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28thキネコ国際映画祭が東京・二子玉川で開幕し、オープニングセレモニーに、スペシャル・サポーターの井ノ原快彦、斎藤工、平澤宏々路、プログラミング・ディレクターの中山秀征が登壇した。
2年半ぶりの開催となった本映画祭。初参加の井ノ原は「二子玉川は子供の頃からよく来ていた街で、まだ二子玉川園という駅名だったんですよ。懐かしいですよね」とコメント。「大人になって、また素晴らしい街になっている」と笑顔を浮かべた。
過去に情報番組「ラジかるッ」で共演経験のある斎藤と中山は「ご無沙汰しております」という挨拶からトークがスタート。中山が「ご立派になられて。いろんなひどいことをやらせたと思いますが…」と話しかけると、斎藤が「とんでもないです(笑)。僕もう40歳になりましたよ」と話すと、中山と井ノ原は「えっ、もう40歳!?」と驚きの様子。続けて斎藤は「ライフワークとして移動映画館を震災後から被災地を中心に、映画体験を小さい子どもたちにしてもらおうと活動してまして。(この映画祭に)出会うべくして出会えたことがありがたい」と感謝を述べた。
4人は映画の生アテレコに挑戦。中山から「イノッチは百戦錬磨でやったことがないことがないから」とハードルを上げられた井ノ原は「そんなことない!(笑)」と苦笑。斎藤からは「生は『ラジかるッ』以来だから」との冗談も。緊張の面持ちで4人は見事な生アテレコを披露した。
生アテレコ後、井ノ原は「楽しかったですね~!」と笑顔。3人の演じ分けについて「声を使い分けようとしたら、ゴツい人なのに高い声を出しちゃった(笑)。僕の友達にゴツい人で声が高い人がいるんですけど、その人をイメージしちゃいました」と反省も。アニメ「アーヤと魔女」の声優を務めた平澤には「さすが!」「引っ張ってもらいました!」と3人が称賛。そして斎藤の声について「うっとりしちゃう!」(井ノ原)、「響きが良い」(中山)と絶賛の声が上がると、「みんなで褒め合いになっちゃう(笑)」と斎藤が照れ笑いを浮かべた。
終演後の記者会見では、それぞれの映画の思い出を発表。『E.T.』を挙げた井ノ原は「初めて幼稚園の頃に祖母に連れられて。浅草出身なんですが、映画館に歩いて行く時、ちょっと大人な映画の看板の前を通ってじゃないと行けないんですよ(笑)。大人の世界に立ち入ったような気持ちになりました」とコメント。また子供の頃にテレビで『こむぎいろの天使 雀と少年』を見て影響を受けたと続け「子供が雀の卵を孵して育てる物語で、何回もうずらの卵を脇に挟んだ思い出があります」と少年時代の思い出を語った。「卵はどうなったの?」という中山の問い掛けに「おいしくいただきました!」と返し、会場を笑わせた。
キネコ国際映画祭は3月22日まで東京・二子玉川で開催。