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10月15日公開の映画『燃えよ剣』の公開記念トークイベントが開催され、主演の岡田准一が登壇した。
岡田演じる新選組・土方歳三が剣を手に熱く戦った男ということで、東京オリンピックフェンシング男子エペ団体金メダリストの見延和靖選手、山田優選手、加納虹輝選手と、日本フェンシング協会会長の武井壮が登場。ユニフォーム姿の選手たちに岡田が「めちゃくちゃカッコいい! ただ緊張してる?」と声を掛けると、山田選手は「(オリンピックの)決勝より緊張してます(笑)」とコメントした。
オリンピックを見ていたという岡田は「”突き”は難しい。『燃えよ剣』では(新選組)最強と言われていた山田(涼介)くん演じる沖田(総司)がうまかった。強力過ぎる”突き”を全身でやりあえるのはすごい技術で、興奮しながら見ていた」と熱戦を振り返り。岡田と交流があるという武井は「フェンシングの本質をご覧になっている。普段から鍛錬されている岡田くんだからこそ」と岡田ならではの視点に感嘆の声を上げた。
映画『燃えよ剣』を見た感想を問われ、見延選手は「アクションに圧倒され、戦いも生き様も学ばせてもらった」、山田選手は「刀を研いで使う剣士たちを見て、フェンシングでも剣が錆びたら研ぐので『こうやっていた時代もあったんだな』と思った」、加納選手は「土方歳三の最後までブレない信念がカッコいいなと思った。個人的には山田涼介さん演じる沖田がパッと見強そうじゃないのに戦うとめちゃくちゃ強いのに憧れた」と大絶賛。
一方、武井は作品に向き合う岡田の姿を称賛し「僕は勝手に岡田くんをライバルみたいな存在だと思っているので、いつか映像作品で戦えたら幸せだなと思って。体を鍛えています」とコメント。どう戦うかを問われると「至近距離だとヤバいけど、歌っている時は隙がある。「WAになっておどろう」では脇がガラ空きだから、そこでボディブローを入れて…」と戦い方を力説。「でも武術に長けているから万が一のことがあるので、遠目から石を投げて倒します」と武井が話すと、岡田は笑いながら「たしかにそこは隙だらけ。でも6人いるから6対1になるよ(笑)」とツッコんだ。
さらに山田選手と加納選手がフェンシングを実演を披露。「ちょっとやってみたい」という一言で岡田もフェンシングに挑戦することに。「いいっすね~」と楽しそうに突きを体験した後、「実際に使えそうな技あるかな?」とフェンシングに興味津々の様子だった。
幕末における新選組の志士たちを描く司馬遼太郎の同名小説を映画化した『燃えよ剣』は、10月15日に公開される。