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新感覚朗読劇「ROCK READING『ロビン』~「ロビン・フッドの愉快な冒険」より~」(~11/7㊐)の開幕直前取材が行われ、本髙克樹、今野大輝(ともに7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、 ROLLY、カズマ・スパーキン、演出家・鈴木勝秀の5人が登壇。本舞台にかける意気込みや、本髙、今野の役者としての成長ぶりなどに話が弾んだ。
以下、質疑応答。
――初日を迎えてのお気持ちは?
本髙 準備は今日で整いました。実は昨日一昨日で、昨年の『幸福王子』の資料映像を見てたんですけど、さらにグレードアップしたロック・リーディングができたんだなという実感が改めて沸いております。
――まずビジュアルにびっくりしましたが、ご自身はいかがですか?
本髙 僕は『幸福王子』の感じで『ロビン』になったなと。あと、この格好で有楽町には絶対行けないなって(笑)。手のマニュキュアから付け毛から、いろんなことをやっていただいて新鮮な感じです。
今野 率直に楽しみというのが一番大きいです。稽古時間も少ない中で、ここまで完成度を上げてこれたという思いがあるので、まだ実感はないですけど本番を迎えてお客様に観ていただけることを心待ちにしています。
――ビジュアルについては?
今野 僕は普段セットをする方ではないので、派手にしていただくと気持ちも上がりますし、 新鮮でいつもと違う自分になれる気がしてすごく素敵だと思います(笑)。
本髙 今野の昔の写真を見たことがあるんですけど、小学生の時こんな感じでした(笑)。
今野 昔ダンスをやっていた時があって、その発表会の時に髪をセットするんですよ。そうなると大体こういう感じですね(笑)。
――ROLLYさんからご覧になってお二人はいかがですか?
ROLLY まさに硝子の少年時代を象徴するような……若さ、そして瞬間の輝き。それはこの ROCK READING『ロビン』でしか体験できないものだと思います。なぜならば次の舞台になるとまた少し大人になってるから。絶対に見逃すことができない。瞬きもしてはいけない! 一音たりとも聞き逃すことは許されないし、すべてを吸収して帰ってもらいたいですね。
――バンドということで、刺激を受けたんじゃないですか?
本髙 本当にそうですね。ミュージシャンの方は『幸福王子』と同じ方が付いてくださってるんですけど、前回よりかなり楽器の数も多くて。音楽が入ってくる場面もすごく多いので、稽古中もセリフがどんどん音楽になっていくような作業が行われていて、ミュ ージシャンさんの方に感銘を受けながらやってました。
――ここで得たものは持って帰れそうですね!
本髙 そうですね。持って帰りたいんですけど複雑すぎて、メンバーの矢花(黎)を呼んでこないとダメだなっていうくらい……。なんなら昨日、矢花も劇場に一緒に入りたいって言ってましたからね(笑)。
――昨年を踏まえて今年はこうしようというのはありましたか?
今野 そうですね。第 2 弾ということで比較されちゃう部分があるので、そこのプレッシャ ーはありましたけど、前回を超えるということをすごく意識して、今回の稽古に臨みました。
――今回の役割としては ROLLY さんとカズマさんはナレーターという形になるんでしょうか?
ROLLY カズマさんと私はナレーターという役柄プラス、いろんな人になります。今まで 出たどの舞台よりもギターを弾いている時間が長くて、すごくかっこいい曲でそこで描かれた素晴らしいロックの世界に自分が筆を入れるという感じでした。
――他に楽器を演奏する方はいらっしゃるんですか?
本髙 実は今回、僕と今野が楽器をやらせていただきます。
今野 僕はアコースティックギターをやらせていただきます。
本髙 僕はピアノかと思いきや、可愛いトイピアノをピンピン弾いているのでそちらもご注目ください(笑)
今野 僕のアコースティックギターなんですけど、今回の舞台で初出しということで私物なんです。そこも見ていただけたら。
――カズマさんは何役もやられるということですが、モノマネもされるんですか?
カズマ 今回はモノマネとかそういうのは何もなくです。とにかく音楽がとてもカッコイイんですよ。僕も乗っちゃったりするんですけど、スズカツさんにできるだけ乗らないでくれ、と(笑)、静かにしといてくれと言われて、抑えられるくらいの感じなので、あとはお二人とROLLYさんを観ていただれば。
――『幸福王子』からお二人の成長度というのはどのようにみていらっしゃいますか?
鈴木 一回やって到達したところがあるので、そこからまたバンドも含めて同じメンバーでやれるから、稽古の初日からかなり高いところからスタートできました。今回到達しているところは『幸福王子』より高いと僕は思っているし、二人は『幸福王子』から点と点で繋がってるんだけど、線で繋がってる部分もあって。今回までのあいだに、他の仕事やグループでの活動があったものがちゃんとそこに乗っかっていて。この間、二人が言ったんだけど、 自分たちが成長していることに気付いていなかったっていう。それがこれをやってみたらちょっと気付けたって言ってたので、良かったなと思っています。
――具体的にどんな成長でしょうか
本髙 実感がなかったというのも、スズカツさんが褒めて伸ばしてくださる方だったので、 いい意味でスズカツさんに騙されないようにしようと思って稽古に挑んでいました(笑)。どんなに良いって言われても「良くない、良くない」と思い込みながら試行錯誤しながら稽古に挑んでいたので、気付いたらスズカツさんも認めてくださるようなものが出来上がっていたという感じです。
今野 僕は気付いたのはついさっきです。ステージに立ってやってみると、稽古を始めた時のことを思い出して全然違うなと。あと喉が強くなったなと思います。
――最後にお客さまにメッセージをお願いします
今野 こういった状況の中で、舞台に立たせていただけることは当たり前じゃないと感じてます。そしてこの第 2 弾をやらせていただけることも奇跡だなと思うので、前回観に来て くださった方はもちろん、今回初めて来る方にも楽しんでいただけるような舞台になっていますので、ぜひ楽しみに待っていてほしいです。
本髙 この ROCK READING『ロビン』は、昨年よりさらに音楽と朗読の融合性が増してよりライブに近い朗読劇になっているので、ライブに来るような感覚で観ていただきたいです。そしてぜひ、ロビンの仲間になった気持ちで観てほしいので、何か緑のワンポイントを身に付けて来てくださることをお勧めします。ちなみにスタッフさんはみんな緑のマスクをしてくれてます。これは自分が持参したやつなんですけど、あとでスズカツさんにも付けていただこうと思っています(笑)。ぜひみなさん、ロビンの仲間になったつもりでお越しください!
『ROCK READING「ロビン」~「ロビン・フッドの愉快な冒険」より~』は、東京公演を 2021 年 10/21 (木)~10/31(日)ヒューリックホール東京にて、大阪公演を 11 / 5 (金)~11/7 (日) COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにて上演される。