初回からの極甘展開で話題のドラマ「ラブファントム」。

注目の第２話が今夜放送！　キスシーンに臨む２人の心境や、ドラマに対する思いなどたっぷりお話を伺いました。

 

ーーまず最初に、台本を読んだ感想を教えてください。

 

桐山　今の時代、すごく攻めた作品になるだろうな、と思いました。王道ラブストーリーの主人公というのは、僕も30代半ばに入って、もう来ないだろうと思っていたので新鮮な気持ちになりました。

 

小西　原作を読ませていただいたんですけど、王道のラブストーリーで、すごく甘いな、という印象を持ちました。私はカフェ店員の百々子を演じるのですが、百々子の純粋さに共感できました。

 

 

ーーご自身と百々子で似ているところはありますか？

 

小西　百々子ほどのピュアさは私にはないので憧れます（笑）。百々子はすごく芯のある子で、考えるよりもまず行動に移せるところはすごく魅力的だと思いました。

 

桐山　僕も人のことを言えないんですけど、小西さんはちょっと抜けてるところがあったりするので（笑）、そういったところが百々子と似ていると思いました。撮影が後半に進むにつれて、小西さんの忘れ物が目立つようになってきて。なんだ、こっち側の人間なんだ、と安心しました（笑）。

 

小西　自分はいつもポンコツキャラなんですけど、今回の現場では桐山さんがそれを上回っていて（笑）。桐山さんはおっちょこちょいなんです。頻繁に忘れ物をされてたり……。

 

桐山　今作の撮影では泊まりロケが多かったんです。特にがっつり撮影した日は終わってホテルに戻る時に、何かしら私物を忘れて帰りそうになったりとか。そういったものは日常茶飯事でした。

 

 

ーー印象的なキスシーンはありますか？

 

桐山　キスシーンに関しては、監督があらかじめ「こういうふうにキスして」と指示してくれていたので、激しめなキスから軽めのキスまで、バリエーションが色々とありましたね。一番印象に残っているのは、ストーリーの中盤でキッチンで百々子を“冷蔵庫ドン”しながらキスをするシーンがあるんですけど、そのシーンは印象的でした。百々子からの“冷蔵庫ドン返し”もあります。

 

小西　長谷さんからのキスが多かったんですけど、後半では百々子からキスをするシーンがあって。そこでは新しい百々子が見られたり、新しい長谷さんを見られるのですごく印象的です。

 

桐山　キスシーンの映像がすごくキレイなので、監督や技術チームにすごくこだわって撮っていただいたんだな、と思ってとても感謝しています。皆さんに支えてもらって良い撮影ができました。

 

 

ーー漫画が原作ですが、意識された点や工夫された点はありますか？

 

桐山　僕が演じる長谷彗は、隙のない完璧なホテルマン。怪人と呼ばれるほど周りからすごいと思われてる人なんです。僕自身は長谷と似ている部分は自分で思う限り全然なくて、真逆な役をいただいたなという印象で（笑）。とはいえ『ラブファントム』という原作のファンの方々がいる作品に出させていただくので、自分でできる限りの努力はしよう、と思いながら撮影に臨みました。言い回しや間もそうですが長谷のホテルマンらしい身のこなしとか、そういうとこも意識して役柄に取り入れました。

 

小西　少女漫画の『ラブファントム』は、たくさんの人に愛されてきた作品。私は王道のラブストーリーに挑戦するのが初めてだったので、難しいかな、と思っていたんですけど、百々子というキャラクターのちょっとしたルーズなところだったり、おっちょこちょいな愛らしい部分を、どうすれば実写でもできるかな、ということをすごく考えました。百々子は魅力的な女の子なので、楽しみながら演じさせてもらいました。

 

 

 

ーー撮影にあたり、監督からの要望などはあったんでしょうか？

 

桐山　長谷に関しては、その都度気になったところはディスカッションしながら進められたと思います。監督からは、少女漫画が原作なので、その絵の中で決めるところはしっかり決める、というメリハリは意識してほしい、と。逆に僕が監督にオーダーしたのは、長谷は人間離れしたようなものにはしたくない、と。“怪人”と呼ばれているとはいえ一人の人間だから、彼の持つ孤独な部分だとか、完璧な人間だけではない側面も百々子の前では見せていきたい、という話はさせてもらいました。

 

小西　監督には、最初の衣装合わせの時にウサギのDVDをもらったんです。百々子はこれを参考にしてほしい、と（笑）。動物のウサギなので、なかなかお芝居に取り入れるのは難しいなぁと思ったんですが、監督から、チョロチョロしたり、目をぱちくりさせたり、ぴょんぴょん跳ねてる感じ、などアドバイスをくださいました。ウサギくらい極端に百々子っていうキャラクターをやればいいんだな、とわかったので、強烈だったけどわかりやすかったです。

 

 

ーー最後に視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 

桐山　スタッフさん、キャストさんに支えられてこの作品を撮り終えることができたので、周りの方々に感謝しています。撮影したのは去年の夏ですが、忘れることのない作品になりました。現場での熱量や思いが一つになった作品だと思うので、見て下さる方にも僕らの作品に対する熱量が伝わっていくといいな、と思います。

 

小西　私も、この甘々で大人なラブストーリーはたくさんの人に愛されている作品なので、すごくプレッシャーはありました。見て下さる方に届けたい、という気持ちで、スタッフの皆さんや共演の皆さんで楽しみながら、たくさん色んなことを考えて作り上げた作品なので、今の時代に「あ、いいな」と思ってもらえたらうれしいです。真っ直ぐで、たまにクスッと笑えるところもある王道のラブストーリーなので、ぜひ楽しんでいただきたいなと思います。

 

 

 

【番組情報】

「ラブファントム」

MBSほか　毎週(木)深０時59分～

 

 

©️みつきかこ・小学館／「ラブファントム」製作委員会・MBS 2021

桐山漣 スタイリスト:吉田ナオキ ヘアメイク:石邑麻由
衣装協力:LANVIN en Bleu(ジョイックスコーポレーション 03-5213-2510)、AUI NITE 050-1564-2462、wjk 03-6418-6314

小西桜子 スタイリスト:阪上秀平 ヘアメイク:石邑麻由