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舞台『行先不明』の製作発表記者会見が開かれ、出演する佐藤アツヒロ、真琴つばさ、五関晃一、作・演出を担当する藤井清美が登壇した。
旅行代理店で起きた“積立金横領”をテーマに、未来への希望と不安をユーモラスに描くお仕事コメディ。誰からも「運が悪い」と言われる主人公・佐々雅晴を演じる佐藤は、「どう進めばいいのか不安の中でただ一人希望を持って、皆さんに協力を求め、解決していくキャラクター。ドジなところもたくさん出てきますが、一人希望へ向けて走っていきます。役者12人が総力戦で、皆さんに夢を運んで幸せを届けていきたい」と意気込んだ。
自身が不運な男か問われると、「13歳でデビューして、22歳で(光GENJIが)解散になったんですよ。人生を深く考えると、あの時1人になって頑張ってきて30代40代を迎えて、今こうして頑張れている。最終的に不運にするのも良くするのも過程であって、その先は自分で作っていくものだと思いました」と自身の歩みを振り返り。さらに「(この先の未来は)このまま自分らしく行きます!」と力強く話した。
三國海斗役で出演する五関は「まじめ過ぎるほどまっすぐ。藤井先生に初めてお会いした時『五関さんに寄せましたので、そんなに役作りが必要ないと思います』と言われたのですが…始めに言わせてください。僕、結構テキトーな男です!(笑)」と宣言し、会場は笑いに包まれた。
真琴とはデビュー前の2000年以来の共演。「成長を見せたい」と話す五関に、真琴は「五関さん、こんなにしゃべる人じゃなかったの!」と成長ぶりに関心した様子。また佐藤とは、去年12月の舞台『ABC座 ジャニーズ伝説2021』で共演。佐藤から「外部作品ということで…たぶんあまり仲良くしないと思います」と言われると、五関は「ちょっと待ってください!(笑)」とすかさずツッコミ。佐藤は「『ジャニーズ伝説』は全員ジャニーズだったので、今回はいい意味での緊張感で、五関くんと役者同士熱い思いで稽古をしていきたい」と話した。
会見の後半では、真琴がインタビュアーのように「実際に、旅行代理店を使って旅行したことありますか?」と質問。「代理店はないですけど、僕1回(光GENJIの)メンバーから『お前は絶対1人で旅行できない』と言われて頭にきて『じゃあ行ってやるよ!』と言って、ハワイに2週間1人で行きました」と佐藤から若き日の旅の思い出話が飛びだす一幕も。「でもその時に、何かを見たり美味しいものを食べたりしたことは誰かに言いたいと気づきました。だから1人旅は無理だ!」と発見を明かした。一方、真琴は「生まれ変わって男性になって一人でインド旅行をしたい」との願望を明らかに。佐藤がすかさず「インドいいですね!一緒に行きます?」と食いつくと「じゃあ来世で!」と真琴が返し、笑いを誘った。
また五関も「僕もアツヒロさんと似たような経験があって。ダンスを習いに10日間ニューヨークに行った時に、家族やメンバーから『五関が一人で行けるわけがない!』と心配されたんです。ニューヨークにいる従兄弟の家に泊まったと話したら、腑に落ちない感じでしたね(笑)」と旅話を。「従兄弟がいるんだったら(一人旅じゃない)…」と真琴がツッコむ一方、佐藤は「でも一人旅の醍醐味というか、人に助けてもらいますね!」とフォロー。ハワイで迷った時に、道を教えてくれたおばあちゃんとそのままご飯に行ったという話を明かし、真琴は「ステキな思い出ですね~!」と感動した様子を見せた。
舞台『行先不明』は3/4~3/21まで、愛知・陰陽座、東京・サンシャイン劇場で上演される。