舞台
ふぉ~ゆ~が「梅棒」と初ダック! 辰巳雄大「男子がふざけた時のあの熱量を、毎公演、違う魅力たっぷりで届けたい」【舞台『ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only1, NOT No.1」』】
舞台 2022.06.06
ふぉ~ゆ~がパフォーマンス集団「梅棒」と初ダックを組んだ舞台『ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only1, NOT No.1」』大阪公演が、7/29㊎~31㊐にサンケイホールブリーゼで開催される。開催に先駆け、ふぉ~ゆ~メンバーの辰巳雄大が、カンテレ本社で囲み会見に出席した。
今回、ふぉ~ゆ~は新たな挑戦としてノン・バーバル(非言語)のパフォーマンスを披露する。辰巳は「ノン・バーバルとは梅棒さんがやってる手法で、セリフがほとんどないなか、JPOPや有名な曲を使ってストーリーをつむいでいくというもの。時折、歌詞がセリフのように聞こえることもあるなか、ダンスと体で表現していきます」と説明。当初、“ふぉ~ゆ~はセリフありで、梅棒はノン・バーバル・・・という梅棒スタイルでの実施”という提案だったと裏話を明かした辰巳は、「僕らもセリフを言わない世界に行きたい!という4人の気持ちがあって。『ぜひ、やりたい』ということで、飛び込むことになりました」と明かした。
梅棒のノン・バーバル作品の魅力について辰巳は「歌の持つ魅力が多面的に表現されているので、シンプルに聞いていた曲が新しいものに生まれ変わって、新たなお気に入りの曲、勇気や元気が出る曲に生まれ変わる」と熱弁。「新たなお気に入りの曲ができる楽しみ、セリフがない分、情熱が高いところにある熱いステージ、ひとりひとりが想像力で楽しめる」と話した。
そんな梅棒とふぉ~ゆ~は、ほぼ同世代。「僕らが演劇をやるようになってから、どこかで梅棒さんを意識してましたし、梅棒さんも僕らのことを気にしてくださっていたそうで」と語り、互いに気になる存在であった2組が実際に稽古を共にするうち「梅棒さんも個人での活動が幅広く、振り付けメインの方、役者メインの方、いろんな個性が集まったチームなんだなと改めて思いました。僕らもそうですが、男子ノリがめっちゃあるので、まるで男子校みたいです。男子がふざけた時のあの熱量を、毎公演、違う魅力たっぷりでお届けします」と意気投合ぶりを明かした。
運動量多いことでも知られている梅棒の舞台とあって、「正直めちゃくちゃドキドキしています。僕自身、今年に入ってから演劇のお仕事をたくさんいただいているのですが、直近の『エダニク』という作品では、食肉加工センターで働く職人を演じまして、毎公演、カップ焼きそばとカップラーメンを食べていたんです。その上で鍛えているので、体がめちゃくちゃデカくなってるんですよ。まず、踊れるのかなって福ちゃん(福田悠太)に相談したら『24年ジャニーズやってきて、うちにある筋肉は衰えてない』って言われました(笑)。松崎(祐介)と越岡(裕貴)は最近まで『Endless SHOCK-Eternal-』に出ていたので体力ビンビンですし、僕も負けないようにしたいと思います。でも、あの世界に飛び込むと踊っちゃうんですよね。それぐらい気持ちのいい世界ですし、そういう演出ですし。とにかくみんな汗だくで稽古してます」とふぉ~ゆ~メンバーとのエピソードも披露した。
辰巳自身、客席で見て感動したノン・バーバルの世界。実際にやってみて感じた難しさについて聞かれると「思っていた2、3割り増しで大きくやらないと、動きだけじゃ伝わらないということが分かりました。一番後ろのお客さんにもしっかり伝わるように、いろんな角度からもしっかり見えるように、大胆な切り替えや、体の使い方、ダンスの種類もしっかり計算されているんだなと。ダンスで会話したり、感情が盛り上がった時に踊りだしたり。アクションも多くて、今までぼくらがやってきたダンスとは、また違う種類のことをやるんだなということを実感しています」と。さらに、「自分もそうですけど、メンバーが練習しているのを見て『梅棒さんの世界にふぉ~ゆ~がは入ってるなー』とワクワクしています。ちょっと違うのですが、チャップリンの世界観とも通じるものがあるんですよね。セリフがない中で感情を表現したり、笑わせたり。梅棒さんの世界もたくさん笑わせてくれるので、メンバーを見て、これはおもしろくなりそうだなと思っています」と手応えたっぷりの様子だ。
今回の作品はホストクラブが舞台。ふぉ~ゆ~の4人もホストを演じる。「もともとホストをやってたわけじゃない4人が様々な事情でホストクラブで働くことになるんです。バラバラな場所にいた4人なので、それぞれのバックボーンをダンスとアクションで表現します。僕は“リュウ”という男の役で、ゴリゴリ系の怖い人たちに追われているというダークサイドにいる役。とにかくお金を稼がないといけないので、ホストに誘われ、イヤイヤ働き始めます。そんな状況にあてはまる曲といえば…あれだよな!と。みなさんもなんとなく思い浮かぶかもしれないあの曲、ジャニーズのあの曲なんです!」と、今作ではジャニーズの曲も使われるというサプライズ発表も! メンバーの配役は、「福ちゃん(福田)は“ちゃたろう”というお笑い芸人、松(松崎)は、犬に太いと書いて、犬太(けんた)という田舎から出てきた男。コシ(越岡)は“廻(かい)”というさわやかな男の役」だという。
以前、ふぉ~ゆ~の作品の大阪公演で「『なんでやねん!』って客席から突っ込んでもらえたのが面白かったし、幸せだった」という辰巳。東京公演でウケていたコントが大阪でウケなかった時は、たまたま見学に来ていたジャニーズWESTの桐山照史に相談、「もっと全部分かりやすく、典型的な内容に変えてみたらどうですか?」とアドバイスをもらったとか。「キリ(桐山)の言うように変えてみたら反応がよくて。東京と大阪で反応の差があるんだなと思いました。今作でも変えることを恐れず、お客さんと敏感に感じ合いながら、終わった時には大阪バージョンになっていたね、という形に進化していたら幸せですね。松崎あたりにはできないかもしれないですけど(笑)」と大阪公演にかける意気込みを語った。
チケットも残りわずかとなった今作。最後に「とっておきのアピールを」と求められると、「そんな無茶ぶりある?とっておきのアピールはずっとしてたつもりなんですけど(笑)」と言いつつ、「僕らは、生でお客さんの前に一番多く立っているジャニーズだと自負しています。それが、ここ数年、大阪に来れずに悔しい思いをしていました。今作はお客さんを心の底から楽しませることができる作品だと思っています。たくさんの感情を持って帰っていただける、まさに『Only1, NOT No.1』な、本当におもろかったと言ってもらえる作品を持ってくることを約束します。ぜひ劇場で楽しんでください。梅棒さんの舞台は1回目見て面白い、2回見ても多くの発見があり、何度でも見たくなるんです。ぜひ、何度も見てほしいと思います」と全力アピールで会見を締めた。
【公演情報】
舞台『ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only1, NOT No.1」』
開催日:7/29㊎18:00/30㊏12:00・17:00開演/31㊐12:00・17:00開演
会場:サンケイホールブリーゼ
作・総合演出:伊藤今人(梅棒) 振付・監修:梅棒
出演:福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介(ふぉ~ゆ~)
梅澤裕介、鶴野輝一、遠山晶司、櫻井竜彦、楢木和也、天野一輝、野田裕貴(梅棒)
樹里咲穂、HideboH、綺咲愛里
遠藤令、小野礼実、湊江梨奈、豊田由佳乃