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舞台「ボーイズ・イン・ザ・バンド〜真夜中のパーティー〜」の製作発表が2月22日(土)に行われ、演出の白井晃、出演の安田顕、馬場徹、川久保拓司、富田健太郎、浅利陽介、太田基裕、渡部豪太、大谷亮平、鈴木浩介が登壇。
安田は「オリンピックイヤーに、白井さんの演出のもと、私はこの作品にかけたい。思い出に残る夏になるよう、精一杯努めたいと思います」と意気込みを明かした。
作品にちなんで“男が男に惚れたエピソード”について聞かれると、川久保は過去に共演経験のある安田をあげ「(稽古では)ストイックで、セリフの入り方、トレーニングも素晴らしくて。でも、お酒が入ると『どうしようもないな』と思わせてくれる隙がある。こんな先輩になりたいなと思いました」と語ると、安田は福岡で屋台の柱にもたれかかって、屋台を壊してしまったというエピソードを自ら告白し、会場を笑わせた。
さらにキャスト陣から、「ミスしたときに励ましてフォローしてくれる人」(馬場)、「子供の頃から尾崎豊さんが家でずっと流れていた」(富田)、「落語家さんです」(浅利)、「控室で渡部さんが『コーヒー飲む?』って聞いてくれて、その優しさに落ちました」(太田)、「渥美清さんです。すごく美しい日本語を喋られていて」(渡部)などと語られるなか、鈴木から「安田さんは、お酒飲んでるとき『もう一杯』というと『嫌』と言わない。来世では結婚したい」と告白されると、安田は「とりあえず、全員から壁ドンしてもらって、それで決めたい」と願望が。それに対して鈴木はすかさず「めんどくせぇ」と突っ込むなど、普段からの仲の良さが発揮された。
さらに、大谷が鈴木について「ドラマで共演したとき、飲み過ぎて辛い状態でも本番ではビシッと決めていて、オンオフの切り替えがすごいなと思いました」とコメント。すると安田は「とりあえす白井さん、禁酒にしましょ」と提案するなど、会見は終始笑いに包まれた。
本作は1986年オフ・ブロードウェイで初演され、1000回を超える公演を重ねた傑作会話劇。ゲイの友人たちによる一夜の誕生パーティーでの出来事を通して、LGBTの人々を取り巻く社会の現実や、アイデンティティ、愛憎などを真正面から描く。公演は7月18日(土)東京・Bunkamuraシアターコクーンを皮切りに、仙台、札幌、大阪などでも上演予定。