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フジテレビTWO ドラマ・アニメ初のレギュラーオリジナルドラマ枠が誕生。記念すべき第1弾は、とある小劇場の楽屋が舞台のオムニバスコメディ、片桐仁主演の「GAKUYA~開場は開演の30分前です~」。片桐が小劇場「シアター黒猫」の小屋主・猫柳に扮し、毎回違う劇団が本番の開演30分前に楽屋で繰り広げる様々なドタバタ劇を描く。すでに撮影を終えた片桐が、取材に応じた。
「本番の開演30分前、プレッシャーのかかった密室が舞台というのが面白い。実際に僕も何回も体験しているあのイヤ~な空気感が脚本にはありました(笑)。脚本、コメディのセンスがすごいんですよ。僕なりの面白さも入れられたらいいなって思ってやりましたが、この本どおりにやれば面白くなる!という安心感がありました。猫柳は皆さんのトラブルに首を突っ込みまくりますが、それは舞台を成功させたいから。舞台への愛情は僕にもあるので、気持ちはすごく分かる。結果的に迷惑になるけど、猫柳のやってることは善意です。……まぁ、善意ほど怖いものはありませんけど(笑)」
脚本と演出を手掛けるのは、映像監督、脚本家、俳優、カメラマンなど、“楽しいことは何でもやる”というスタンスで活動中のたかせしゅうほう氏。10年以上前から、舞台で活躍する片桐を見続けてきたという。
「そういう才能ある若い方にオファーをもらえて、うれしいです。最高ですね。僕は、そういう人たちに何とかしてもらいたいって常に思ってるんですよ。同世代で頑張ってきた皆さんがどんどん偉くなって、僕を使うことを反対されない立場になっていってほしいです(笑)」
片桐にとって“楽屋”とはどんな存在なのか。
「僕にとっては、“あまり居たくない場所”ですね。居ると、そのモードに入らざるを得ないから。
最初の頃は早めに入ってストレッチしたり、客席を歩いたり、発声したりしてたけど。あの密閉空間は嫌いですね。楽屋の念!? みたいのがあるんですよ」
舞台に数多く出演するなかで、自身にも幕前30分のハプニングがあったそう。
「ぎっくり腰が痛くて動けないってのがありましたね。楽屋でずっと丸まってた。でも中止にはしたくないし……コルセットをして、座薬を入れてやりました。あと、前日に食べた貝にあたったっていうのもありました。とにかくおなかが痛くて、2歩でも歩くともうヤバイ……って感じで。紙おむつをして、舞台の両そでにバケツを置いてもらって何とか。ほんと、あの時は迷惑かけたなぁ。ハプニングは付き物だけど、お客さんは楽しみにしてくれてるわけだし、やらなきゃいけない。それが舞台です!」
予想外のトラブルに揉めに揉める劇団員たちと、どこまでが本気なのか分からないナイスキャラな猫柳が繰り広げる、笑いあり、安心あり、何でもあり(!?)のドタバタ劇。果たして幕は無事に上がるのか!? ぜひチェックを。
【番組概要】
「GKUYA~開場は開演の30分前です~」
フジテレビTWO ドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmart
<第1話>11/20(日)午後11時30分~深夜0時
※以降、毎週日曜同時間に全5話放送予定。
脚本・演出/たかせしゅうほう
出演/片桐仁ほか
第1話「4人の孤独な女たち」
第2話「ももたろう合戦」
第3話「化け猫物語」
第4話「3つの鍵」
第5話「口づけは目覚めの合図」