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主演・中島健人、共演・松本穂香でおくるNetflix映画『桜のような僕の恋人』が、2022年に配信決定。難病を抱える彼女との儚くも美しい“忘れられない”恋が描かれる。監督は深川栄洋が務める。
原作は、発行部数50万部を超える大ヒット恋愛小説、宇山佳佑作「桜のような僕の恋人」(集英社文庫刊)。2017年に発売され、泣ける恋愛小説として瞬く間にベストセラーとなり、その後もファンを増やしながら、昨年TikTokで人気に火が着き、発行部数50万部を突破した話題作。そんな大人気原作の主演に挑むのは、中島健人。かねてより原作ファンを公言していた中島が主人公・朝倉晴人役を演じる。晴人が恋をする有明美咲役は松本穂香が務める。
「小説の中で大恋愛がしたい」と巡った書店で本原作と偶然出会い、大号泣したという中島。兼ねてから映像化を熱望していたほどで、本作の主演のオファーに「震えるような感動と同時にずっしりと重い責任を感じました」と喜びを噛み締めた。そして脚本については「僕の役者人生の中でもっとも泣いた宝物のような脚本です。一文字一文字が桜の花びらのように、とても綺麗で……。僕の26年の人生の最高傑作にしたいと強く思っています」と決意のコメントを寄せた。
明るい未来を信じて疑わない日々から一転、残酷な運命に翻弄される美咲を演じる松本は「読む度に、脚本全体にあふれている温かさを感じ、胸がいっぱいになりました。この物語は他人事ではなく、生きている私たち一人ひとりの物語だと感じています」と語った。
【ストーリー】
美容師の美咲(松本穂香)に恋をした晴人(中島健人)は、勇気を出して彼女をデートに誘う。そして、目標に向かって頑張る美咲にふさわしい人間になるべく、諦めかけていたカメラマンへの夢を叶えるため、再びカメラと向き合うことを決意する。そんななか、美咲は「人の何十倍も早く老いていく」という難病を発症。好きな人と同じ速度で歳月を重ねることができない、という現実を前に晴人と美咲が出した“二人の歩み方”とは……。
■中島健人 コメント全文
小説の中で大恋愛ができないかなと思って書店巡りをしていた時、運命的に出会った1冊の本。美しい表紙とタイトルの引力に引き寄せられて手に取ったのが、「桜のような僕の恋人」でした。美しくも儚い晴人と美咲の恋が、桜というやはり刹那的な美しさをもった花に象徴されている。大号泣したこの小説の映画化のお話をいただいた時は、震えるような感動と同時にずっしりと重い責任を感じました。渡された映画の脚本は、僕の役者人生の中でもっとも泣いた宝物のような脚本です。一文字一文字が桜の花びらのように、とても綺麗で……。「ひたすらに努力を惜しまないで下さい」という深い言葉をくださった深川栄洋監督、清廉な美しさをもった松本穂香さんと共に、僕の26年の人生の最高傑作にしたいと強く思っています。
■松本穂香 コメント全文
読む度に、脚本全体に溢れている温かさを感じ、胸がいっぱいになりました。この物語は他人事ではなく、生きている私たちひとりひとりの物語だと感じています。どうかその温かさを観て頂ける方々にも伝えられるよう、深川監督、中島健人さん始め素敵なキャストの皆さんと一緒に、最後まで大切に描いていきたいと思っています。
■深川栄洋監督 コメント
2020年2月、コロナに襲われて撮影が中止となってから、半年間、社会が止まったと同時に私も仕事が出来ず、途方にくれました。丁度その時、映画『神様のカルテ』を共に作ったプロデューサーからのこの企画のお話がありました。奇しくも『神様のカルテ』は2011年に大震災が起きた年の夏に公開されています。映画やドラマは直接、人の命を助けることはできません。しかし、傷ついた人々や疲れた心を癒すことが出来るのではないか?と、あの年に学びました。この物語は、多くの人々の心に伝播する力を持っています。ただの純愛作品ではない、運命に立ち向かうスピリットを持った映画にしたいと思います。
■宇山佳佑(原作者) コメント
物語の着想は20歳の頃。まだ何者でもない若造だった僕は「いつかこれを映画にできたら……」という途方もない夢を抱き、その夢の開花を願ってきました。この上なく素晴らしい脚本、監督・製作チーム。そして、拙著を心より愛してくださっている中島健人さんが晴人を、凛とした強さと桜のような儚さを感じさせる松本穂香さんが美咲を演じてくださること、そのすべてが望外の喜びです。お二人が咲かせてくれる桜が今から楽しみでなりません。
【作品情報】
Netflix映画『桜のような僕の恋人』
原作:宇山佳佑「桜のような僕の恋人」(集英社文庫刊)
監督:深川栄洋
脚本:吉田智子
キャスト:中島健人、松本穂香
配信:2022年、Netflixにて全世界同時配信予定