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2017年いっぱいでAKB48を卒業する渡辺麻友が、東京・秋葉原のAKB48劇場にて卒業公演を開催。終演後、囲み取材に応じコメントを。
「12歳でオーディションに合格してから11年間、ただひたすら前だけを見て駆け抜けてきたので、こうして最後の劇場公演を終えて、11年間が幕を下ろそうとしているんだなと、実感が湧いてきて、寂しい気持ちがします。入った当初は、AKB48もまだそんなにテレビに出る機会がなく、劇場公演を行う日々だったので、こんなふうにたくさんテレビに出させていただいたり、こうして多くの報道陣の方に囲まれたりするとは……こんな想像は、活動当初は1mmもできていなかったです。たくさんのファンの方々に見守られて、劇場公演を終えることができて、本当に幸せだなと思います。
最後の劇場公演、幕が開いて、支えてくださったファンの方々の顔があって。皆さまとここまで歩んできたんだなと思って、目頭が熱くなりました。最後の劇場公演で私がセンターを務めさせていただいた「ラブラドール・レトリバー」を披露したんですが、曲紹介でいつも「レトリバー」が言えなくて甘噛みしてたんです。今日はちゃんと言おうと気合を入れてたんですが、甘噛みして。結局、最後まで言えなかったな、と(苦笑)。甘噛みで言い納めちゃいました(笑)。
総選挙での卒業発表から半年、本当に自分でもあっという間でした。この半年間で、11年間の感謝の気持ちをファンの方にも伝えられたし、メンバーともたくさん思い出が作れたし、後輩にもたくさん伝えられたんじゃないかなと思います。充実した半年間でした。卒業発表は、ファンの方の前で伝えたいという思いだったですが、悪天候で無観客開票になり、直接伝えることはできなかったんですが、卒業発表にはすごく勇気がいって。自分もAKB48を大好きで続けてきたので、卒業の言葉を口にするつらさはありました。(総選挙ではすべてで神7入りを) 本当にファンの皆さんのおかげです。本当にファンの方には感謝してもしきれないぐらい、感謝の気持ちでいっぱいです。
ゆきりんが3期生で唯一の現役メンバーとなってしまうので、先に卒業するのは心苦しい気持ちもします。でもAKB48最年長で、たくさんの後輩を引っ張って言ってくれると思うので、外側から見守っていきたいなと思います。(横山)由依ちゃんは、たかみな(高橋みなみ)さんが卒業して、最初は大丈夫かなと思った時もあったけど、そこから成長して、今は本当にもう誰もが認める頼もしい総監督になったので、由依ちゃんが引っ張るAKB48なら大丈夫だなと思います。みんなが由依ちゃんについて行って、同じ方向を向いていれば真っすぐ進んでいけば大丈夫だと思いますし、これからも見守っていきたいです。
11年間、楽しいことだけじゃなく、苦しかったり、辛かったりした時もありましたけど、でも、今終えてみて楽しかったなと一番に思えるので、それは、この11年間、間違っていなかったなということなんじゃないかなと思います。辛かったのは、総選挙。外側から見ていると面白いものなのかなと思うんですが、当事者からすると、毎年プレッシャーと重圧がハンパなくて、寿命が縮むような怖さを感じて参加していました。でも、自分なりに満足のいく結果で終えられたので悔いはないです。
AKB48を卒業して、これから一人で活動していくんですが、ソロとしても音楽活動を続けて生きたいですし、お芝居のお仕事も積極的にやっていけたらと思います。私も勝負の時なので、負けないぞという強い気持ちで頑張っていきたいです。(恋愛解禁について)機会があれば。全然してこなかったので、自分大丈夫かなという怖さもあるんですが。結婚はイメージできていないです。自分が仕事に熱中しちゃうタイプなので、まだまだ思い描けないです。
(アイドルとは?)個人的には、表側のキラキラした部分しかみせないのがアイドルなのかなと思います。でも私は自分がアイドルという意識でやっていたというよりも、自分らしくやっていたところで、(王道アイドルという)評価をされ始めて、そういう路線なのかなと思って寄せていったというか、だからそんなに強い意識はあまりなくて、自分が思うやり方でやってきたことで、こういう形になったんだと思います。
自分に自分のAKB48での活動に点数ですか? う~ん(熟考)……150点! 高得点! ハハハ! 11年間、真っすぐ頑張ってきたな、自分って(笑)。と、自分で思うので、それぐらい付けてもいいかなって。私にとって人生の半分がAKB48だったので、AKB48は私の人生と言っても過言ではないと思います。
(最後にメッセージを) 11年間活動してきたAKB48を卒業します。がむしゃらにひたすらまっすぐ駆け抜けてきた11年間、たくさんの方々と出会えて、素晴らしいファンの皆さまに応援していただけて、本当に幸せすぎる、すばらしい11年間となりました。11年間、応援していただきありがとうございました。グループを卒業しても、渡辺麻友、そしてAKB48をよろしくお願いします。
み~んなの視線をいただきまゆゆ~! やり納め~、アハハ(笑)。ありがとうございました!」