚もつかめてきて、チームがより強くなるためにやるべきこと、そのために自分ができることを遂行していくうちに1年が終わろうとしているという感じです。
鈴木 コロナの影響を受けて大学の授業もすべてオンラインになり、そういった状況の中でより強く思うようになったのですが、私にとって「東大王」は、もう一つの大切な事を学ばせてくれる学校のようなものでした。
また、InstagramやTwitterでは、私が知らなかった多くの事をフォロワーの方々から教えていただき、応援していただきました。人の温かさや、周りの人と助け合うことの大切さを学べた4年間だったと思います。
林 東大生というと、世間一般の中ではちょっと浮いた存在というか、メディアでは少し特殊な扱いを受けるという印象があります。しかし、「東大王」という番組は、「できたら褒める」「できなかったら叱る」という単純明快な図式がMCのお二方を中心に作られています。そのおかげで、「東大王」という番組は自分が自然体でいられる場所でもありました。
また、この2年間を通して、東大王チームの一員としてクイズの知識が増えたのはもちろんですが、番組という1つのエンターテインメントの構成員として、仕事との向き合い方や、クイズのプロとして求められる立ち振る舞いなどを学んだというのも自分の中では大きな収穫であり、1人の人間として大きく成長する機会をいただいたと思っています。
――番組内で、印象に残っていることは?
鈴木 ハワイでの撮影が印象に残っています。キラウェアの火山活動をヘリコプターで上空から眺めることや、カヤック、伝統料理など、普段できないようなたくさんの経験をさせていただいて、とても楽しかったです。
林 挙げていくとキリがないのですが、あえて1つ挙げるとしたらやっぱり初登場の回ですかね。鳴り物入りのような形で登場してからの、1問目での大空振り(※「ツイスト」が答えの問題で「ジャスコ」と誤答。以来、林の愛称がジャスコに)。共演者の方々の驚きとも笑いともとれる表情や、自分の手の震え、体温、鼓動など、あの時感じたこと全てが強く印象に残っています。
――ちなみに“ジャスコ”というニックネームは、ご自身ではどう感じてらっしゃいますか?
林 名付けられた時は「大変なところに来てしまったな」と思いました。誤答をここまで擦られることって、普段ないですからね。ただ、あの時の「ジャスコ」という誤答がなかったら今の自分はいないと思いますし、そういう意味では誤答をニックネームにまで昇華してくださったMCのお二方に感謝したいです。
――お2人は「東大王」以外の番組にも多数出演されましたが、印象に残っている番組はありますか?
鈴木 どの番組も、クイズであったり、宇宙の話だったり、勉強になる番組ばかりでしたが、夏井先生から直接俳句の作り方を教えていただけた「プレバト!」(TBS系・毎週木曜後7時~8時)は特に印象に残っています。17文字という短い文字の中でいかにして鮮やかに空間を表現するか、感性と技術の両方が要求されるのが大変面白かったです。
林 「林先生の初耳学」(TBS系・毎週日曜後10時~10時54分)が印象に残っています。毎日クイズに触れ、クイズという文脈の中で生活してきた自分にとって、普段の生活では得られない新鮮な発見がたくさんあったように思います。
――お2人の卒業後、東大王チームの主軸となっていく後輩たちへのメッセージをお願いします。
鈴木 とにかくクイズを楽しんで自分の好きな分野を頑張ってください! そしてもし困った事とかあったら、いつでも相談してください。
林 東大王のメンバーには、幅広い知識や勝負強さなど、様々な要素が求められます。そして、それらの要素は一朝一夕で身につけられるものではなく、努力しているのに結果がついてこず、つらく感じる時もあるかもしれません。ただ、どんなにつらくても、「クイズを楽しむ」というマインドだけは忘れて欲しくないと思っています。「東大王」という番組は東大王チームと芸能人チームの“真剣勝負”という構図の上に成り立っていますが、クイズはどこまでいっても遊びであることには変わりありません。壁にぶつかった時に下を向くのではなく、全力で楽しんで乗り越えて下さい。
――視聴者の皆さんに伝えたいことは?
鈴木 最初に東大王に出演させていただいてから4年間、温かい目で見守ってくださってありがとうございました。SNSを通して皆さんにたくさんのことを教えていただきました。卒業回はどうなるか全く予想がつきませんが、最後まで全力を出し尽くして、皆さんに楽しんでいただけるようなクイズが出来ればと思います。
林 僕が初めて「東大王」に出た時は“とんでもない奴が来たな”と思われたかもしれませんが、皆様の温かい応援のおかげで2年間走り続けることができました。本当にありがとうございます。この2年間で得た知識、技術、勝負勘、全てをこの卒業SPにぶつけようと思います。
――最後に、これからの夢や目標を教えてください
鈴木 私は渉外弁護士になる事が夢なので、国内と海外の両方の弁護士資格を取得し、まだ研究されていない分野なども積極的に学びながら国際的に活躍したいです。
林 今後はタレントとして活動しつつ、クイズという文化を広める事業もしたいと思っています。テレビ番組やYouTubeのおかげで、クイズを見て「面白い」と感じる人はだいぶ増えたように思いますが、「実際にクイズをやってみたい」という欲求に応える環境はあまり整っていないように思います。そんな人たちのために、クイズが楽しめる体験型のイベント事業を展開し、「やるクイズ」の普及に努めたいと思っています。
――ありがとうございました。卒業おめでとうございます!
3/24(水)発売のTVstation7号では、2人のスペシャルグラビアを掲載!
卒業にあたり現在の心境を四字熟語で書いていただきました。番組から巣立つ2人が一筆にしたためた思いとは……? その色紙のプレゼントもありますので、ぜひ誌面をご覧ください。
【スペシャル情報】
3/29(月)、30(火)には番組初となるライブイベント「東大王春のファン祭り2021-鈴木光&ジャスコ林最後の日(ラストダンス)LIVE-」が開催される。
たくさんのご要望をいただいたライブ配信も決定! 配信限定特別企画として毎公演終了後に座談会もご用意しており、見どころ満載。
鈴木光&ジャスコ林の最初で最後の見納めチャンス! 歴史に残る“最後の日”に立ち会って、ぜひ会場で、そして配信で、2人の雄姿を見届けてください。
チケットのお求めは、番組公式ホームページから!
【番組情報】
3/24(金)後7時~9時57分
「東大王!鈴木光&ジャスコ林!今夜最後の超難問!涙の卒業3時間SP」
■出演者
・MC
ヒロミ
山里亮太(南海キャンディーズ)
・実況
杉山真也(TBSアナウンサー)
・解説
伊沢拓司
・東大王チーム
鶴崎修功
鈴木光
林輝幸
砂川信哉
紀野紗羅
岡本沙紀
伊藤七海
猪俣大輝
■番組公式サイト
https://www.tbs.co.jp/toudaiou-TBS/
■番組公式Twitter
■番組公式Instagram