４月10日（日）いよいよスタートするTBS日曜劇場「マイファミリー」。
本作は「ノンストップファミリーエンターテインメント」と銘打たれているが、果たして……？

■「ノンストップファミリーエンターテインメント」とは

「『マイファミリー』は、ミステリーでもないし、サスペンスでもないんです」と飯田和孝Ｐは語る。「ドラマ序盤では“誰が犯人なんだろう？”という推察にはいかないようにと思って作りました。考察する推理物ではなくて、誘拐事件に巻き込まれた夫婦が、子供を取り戻す“ノンストップファミリーエンターテインメント”。何がエンターテインメントなんだろう、というところが話数をおうにつれて分かってくる感じになればと思っています」。

TBSのプレビュールームで第１話を視聴した後、確かに記者は犯人捜しをしなかった。それは鳴沢夫妻を演じる二宮和也・多部未華子が醸し出す絶妙な空気感からだろう。

飯田Ｐ「鳴沢温人に呼応する形で、妻の未知留が存在しています。この２人の距離感をつくるのはとても難しい作業でしたが、そこをまずは二宮さんと多部さんの２人が丁寧につくってくれました。『山田太郎ものがたり』から15年振りの共演が注目されていますが、ドラマの中の温人と未知留も、大学時代に出会って20年くらい経っている設定です。経過した時間のなかでの仕事や人生の経験が、うまく化学反応を起こしてくれるんじゃないかなと思います」。

 

■まさに主役級の豪華俳優陣がズラリ！

鳴沢夫妻の大学の同級生役に賀来賢人と濱田岳。
誘拐事件を担当する刑事役に玉木宏。
温人の会社「ハルカナ・オンライン・ゲームス」と今後深く関わってくるライバル会社のCOO役に松本幸四郎と、本作には二宮・多部だけではなくそうそうたるメンバーが名を連ねている。

各々のキャラクターのハマり具合と説得力、そしてその存在感が「マイファミリー」のストーリーの厚みをさらに増しているように感じられる。たとえば賀来演じる三輪が、松本演じる阿久津が、温人のただの関係者で終わるだろうか。その期待ともいえる予感は的を射ていたようで……。

本作のキャスティングについて、飯田Ｐは「“絶対この人ただの人じゃないよね”っていうのを楽しんでいただける要素が満載で、視聴者の方が気になってくれるだろうな、という方を配置できたと思います」と自信を見せる。
続けて「それぞれのキャラクターのストーリーがしっかりと構築されていて、鳴沢夫妻を軸に、それが絡みあっていくことが『マイファミリー』の全話通しての見どころになります」と大きなヒントも！

実際に１話を視聴して、過去を匂わせるキャラクターの存在が気になって仕方がない。「この人とあの人とのつながりは？」「この人とこの人は過去に何があった？」とすっかり心をつかまれてしまった。

「とにかく、まずは１話をみていただきたい！」と繰り返していた飯田Ｐ。その言葉の意味をすんなり理解できた試写会だった。

 

時代の寵児と呼ばれるゲーム会社CEOの夫・温人と、SNSフォロワーが１万人を超える主婦あこがれの妻・未知留。誰もがうらやむような夫婦が突然誘拐事件に巻き込まれた時、２人は、そして周囲の人々との関係性はどうなっていくのだろうか。ストーリーのゆくえに目が離せない。

 

【第１話あらすじ】

鳴沢温人（二宮和也）はゲーム業界の新時代を切り開く男ともてはやされている「ハルカナ・オンライン・ゲームズ」のＣＥＯ。湘南・鎌倉に家を構え、妻の未知留（多部未華子）、娘の友果（大島美優）と３人で暮らしている。ある日、都心での仕事を終えて帰宅した温人のもとに、日常を一変させる１本の電話がかかってくる。友果さんを誘拐した――。

身代金の要求額は５億円。温人の通報で、すぐに神奈川県警に誘拐事件の捜査本部が設置される。捜査一課長・吉乃栄太郎（富澤たけし）が指揮を執るなか、葛城圭史（玉木宏）ら警察が鳴沢家にやって来る。

そんな折、温人のビジネスパートナー・立脇香菜子（高橋メアリージュン）から会社の緊急事態を知らせる連絡が入る。５億円をすぐには用意できない温人。取引のタイムリミットが迫るなか、現金を調達するため、ある人物との交渉を試みるが……。一方、未知留は藁をもつかむ思いで、大学時代の友人である三輪碧（賀来賢人）と東堂樹生（濱田岳）に連絡を取る。

 

【番組概要】

［タイトル］日曜劇場『マイファミリー』

［放送曜日・時間］４月１０日（日）スタート 毎週日曜よる９：００～９：５４
（初回は２５分拡大 よる９：００～１０：１９）

 [ドラマ公式サイト] https://www.tbs.co.jp/myfamily/