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劇場版『きのう何食べた?』の初日舞台挨拶が、東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、西島秀俊、内野聖陽、山本耕史、磯村勇斗、中江和仁監督、MCのチャンカワイが登壇。
紫綬褒章を受章したことを祝福された内野は、照れ笑いを浮かべながら「最初に知らせを聞いた時は、エイプリルフールかと思った。掘り下げて演じることが好きな俳優なので、やってきたかいがありました」とコメント。西島は「恋人役としてうれしい。連続ドラマが終わった時『俺たち、もっとやれるよね』とおっしゃっていたので、(受賞の)コメントを聞いて理想を追い求める姿を思い出しました」と、祝福を送った。
続いて、自分だけが知っている相手のエピソードを聞かれると、西島は「内野さんは、ケンジの役は細くて色が白くないといけないと言って、スタジオから控室まで歩く間も日焼けしないように完全防備で」と暴露されると、内野は「マスクして、サングラスして、おでこにターバン巻いて、サンバイザーをつけて。もちろん、その下には絶対焼けないようUVクリームも塗ってました。スタジオでは、さらに日傘を指して歩いていて」と、徹底した役作りへのこだわりを明かした。
一方、内野は「西島さんは、スイーツ好き。さっきも、僕のところに紫綬褒章のお祝いのプレゼントを持ってきてくれて。でも口元に何かついてる。『ドーナツ食べたでしょ?』って」と楽屋でのおちゃめなエピソードを披露。さらに「スレンダーに見えるけど、触るとすごいマッチョ。シロさんは脱がないけど、脱いだらすごい」と明かし、会場から盛大な拍手が送られた。
さらに山本は磯村について「誕生日は9月11日ですが、それは調べれば分かる。僕は生まれた時間も知ってます。朝6時17分です」と明かすと、磯村が「愛ですね」とニコリ。しかし西島にツッコまれた山本は、「さっき聞きました」とあっさり暴露する一幕も。そんな山本について磯村は「着替えてるところをたまたま見たら、胸筋がすごい。雪見だいふくみたい」と独特の表現で答えた。
最後の挨拶で、内野は「人前で大声出して笑えない世の中ですが、そんな時代だからこそ芽生える優しさが詰まった映画です。ほっこりした映画になっていると思ったら、周りの人に宣伝してください」と。
西島は「(ドラマシリーズが)終わってしまって、もう会えないのかなと寂しかった。でも、この2人は、どこかでケンカしたりしながら幸せに生きてると思っていたんですけど、映画の台本を読んで、2人が変わらず生きてるのが嬉しくて。本当に皆さんに応援していただいて、またシロウとケンジに会える喜びが大きくて、感動したことを覚えています。撮影が大変でしたが、そんなこと関係なくて。毎日が楽しくて幸せでした。ようやく完成して、皆さんにお届けできて嬉しいです」とコメント。さらに「シロさんの料理のように、愛情たっぷりの映画です。毎日食べる家庭料理ように温かい映画なので、何度も観てください。僕たちは、スクリーンで待っています」と、ファンに呼び掛けて舞台挨拶を締めくくった。