NEWS
累計DL数が700万を超える人気漫画「年の差婚」がTBS/MBS系のドラマイズム枠で待望の実写化! 究極の箱入り娘で恋愛初心者・村上舞衣子を演じる葵わかなさんと、舞衣子より20歳年上のバツイチ中年男性・花里晴海を演じる竹財輝之助さんにお話を伺いました。
ーーお二人は共演してみていかがでしたか?
葵 私は恋愛ドラマを本格的に演じるのが初めてだったので、その“恋愛ドラマ”というジャンルに挑戦することに不安がありました。竹財さんは本読みの時に初めてお会いして、見た目通りに柔らかくフランクな印象。これからの撮影にどんなことが待ち受けているか少し心配だったんですが、頼らせてもらいながら乗り越えられるといいな、と最初に思いました。
竹財 わかなちゃんは役柄だけでなく実年齢もすごく下ですが、とても頼れる役者で、現場では頼もしかったです。若さも出せるし、落ち着きもあるなぁと思っていましたが、しっかりとキュンキュンさせてくれる“舞衣子”を生きていました。一緒にお芝居をやっていてすごく楽しかったし、体力的にはきついスケジュールだったんですが、毎日現場に行くのはすごく楽しみで。年下ですが、僕はとても頼っていました。
葵 え! 全然感じなかったです(笑)。
竹財 本当? めっちゃ頼りにしてたよ。「任そう」って思って(笑)。
ーーお互いに刺激を受けたことは
葵 うーん、刺激……刺激?
竹財 刺激なかった(笑)?
葵 竹財さんには、俳優という“同業者として”というよりも、どうやったら舞衣子と晴海さんみたいに寄り添って見えるのかを考えていました。舞衣子と晴海さんはちゃんと結婚して、一緒に過ごした時間があっての関係性だと思うんですが、私と竹財さんは短い期間で撮影したので圧倒的に時間が足りなくて。どうやって二人の雰囲気を出していくのか、というところを意識していたので、どちらかというと竹財さんには刺激よりも安定や落ち着きを求めていました。
竹財 わかなちゃんは集中力がすごく、役に入った時の顔つきが変わるので、一緒にお芝居をしていてすごく楽しかったです。それに、とても繊細に演じてくれるので、そのあたりはただただ感心しました。役にもよりますが、僕は自分の役柄を引いて見てしまうところがあるので、それを見せないというか、ちゃんと舞衣子さんとして動いてくれることに、すごいなぁ、と。
ーー役を演じるに当たって工夫された点はありますか?
葵 ひとつはビジュアルの面で、まず原作に忠実にしたいなと思いました。この髪型になる前は、黒髪でロングヘアだったんですが、監督と相談をして、漫画の1巻の表紙の舞衣子がとても印象的だったのでそれと同じようにしたい、と。髪を15~20cmくらい切って、人生初めてのブリーチをし、漫画の色味に近づけるために3回くらいヘアカラーをしながらビジュアルを寄せて行きました。
役柄としては舞衣子の猪突猛進さというか、一生懸命ゆえに空回っているけれど、それにすら気付かずに行っちゃう……みたいな、エネルギーがみなぎっている感じを出せたらと思っていて。私と舞衣子は近いものがあるな、と思っていたので、そこにもうちょっとエネルギーをプラスしていけば舞衣子らしく、晴海さんをいい意味で振り回していけるキャラクターになるんじゃないかな、と思いました。明るさや元気さ、とにかくエネルギーがみなぎりまくっている感じを意識して演じました。
竹財 僕も、どの役を頂いてもまずは外見から入るので、外見は整えようと思って髪を切りました。白髪はどうしようか迷っていたんですが、足すのはやりすぎかな、と思ってやめました。僕は実年齢よりも若く見られることが多いので、ちょっと痩せて顔にシワが出るようにしたりだとか、晴海は毎日走ることが趣味なので、僕も走ってみたり。体重も落としました。
あとは現場ではフラットでいようと思っていました。セリフを覚えて、どんどん忘れていこう、というくらいの感じで現場にいようと思っていたので、わかなちゃんが生きてくれた舞衣子に敏感に反応できるようにしていきたい、っていうのは考えて演じていました。
ーー役柄とご自身とで似ているところはありますか? 舞衣子のように一目惚れはするタイプ?
葵 舞衣子と私は実は共感するところがすごく多いんです。私もどちらかというと積極的なタイプで。落ち着いてるね、と言われることも多いですが、それは本当に頑張って落ち着こうとしているからなんです(笑)。本当は心の中ではワーとなっているので、舞衣子とすごく似ています。年齢も近いですし、むしろ似てないところは職業くらい。同世代の女の子はみんな共感するかもしれないです。
そして恋愛に限らず、私はいろいろな場面で直感を大事にしているので、舞衣子が一目見て「この人!」と決めたことは不思議なことじゃないし、こういうこともあり得るかもな、と思って台本を読んでいました。
竹財 僕はとてもじゃありませんが晴海のようなパーフェクトな人間ではないので、共感するところももちろんありますが、晴海ほどは優しくないですね。料理が好きなところと、体を動かすのが好き、っていうところは似ていますけど……。でも、こんな王子様みたいな人はいないですよ(笑)。晴海と僕とでは似ているところを探す方が難しいですね。
異性に限らず第一印象で「苦手だな」と感じることはあるんですけど、実際に話してみたら全然違った、ということが多々あるので、僕は一目惚れはしません。
ーー演じていて楽しかったシーンを教えてください
竹財 全部楽しかったですが、4話で舞衣子が走って追いかけてくるシーンがあって。あそこは「すごくかわいい」と思いながらずっと見ていました(笑)。ロケ地もキレイで、一番キュンとした舞衣子です。ピョンピョン跳ねながら幹線道路を挟んだ対岸で、大声で呼んでくれるのが本当にかわいかったですね。あまりのかわいさにセリフを忘れそうになりましたから(笑)。
葵 あのシーンはすごく走る距離が長かったんです! 朝の時点で竹財さんが「(監督の)廣木組はそんなに走らせないよ」とおっしゃっていたので、じゃあ大丈夫かな、と思っていたんですけど。めちゃめちゃ走って(笑)。晴海さんの名前を叫んで、息も絶え絶えになりながらセリフを続けて……。私はもう本当に必死でした。
私が楽しかったシーンはたくさんあります。監督はカットを割らずにシーンの最初から最後までずっと撮りっぱなし、という撮り方をされる方だったので、「間違えちゃったらどうしよう」っていうドキドキがあって。でもなんだかそれがクセになっていきました。舞衣子と晴海さんは家でのシーンが多く、二人の会話のやり取りが基本なんですが、会話の途中にも舞衣子はあっちに行ったりこっちに行ったり、晴海さんはその間穏やかにお皿洗いをしていて、私がそれを手伝おうとするけどまたどっか行っちゃって……、とかそういう動きでも二人の関係性や年の差が見えると思っています。ですので、家のシーンは注目していただけたらなぁと思います。
<放送情報>
ドラマイズム「年の差婚」
12/15(火)スタート
MBS 毎週火曜深0時59分~1時29分
TBS 毎週火曜深1時28分~58分(初回は深1時38分~2時08分)
<あらすじ>
恋愛経験ほぼゼロの超箱入り娘・村上舞衣子は、会社経営者の父・源一郎(吹越満)のススメでお見合いをすることに。相手は20歳年上のバツイチの男性ということもあり、あまり気が進まない舞衣子だったが、花里晴海にいざ会ってみると大人の雰囲気漂わせるステキな男性で…。ピンときたからには、超・超・超アタック!3回目のデートでキスをせがむと、記入済みの婚姻届けを晴海に渡し…!?色気溢れるバツイチ44歳の晴海と、24歳・純真無垢な舞衣子との“おじキュン×ピュアラブ”な新婚生活が始まる…!!
<番組公式SNS>
Twitter @toshinosakon
Instagram toshinosakon_mbs
<ドラマ公式サイト>
https://www.mbs.jp/toshinosakon/
©️「年の差婚」製作委員会・MBS