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日本財団パラリンピックサポートセンターのスペシャルサポーターを務める稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が、“新しい地図”としてiTunes Storeとレコチョクで期間限定リリースした「雨あがりのステップ」の楽曲総売り上げ23,006,214円をパラスポーツ応援のために寄付し、その贈呈式に出席した。
「雨あがりのステップ」は、ワーナーミュージック・ジャパンと作曲家の菅野よう子、作詞家の麻生哲朗らが賛同して書き下ろし、パラサポが3月4日に駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催した「パラ駅伝 in Tokyo 2018」で初披露された楽曲。イベント冒頭にその模様をVTRで振り返った3人は、「パラスポーツの支援に少しでも力になれればうれしい。全国のたくさんの皆さんにご支援いただきまして、誠にありがとうございます」(稲垣)、「たくさんの方のおかげ。ダウンロードしてくださった皆さんに感謝します。この曲をこれからも大切に皆さんに届けて、歌っていきたいと思います」(草彅)、「チャリティー販売は、本当にたくさんの方に賛同していただいて成立しました。協力してくださった方、何よりも買ってくださった方々に感謝しています。また、その中には、西日本を中心とした記録的な大雨によって被害に遭われた方もいらっしゃると思います。とても苦しい状況だと思いますが、離れていても思いは一つなので頑張ってください」(香取)とあいさつした。
また、国際パラリンピック委員会(IPC)会長アンドリュー・パーソンズがあいさつで、3人に東京2020パラリンピック競技大会に向けての国際パラリンピック委員会特別親善大使を担ってもらいたいとリクエスト。突然のオファーに稲垣は驚きながらも、「自分たちにできることを全力でさせていただいて、パラリンピックの発展と普及を目指し、3人で心を一つにして頑張っていきたい」とコメント。草彅と香取もそれぞれ「本当にとても光栄なこと。僕らができることで盛り上げていきたいですし、頑張りたい」、「今の思いと変わらず、このまま突き進みたい」と意気込んだ。
フォトセッション後には、稲垣、草彅剛、香取の青チームと、パーソンズIPC会長、山脇康パラサポ会長、パラアスリート代表・杉村英孝選手の赤チームに分かれ、松崎英吾日本ブラインドサッカー協会事務局長を審判に“ボッチャ”対戦が実現。ボールを投げて、的となる白いボールにより近づけたほうが勝ちというルールを聞いた稲垣は、「僕“アプローチの吾郎”って呼ばれてるんです(笑)」と自信満々でトライし、好投を見せた。しかし、草彅は思うように投球が定まらず、香取に「ちょっとぉ、マジで~!」とツッコまれる一幕も。その後、香取の挽回もむなしく、結果は赤チームが勝利。最後は「もう一試合やりたい!」(香取)と、笑顔でイベントを締めた。
今回の寄付金は、6万ユーロ(約780万円)を国際パラリンピック委員会公認パラリンピック教材「I’mPOSSIBLE(アイムポッシブル)」の普及活動や世界の教員研修などに、また残りの全額は、パラリンピック競技団体の実施する大会やイベント観戦の拡大に寄与する事業への支援金として活用される。