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岡田「いつか阿部さんとエベレストに登りたい」と願望明かす

NEWS 2016.03.26

 公開中の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の大ヒット記念舞台あいさつが3/24に都内で行われ、主演の岡田准一が登壇。観客の大拍手に迎えられて登場した岡田は、「(平山秀幸)監督が『これは阿部(寛)さんと岡田のラブストーリーなんだ』とおっしゃっていたのを、思い出します(笑)」と笑顔を見せた。

 また公開前に行われた皇太子御一家を招いた皇室試写会の感想を聞かれると「本当に緊張しました。皇太子様とは山のお話などをさせていただきました。また愛子様は、僕が出ていた作品を何作か見てくださっていたそうで。でも緊張しすぎて『ありがとうございます』としか言えなかったです」と、照れながら振り返った。

 この日はスペシャルゲストとして、世界最高齢となる80歳でのエベレスト登頂記録を持つ三浦雄一郎、女性初のアルプス三大北壁登攀に成功し医師でもある今井通子、本作の山岳監修を務め、撮影にも同行した日本山岳協会会長の八木原圀明という“伝説”の登山家3人も登場。完成作を見た感想を聞かれると、三浦は「作品自体の迫力もすごいし、山を登る岡田さんの姿には、一流登山家の雰囲気と足取りがしっかり出ていました。アスリート的な感じですごかったです」と太鼓判を押した。

 一方、以前岡田とラジオで対談をしたこともあり、岡田自身も「初めて山の怖さを教えてくださった方」と語る今井も「対談した時は、岡田さんが“山屋”としてものすごい情熱でしゃべられていて、目の奥が燃えていたんです。ところが今回は人を追いかけるカメラマンの役だから、その燃えてる火が見事に消されていてびっくりしました」と岡田の演技力を絶賛。

 さらに撮影に同行した八木原も「役者としていくら鍛えていたとしても、山の5000m超えの場所で演技をするのは、やっぱり大変なこと。なかでも岡田さんと阿部さんの迫力あるシーンを見て、『役者だな』と思いました」と関心しつつ、撮影現場での岡田について「やっぱり中心になる人っていうのは、すごいなと。山の上でも周りの人をよく見ていたり、責任感のある方」と。山のプロフェッショナルたちからの称賛の声に、岡田は感無量の表情を浮かべた。

  また「八木原さんとは、エベレストで一緒にイエティ(雪男)を探しました(笑)。八木原さんのイエティに対する情熱がすご過ぎて、たまに『イエティがいる!』と思ったら八木原さんだったことも(笑)」と笑えるエピソードも明かした岡田だったが、「命に関わる撮影のなかで、安全確保などをしていただいたり、ずっと支えていただいたので本当に感謝しています」と、改めて感謝の気持ちを伝えた。

  “山”へ情熱を燃やし続ける3人を前に「年を重ねてもチャレンジし続けていく楽しみがあるというのは、生きる上で本当に勉強になるし、自分もそうありたいと思う」と感慨深げに語った岡田。自身の次の目標については、「阿部さんと『エべレストに登ろう』という約束をしたので、いつか行きたいです。阿部さんからは『ちょっと考えさせてくれ』と言われているのですが(笑)、約束は取り付けてあるので!」と目を輝かせた。

 そして最後には、三浦から岡田にプレゼントが! 
何と、三浦が世界最高齢でエベレストを登頂した時に使用していたカラビナ(開閉できる部品がついた金属リングの登山用具)を、岡田に贈呈。「命をしっかり守ってくれた守り神」(三浦)というありがた過ぎる品を受け取った岡田は、「三浦さんのチャレンジ精神のかたまりのような、魂の込もったカラビナだと思うので、カバンに付けていろんな人に自慢します!」と喜んだ。

 

<作品情報>
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』

出演/岡田准一、阿部寛、尾野真千子、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、テインレィ・ロンドゥップ、佐々木蔵之介
原作/夢枕獏「神々の山嶺」(角川文庫・集英社文庫)
監督/平山秀幸  脚本/加藤正人
配給/東宝、アスミック・エース 

公式サイト:everest-movie.jp

(STORY)
野心家の山岳カメラマン深町(岡田)は、ネパールで山岳史上最大の謎を秘めた古いカメラを見つける。その謎を追ううち、消息不明だった孤高の天才クライマー羽生(阿部)と遭遇、彼が執念を燃やすエヴェレスト史上初の挑戦とその壮絶な生き様にのみ込まれていく……。

©2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会 

 

 

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