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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK総合)、本日(11/3㊌)の放送回から登場した松村北斗(SixTONES)さんより、コメントが到着! 演じているのは、家業である繊維業を海外に展開させることを志す大学生・雉真稔。地元で有名な名家・雉真家の跡取りで、英語が堪能な好青年だ。稔との出会いが安子の運命を動かしていくことになるが……。
Q.「カムカムエヴリバディ」に出演することが決まったときのお気持ちは?
やっぱりプレッシャーはありましたね 。だからと言って、他の作品にプレッシャーがないという意味ではないですし、その作品ごとに独特のプレッシャーがありますが、“朝ドラ”は確立された存在ゆえに特別でした。いくつかお芝居をやらせていただいて「こういうものなんだな」と思う瞬間もあったんですけど、きっとそれが通用しないんだろうな、“朝ドラ”には“朝ドラ”の世界が存在しているんだろうなと思って、ものすごいビビりながら新幹線に乗って大阪へ向かいました。
Q.ご自身の役柄についての印象(ご自身との共通点・異なる点など)は? 演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点は?
稔は長男で僕自身は次男だったというのが実は自分の中で大きな違いでした。「カムカムエヴリバディ」は稔が長男だということが大切な作品ですが、僕は26年間「弟」としてしか生きてきていないので、それがすごく邪魔になるだろうなと感じていました。妹や弟がいないので、弟を愛(め)でるという感覚を味わったことが実はないんです。自分が兄として慕われることもないですし。そこが、大きな違いかなと思います。長男役は完全に空想の世界でした。稔と僕自身の似てるかなと思う部分もあるんですよ。きっと稔自身は、自分にはある程度「あそび」というか、緩やかさもあると思っているんだろうけれど、周りからはすごくしっかりしているように見られているし、「真面目だね」「頼りになるね」と言われてその言葉に押し流されるしかない瞬間も多いのかなと思うんです。僕もすごく派手な性格というよりは、「大人しそうだね」「物静かそうだね」と言われるんですが、自分の中ではそうではないので本当はもっと声をあげたいし、「普通にふざけるんだぞ」という想いもあって。だけど、しっかり者でいなきゃいけないのかなと思う瞬間もあったりします。その苦しさは、少し似ているかなと思います。
Q.収録に参加されてみて、現場の印象は?
今までいくつか経験させていただいた現場とは、全然違うなと思いました。改めて感じるような強烈さというか、強い説得力を感じる現場でしたね。その空気に飲み込まれそうになったり、なんとか耐えたり…。単純に1話が15 分と短いじゃないですか。台本にいろんなものが詰め込まれていて、僕ら役者もそこにいろんなものを詰め込まなくちゃいけないんです。ガツガツ表現していくことも必要な現場で、僕はちょっとのろまだったかなと思うほどです。
Q.放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
「カムカムエヴリバディ」は三世代の物語になっている分、1話1話が凝縮されているので、1話でぜいたくに物語を吸収したような気持ちになれるのではないかなと思います。いろんなことがめまぐるしく進んで、どんどん状況が変わっていくとてもエンターテインメント性を感じるドラマです。とにかく1話の食べごたえがすごいんですよね。キュンキュンするシーンもたくさんあるなと思いました。毎朝爽やか な内容というわけではないですが、朝「カムカムエヴリバディ」を観たら、その1日、自分の人生がドラマチックに感じるだろうなと思うくらいドラマチックです!
連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」
NHK総合 毎週㊊~㊏前8時~8時15分/NHK BSプレミアム・BS4K 毎週㊊~㊏前7時30分~7時45分
出演/上白石萌音 深津絵里 川栄李奈 松村北斗 村上虹郎 小野花梨 岡田結実 市川実日子 / 濱田岳 さだまさし 世良公則 村田雄浩 濱田マリ / 大和田伸也 鷲尾真知子 西田尚美 YOU 甲本雅裕 段田安則 オダギリジョー
作/藤本有紀 《オリジナル作品》
音楽/金子隆博
主題歌/AI「アルデバラン」
語り/城田優