NEWS
阿部寛演じる主人公・医科学研究所員の栗林が、雪山に隠された危険な生物兵器を七転八倒しながら捜索する様を描く、サスペンス映画『疾風ロンド』 (11/26(土)全国ロードショー)。完成披露プレミアムイベント&完成披露舞台あいさつには、阿部寛、大倉忠義、大島優子、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、柄本明、吉田照幸監督が登壇し、撮影を振り返った。
「サラリーマンNEO」などを手掛けた吉田監督のファンだと明かした阿部は、「“セクスィー部長”が大好きだったこともあり、この仕事をお受けしました。吉田さんは、自由にやらせてくださる方。今まで見たことがないような、サスペンスコメディ作で、こういう分野もあるんだなと、うれしく思っています」と完成を喜んだ。また、約30年ぶりに挑戦したというスキーについては、「優子ちゃんが滑れるのは分かっていましたし、大倉くんも滑れるって聞いていたので、僕だけ30年ぶりということで、“練習させてください”って言ったんです。そしたらなぜか大倉くんもついて来て。何でついてくるんだろうなと思いながら、スキー場まで行ったんですけど、見たら大倉くんが下の方でもがいていて(笑)。親しみを感じました(笑)」と、大倉とのほほ笑ましいエピソードを明かす。すると大倉は、「そうなんです。趣味に何かの手違いで“スキー”と書かれてしまっていて。実際は3回目で、板の持ち方から教えていただいたんですけど、映像ではすごく上手く滑れている感じになっていて。映画ってすごいなって思いました(笑)」と照れ顔に。スノーボードの選手・千晶を演じ、自身もスノーボード経験者の大島は、「私は、趣味にちゃんと“スノーボード”って書いてるんですよ。だから、このお話がきた時は本当にうれしくて。9歳の時からやっていたので。だけど、趣味にスキーって書いた覚えがない人が、この役をやるっていうのもすごいお話だなって(笑)」と笑いを誘った。
撮影中、大倉に助けられたという阿部は、「僕は基本的に大倉くんに助けられているという役なんです。大倉くんは器も大きいし、すごく優しいし、すごく大倉くんを頼りにしていました」と絶賛。大倉も「うれしいです」と笑顔を見せた。しかし、その一方では「山に入る頃には、僕もちょっとはスキーが滑れるようになっていたんです。大島さんと頼まれたものを探すというシーンで、少し不安定な所で撮影することがあって。そしたら物を取ろうとした時に、思いっきり大島さんに背中を押されたんですよ!(笑)」と慣れない雪山で、大島にイタズラされたことを明かす一幕も。大島も「確かに押しました。ごめんなさい(笑)。大倉さんの顔がべちゃって雪について、起きた時に顔がイラッとしてるのが分かったんですよね。だから、いつ謝ろうかなって思ってて(笑)」と撮影中のイタズラを謝罪。これには大倉も「いやいやいや、イラッとしてないけど(笑)。でもメイク直しにそれでまた時間かかっちゃって……」と弁解。しかし、すかさず大島に「イラッとしてるじゃないですか!(笑)」と突っ込まれ、タジタジな様子を見せていた。
映画『疾風ロンド』(配給:東映)
11月26日(土)全国ロードショー