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今年創始130年を記念する「松竹・劇団 新派」が、大型企画として「犬神家の一族」を舞台化。出演陣が制作発表記者会見に登壇した。
物語の鍵を握る琴の師匠・宮川香琴役の水谷八重子は「まだ脚本は一幕しかいただいておりません。どんなふうに出来上がっていくのか、ワクワクドキドキしながら待っている状態でございます。お客さまもそういう気持ちでチケットをお買い求めいただけたら本当にうれしゅうございます」とあいさつ。
そのほか波乃久里子、喜多村緑郎、河合雪之丞といった、現代の新派を支える面々がそろうなか、佐藤B作やジャニーズの浜中文一も参加。ゲストとして記念作品を彩る。
新派公演には初出演となる浜中は「記念すべき130年に新派の皆さんと一緒にお芝居をさせていただくこと、犬神家という題材、佐清(すけきよ)役というびっくりの連続でドキドキしていますが、皆さまに喜んでもらえるよう一生懸命やりたいと思います」と意気込みを語った。一方で、矢継ぎ早に聞かれた質問内容を忘れてしまい「最初の質問は何でしたっけ?」と浜中ワールドが炸裂。会場に笑いが沸き起こりつつも、今作で佐清と青沼静馬の二役を演じることについては「別の人物なので、それぞれを演じるだけ。緊張は特にしていません」と頼もしい返事を返した。
また以前、浜中と共演した際、師匠役を演じた波乃は「舞台裏では、(浜中が)師匠なんですよ」と裏(?)の一面を暴露。「膨大なセリフ量で大変だった時、『大丈夫です』と手におまじないをしてくれて。今度もやってね」とリクエスト。浜中も「はい、ぜひ!」と、大きくうなづき、すでに親子ような信頼関係をのぞかせた。
舞台は大阪松竹座(11/1~10)、新橋演舞場(11/14~25)にて上演される。
(写真右上から)河合宥季、春本由香、瀬戸摩純、田口守(写真右下から)浜中文一、佐藤B作、水谷八重子、波乃久里子、喜多村緑郎、河合雪之丞