３／17（金）公開の映画『わたしの幸せな結婚』のプレミアイベントが行われ、目黒蓮（Snow Man）、今田美桜、渡邊圭祐、大西流星（なにわ男子）、前田旺志郎らが登壇した。

作品の世界観に合わせ、大正ロマン風の衣装で登場したキャストたち。陸軍の部隊長で、冷酷無慈悲と噂される人物・久堂清霞を演じた目黒は「今この日を迎えられたことに、すごくドキドキワクワクしています」とまずはあいさつ。

本作で初の単独主演を務めることについて、「マネージャーさんに『単独初主演映画が決まったよ』っていうことを教えていただいたんですけど、やっぱりすごくうれしかったです」と当時の心境を語る。

続けて、「そこから原作の小説と漫画をたくさん読ませていただきました。清霞はすごく見た目が美しくてかっこいいので、そこに近付けるのかなっていう不安な気持ちが最初はありました。僕はあんまり冷酷ではないんですけど、でも、中身の部分で清霞に共感するところがあったので、そういう共感できる部分を探しながら……という感じでした。清霞なりに誰かを守りたいと思う気持ちだったり、そう思ってからの行動に共感しました」と。

 

初共演となる目黒の印象を聞かれた今田は「とにかくストイックです。もともと真面目な方なんだろうなとは思っていたんですけど、空気感とか空気の作り方とか清霞を意識してらっしゃるんだろうなと思いました」と語る。

 

これに続くように渡邊も目黒に対し「本当にストイックです。よく、『撮影現場ではカメラが回っていない時にどんな話するんですか？』って取材で聞かれるんですけど、その時間ずっと清霞でいるんです。（役柄通りに）ちゃんと距離を置こうって思ってしまうくらいに(笑)」。

目黒は「僕がそこまで器用ではないので、本番スタートでパッと変われるような器用さがないので、常にちょっと役のことを考えていました」と釈明をするものの、渡邊はさらに続け……

「どうにかして仲良くなろうと思って会話をいろいろやってたんですけど、ハマってなかったんですよ。うまくハマれてないなと思って、撮影所から家に帰って『どうしようかな』っていろいろ考えて、１週間後に現場に行ったら、すんごい前田くんと楽しそうに話してて。見たことない笑顔だったんですよ！　悔しくて悔しくて(笑)」と嫉妬を全開にして会場の笑いを誘った。

 

清霞という役に入り込んでいた目黒は、役の上で、渡邊は敵対する相手であること、前田は最も信頼を置いている相手であることから撮影現場でのコミュニケーションの取り方に違いがあったと説明。

そんな前田だが「僕は本当に目黒くんと一緒のシーンがすごく多かったので、（演じる）五道と清霞の関係ですごく話してくれたって言ってくれましたけど、なんか僕も正直あんまりハマッてる感じはしなくて……」とまさかのジョークを。

これには目黒も「待って待って、落ち着けって。誰にもハマってないじゃん(笑)」と困惑していた。

 

大西は「（目黒との撮影が）２日間しか一緒になることがなくて、気まずい空気までもいけなかったんですけど、お芝居の本番が始まる前とかは、話しかけるタイミングなど気を遣ってくださっていたので、周りへの気配りがすごい方やなと思いました」と振り返っていた。

 

終始いじられる形になった目黒だが、最後は塚原監督に向け「こういう場だから言うわけじゃなく、本当に自分にとって、（本作の撮影は）なくてはならなかった時間だったなと思います。塚原監督がお芝居の土台を作ってくださったので、今の自分の基盤になる最高の時間でした」と感謝を伝え、イベントは終了した。

映画『わたしの幸せな結婚』は３／17（金）より全国公開される。