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Sexy Zoneの中島健人が主演を務めるNetflix映画『桜のような僕の恋人』(Netflixにて全世界独占配信中)のプレミアイベントが行われ、中島、共演の松本穂香、深川栄洋監督が登壇。
イベントのOPでは、Mr.Childrenによる主題歌「永遠」が流れる中で桜吹雪のような演出が。中島はステージ上の花に触れるなど桜を楽しみながら登場し、「この春の季節、満開の桜が咲くような笑顔の時間を、皆さんに届けられたら」とあいさつ。続いて松本のあいさつでは、「本日はありがとうございます。有明みさきゅっ…」と役名を噛んでしまうハプニングが。すかさず中島は「みさきゅ?…みさきゅんだね!」と指ハートで“ケンティー節”をはさみつつフォロー。松本は「有明美咲を演じさせていただきました、松本穂香です(笑)。今日は監督と中島さんとここに立てることが幸せです」と改めて語った。
本作は、“泣ける恋愛小説”として話題になり、TikTokで人気に火が付き、発行部数70万部を突破したベストセラーを実写映画化。カメラマン見習いの主人公・晴人(中島)と、人の何十倍も早く老いてしまう難病を発症するヒロイン・美咲(松本)の儚い恋を描く。
中島はもともと原作小説を愛読していた大ファンだといい、「不思議な感情です。もともと書店で見つけた本なので、このように素晴らしいステージを組んでいただいたなかで、自分たちが表現者としてこの作品のお話をできるというのが何よりも幸せ。役者冥利に尽きるなと思いました」としみじみ。完成した映像を見た時は泣いてしまったそうで、「涙が止まりませんでした。人に対しての思いやりがたくさん込められた映画。1つ1つのシーンが美しくて、見ている人を魅了する。自分自身も深川監督の演出によって世界観に飛び込めましたし、いざこの映像を見て、本当に美しい映画になったなと、自分でも思いました」と。松本も涙してしまったそうで、「最後の方はずっと泣いているくらい。すごくあたたかい現場でしたし、それはきっと中島さんの持つものからきていたんだなと、作品を見ていても感じました。作品を見ていると、晴人くんの優しい感じが…うまく言えないんですけど(笑)、ご本人のステキなところが晴人くんに全力で注がれていた。それが見ている方に絶対届くんじゃないかなと思います」と語った。
また、中島は先日の制作発表時に「自分にとっての最高傑作にしたい」と語っていたが、改めて「最高傑作になりました!」と力強く宣言。続けて「ただやっぱり僕自身の見解で感想なので、この作品を見て頂いた世界中の方に、最高傑作にしていただきたい」と期待を込めた。
普段はアイドルとしてきらびやかな活動を届けている中島だが、本作では自分に自信が持てない冴えないキャラクターに挑戦。役作りについて中島は「人間らしく、どこにでもいるような青年が晴人。自分の小さい頃の記憶を思い出したり、監督におすすめして頂いた歌を聞いてみたりしました」と明かす。なお、撮影中は香水をつけるというルーティンをやめたそう。「香水は絶対自分の中で必要なアイテムだったけど、撮影期間中はまったくつけませんでした」という。今はどうか聞かれると、「エブリディ!」とキメ顔で、またもやケンティー節を披露しつつ、「世界に配信されてるNetflixなので! 見てるかな、海外の方も」とカメラに手を振る場面も。取材陣から笑いがでると、「何で笑ってるんですか!!」とツッコみ、会場を和ませた。
劇中での「春になると君を思い出す」という晴人のセリフにちなみ、「春になると思い出すことは?」という質問が。中島は「僕がジャニーズのお仕事を始めさせていただいたのも、春の季節。オーディションを思い出します」と回答。さらに、「当日は13時からの予定だったんですけど、12時58分とかのギリギリに着いて。300人くらいいた中で300番だったんです。そうしたら『You遅いよ!』と言った人がいて、それがジャニーさん。ギリギリに生きてもいいのかなって思いました(笑)。そういうご縁を思い出します」と振り返りつつ、「いや、やっぱりギリギリはダメですよ(笑)」と茶化した。続いて松本は、高校時代を振り返り「シンプルに、お付き合いしていた人とお花見デートしたなぁ、お弁当作って行ったなぁって…」と照れながら語る。松本の青春エピソードにときめいた中島は「監督、これ映画化しましょう!」と提案し、深川監督も「ね、ドキドキしました今(笑)」と同意。中島は「ギリギリの話、取り下げてもらっていいですか?(笑) こんな話されたら敵わないや」と笑顔をこぼした。
最後に、深川監督から「映画らしい映画に仕上がりました。ぜひヘッドフォンをして、没入しながら見て頂けたら、良さが刻まれるのではと思っています」、松本から「この映画は、私の中でも宝物のようになっています。キャストも、写っていないスタッフも、1人1人の温かい思いがつまった映画なので、たくさんの人たちに思いが届けばいいなと思っています」とアピール。
中島は「作品を作る上で思ったのは、多くの方に支えられながら最後まで走りきることができたんだと。お芝居で気絶しかけたこともあったし、そこを監督に救って頂いたり。人生で経験したことのない衝撃的な部分みたいなものもお芝居として表現できて、しっかり晴人として生きれたなと思います。そしてシンプルに、恋愛って本当にいいなと思える作品です。世界の皆さんに、ほほ笑みと思いやりを伝えたいです。普段忘れかけてしまっているかもしれない、人を愛する気持ちや思いやりがたくさん込められています。それを精一杯僕たちが発表できるまで走り続けてきたので、そのほほ笑みが世界中に届くようにしっかり願っています。どうかこの作品を愛してください」とアピールし、イベントを締めくくった。
Netflix映画『桜のような僕の恋人』はNetflixにて全世界独占配信中。