舞台
ついに開幕!初演出の「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」にはSnow Manの熱過ぎる想いが!各メンバーのこだわり演目を公開【ゲネプロ&初日前会見レポート・一部演目ネタバレあり】
舞台 2023.04.08
「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」のゲネプロおよび初日前会見が行われ、会見にSnow Manの岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介が登壇。
初日を迎えるにあたり、岩本は「明日から始まるんだなと思うと、ワクワクとした高揚感と、ちょっと寂しさというのがあります」と現在の心境を語る。
続けて「僕たちに限らず、『滝沢歌舞伎』っていう“ZERO”になる前からの歴史を知ってくださっているスタッフさんや見てくださるお客様も、たぶんこの同じ気持ちを共有した状態で(上演の)1ヵ月が始まるので楽しみな思いで一杯です」と思いを口にした。
今作ではSnow Manが初演出を務めており、各メンバーにもこだわりの演目が。
佐久間のこだわりは「春の踊り」と「いにしえ」。
佐久間は「オープニングでやっている『春の踊り』と『いにしえ』は、滝沢くんがやられていた時のオープニングなんです。絶対やりたい!っていうのはみんなで話して、一番最初に決めました」と明かす。
「ちょっと照明でね……。いろんな思いを乗せて歌ってるっていう演出があるので、グッときます。本当に昔から滝沢歌舞伎を応援してくださってる方は“すごい懐かしい”って思ってもらえると思うし、新たに見てくださる皆さんは“何これ新しい”って一周して感じてもらえるんじゃないかと」と演出面に、ある秘密があることを匂わせる。
続く渡辺が一部始終をネタバレすると、メンバーからは「あーあ、言っちゃった」とブーイング(?)が。渡辺は「じゃあ、ここカットで(笑)」と笑わせた。
渡辺は気を取り直し、「お客さんには、僕たちのそういう意図が分かるか分からないか……それくらいの演出になっていて。僕たちの舞台に立つ上での思いとして、照明とかいろいろメンバーとスタッフさんで考えたものを踏襲しています。気付いた人は“通”なお客様だな、と」。
向井のこだわりは「五右衛門ZERO」。
「僕、舘さんと“五右衛門”でシンメでやらせていただくんです。舘さんは歌舞伎を経験されてるじゃないですか。そんな舘さんとシンメをやるわけやから、緊張しちゃうのよ。だから負けないようにね、着物の中に2倍詰め物入れてるのよ(笑)」と“盛っている”ことを打ち明けた。
阿部は「氷」や「蝶々」など、かつての「滝沢歌舞伎」で披露されてきた演目メドレーを挙げる。
阿部は「僕たちがバックに付いていた頃の演目もあるし、それを今回、自分たちでやるっていうのは本当に感慨深くて。一人ひとり目立つところもあるし、ふとメンバーが目立っているところを見ると、懐かしい!と感じられるところもありますので、相当な見どころです」とアピール。
深澤のこだわりは「Memories」。
「もちろん『滝沢歌舞伎』はすべていいんですけど、最後の方にある『Memories』っていう演目が。あれは『滝沢歌舞伎』を語るうえでは絶対に必要だし、Snow Manを語るうえでも『滝沢歌舞伎』っていうのは必要になってくるので、あれは僕たちにしかできないパフォーマンスなんだろうなって思います」と熱く語る。
阿部も「Snow Manの歴史がつまっているわけで、本当にいい演目だよね」と相づちを打っていた。
目黒もオープニングでの「春の踊り」と「いにしえ」を挙げ、「僕は個人的に特別な思いになる瞬間があって。みんなにも言ったことないんだけど……」と話し始める。
「僕が昔、Snow Manに入る前に『滝沢歌舞伎』に出ていた時、『いにしえ』のイントロの振り付けはジュニア用の振り付けで踊ってたの。Snow Manだけがやる振り付けがあって、それを僕は毎回『かっこいいな』って思いながら見てたの。それをね、今回できてる。だからそれもすごく感慨深くて、自分にとってはすごく特別な瞬間で。ありがとね、みんな」。
会場から拍手が起こると、すかさず渡辺から「これもカットで」という一言が。「こいつ(渡辺)嫉妬の鬼だから、いいエピソードはちょっと」と佐久間のツッコみも入り、またわちゃわちゃとなるSnow Manの9人。
岩本のこだわりは「変面」。
「今まで僕は6枚が最高だったんですけど今回は滝沢くんとタイの8枚させていただいていて。2008年に滝沢くんが最後にやった時と同じ曲を使わせていただいてるっていうところも見どころかつ、その時代を知ってる人、知らない人みんなに“おぉっ!”ってなってもらえるシーンなのかな」。
その「変面」にも特別な思いがあるようで、岩本は「個人的に8枚を僕以外のメンバーカラーにしたいっていう思いもありました」と明かした。
また、「8枚っていうのは難易度が全然違います。滝沢くんと同じラインに立たせてもらえるのは自分的にも挑戦だなって思います。スモークを使うのも、ジュニアとやるのも、僕がジュニアの頃に滝沢くんの横にいたので、あらためて、滝沢くんはどういう気持ちでやってたのかなとか、いろんな思いを抱えながら1シーン1シーンやらせてもらっています」。
「腹筋太鼓」を挙げたのはラウール。
「僕が初めて出た『滝沢歌舞伎』は15歳で、15歳の細い薄い体で頑張って叩いていて。それが年々ちょっと厚みが出てきたかなって。皆さんに成長をちょっとでも感じてほしいなっていう気持ちで力が入ります」と笑顔を。
「あと、『腹筋太鼓』は毎回Snow Manが本番前に喝を入れるんです。そのシーンを見て、しびれました。メンバーが後輩たちに喝を入れてるのを見て僕も気が引き締まります」と語り、リーダー・岩本の一面を明かした。
岩本は「あの時にあの言葉を伝えておけばよかった、っていう後悔だけはしたくないので。『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』に出れてよかったってほかのキャストの皆さんやジュニアの子たちが思ってもらえる瞬間がいっぱいある作品だと思うので、あの時に気付いて言ってやれなかったっていう後悔しないためにもちゃんと全力でぶつかってあげたいなって思ってます僕は。たぶんいちばんビビられてると思います、僕が(笑)」と笑った。
トーク順が最後になった宮舘は、「すごく待ちましたね」と言いながら「僕が唯一持っているこだわりは『仇討ち』の最後に、階段から落ちるシーンがあるんです。僕の目線の高さで6メートルくらいあるんですけど、阿部を見て、深澤を見て、最後刀を見てクッと気合を入れて飛び込むっていうこだわりを入れてみました」と語る。
メンバーから「あれはすごい」と称えられると、「たくさんのスタッフの方が支えて下さっているので安心して飛び込むことができます」と自信を見せた。
滝沢秀明氏に話が及ぶと、「ライブビューイングもありますけど、本当は劇場に来て生で観てほしいなって思います」(深澤)、「いつも通りダメ出しをもらいたいです」(渡辺)、「成長した僕たちをみてほしいです」(目黒)と「観に来てほしい」と口をそろえるメンバーたち。
ジャニー喜多川氏へは「ジャニーさんも大好きだった舞台のひとつでもありますし、ジャニーさんと滝沢君がいてくれたから今の自分あります」と岩本。
「舞台中のナレーションでも話させていただいてますけど、やっぱり『愛』っていうのがテーマにありますので、1公演1公演ジャニーさんと滝沢くんに感謝の気持ちを持ってお客さんに愛を届けたいっていうのはキャスト・スタッフ一丸だと思います。感謝の思い、それだけです。たぶんいつも通り見に来てくれると思うので楽しみです」と岩本が語り、会見は終了した。
「滝沢歌舞伎ZERO FINAL」は4月8日(土)~4月30日(日)まで、東京・新橋演舞場にて上演される。