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No.1コント師を決める恒例の賞レース「キングオブコント2019」の決勝が9/21に行われ、結成16年目のどぶろっくが得意の歌ネタで2413組の頂点に。生放送の決勝終了後、どぶろっくの2人が囲み取材に応じた。
ギターを担当する森慎太郎は「こういった大きな大会で、いい思いをした記憶がない。負けても悔いなし、みたいな前提で臨んでいた。まだ実感がない。僕らとは違う、まぶしい世界だと思っていた。自分たちはメインストリートじゃないタイプの芸人だと思っていたので。
僕らはよく“賑やかし”言われるんです。絶対チャンピオンらしくないでしょ」と。 江口直人も「本当に実感がない。僕らには敷居が高い」と口をそろえつつ、「決勝でやっている時、『ここでやっている』ってことだけで泣きそうでした」と感想を述べた。
また、この喜びを誰に伝えたいか聞かれ、森は「相方は5歳から一緒にいる佐賀の幼なじみ。優勝が決まった相方の涙を見た時、江口のご家族に喜びを伝えたいと思った」、江口も「佐賀で一緒に育った仲間たちに伝えたい」と目を潤ませていた。だが、「優勝しておきながら、(ネタが)下ネタですから。こちらからは……」(森)と苦笑いしていた。優勝賞金1000万円の使い道については、「僕らは歌ネタというジャンルでやらせていただいていて。決勝に選んでいただいて、改めてコントというジャンルの懐の深さを感じた。イベントなどを開いて、恩返ししたい」(森)、「フェスとか」(江口)とコメントを。
ネタ選びに関しては、下ネタNo.1を決める大会で、ケンドーコバヤシに「いけるかもしれない」と言われたことがきっかけと語り、森は江口を説得して、8年ぶりにKOC出場したことを告白。江口は「もともとKOCには出ないつもりだった。おこがましいと思って。でも相方が『出よう!」と頑なだったので、『つきあってやるよ』みたいな感じだった。ネタはこれじゃないと戦えない、これに全部懸けようと思った」と。すると森は「でも、優勝した時に真っ先に(江口が)泣いていた(笑)。無理やり言ってみてよかった。このネタは評価も高かったし、自分たちも楽しかった」と笑顔を。だが、このネタをテレビで披露することについては、「どこかで歌わないといけないんですよね。急に怖くなってきました(苦笑)」(森)と語っていた。
森は「音楽のジャンルでネタも変化することが分かった」と手応えを。江口は「このネタのきっかけは、オペラの仕事。そこでやらせていただいて、こういうのもいいねと思った。独自のジャンルを作りたい。いろんなジャンルの音楽に挑戦していきたい」と今後の意気込みを語った。