ドラマ
杉野遥亮が主演を務める、カンテレ・フジ系月曜よる10時の連続ドラマ「マウンテンドクター」。本作は、山岳医療の現場に放り込まれた青年医師が、さまざまな思いを抱えた患者や医療従事者たちと触れ合い、現実と向き合いながら成長していく姿を、壮大なスケール感で描く山岳医療ドラマ。
第7話では、麻酔科医であることがついに両親にバレてしまい、激高する母・聖子(池津祥子)のもとから何とか逃げ出した典子(岡崎紗絵)が、麻酔科医としての誇りを胸に、MMTこそが自分の居場所だと確信する展開に。一方、当初は医師が山へ行くことに反対していた江森(大森南朋)も、歩(杉野遥亮)たちの懸命な姿に触発され、MMTに加入することを決意。メンバーの士気が高まる様子が描かれた。
今夜放送の第8話では、そんなMMTを誰よりも応援している真吾(向井康二)が、第5話に続き、別れた妻のもとで暮らす息子・圭吾(湯田幸希)を前に、父親としての顔をのぞかせる。そんな愛息に寄り添う父親を演じる向井康二からコメントが到着。
今作で初めて父親役を演じる向井は、「(年齢的に)結婚がどんなものなのか知りたい時期でもあるので、バツイチではありますが、役で結婚を味わってみようと思います!」と、既婚歴のある役どころについてコメント。また、真吾はMMTのメンバーで店の常連客でもある歩や典子、玲(宮澤エマ)たちの聞き役に回ることが多く、ときに悩みを抱える彼らを励ます役どころでもあるが、その話し方について、撮影開始当初、向井の中にはある迷いが生じたという。「バツイチの子持ちで焼き鳥屋の店主という設定だからか、29歳にしては話し方がダンディーなんですよね(笑)。それをそのままやるのか、実はめちゃめちゃ迷ったんです。でも僕は脚本どおりにいきたいタイプなので、焼き鳥屋のときは濃いキャラで、プライベートのシーンはナチュラルにいこうと、そのバランスを考えながら演じることにしました」と、2つの顔を演じ分けていることを明かした。ゆえに、親子のシーンについても「父親として圭吾と接するときは、焼き鳥を焼いているときとはまた違う顔になっているはず」と自信をのぞかせ、圭吾役を演じる湯田幸希とのお芝居についても、「実は、会う前からずっと幸希くんのインスタグラムを見ていたので、“はじめまして”というよりは“久しぶり!”って感じでした。明るい子なので、最初から会話も弾んで自然にお芝居できたと思います」と、晴れやかな表情で語った。
愛情深い父親を向井が全力で体現する第8話。だが、息子を愛するがゆえに、ある出来事がきっかけで幼なじみの歩と激しくぶつかり合うことに!? 杉野と向井がともに撮影を楽しみにしていたというシーンもぜひお楽しみに!
■8話ストーリー
麻酔科医への思いを理解してもらえず、母・聖子(池津祥子)との関係が悪化した典子(岡崎紗絵)は、家を飛び出し、歩(杉野遥亮)、玲(宮澤エマ)と真吾(向井康二)の店で飲んでいた。するとそこへ、真吾の息子・圭吾(湯田幸希)が突然訪ねてきて、母の凛(冨手麻妙)に、学童で予定している登山に行くことを反対されていると相談する。実は、圭吾は心臓に疾患を抱えているため、体のことを考えれば凛が反対するのは当然なのだが、圭吾は自分も友達と同じように山に登り、大好きなカブトムシを捕まえたいのだという。ほかならぬ幼なじみの息子ということもあり、その願いをかなえてあげたい歩は、MMTの山岳外来を受診したらどうかと提案する。圭吾を診察したのは、MMTに新たに加わった江森(大森南朋)。検査の結果、江森はカテーテル手術をすれば運動も可能だと真吾たちに伝え、圭吾本人の意思を尊重した凛は手術を決断。それでも、登山への不安が拭えない凛に、歩はMMTの自分が帯同すると申し出る。無事に手術を終えた圭吾は、歩と玲とともに、いざ山へ。ところが途中、軽装で入山した登山者から負傷したと連絡が入り、医師として見過ごすことができない歩は、迷った末、すぐに戻るつもりで負傷者のもとへ急ぐ。ところがその直後、子どもたちが遊んでいた山道に蜂が出て、圭吾が蜂に刺されてアナフィラキシーを発症し――。
【作品概要】
「マウンテンドクター」
毎週月曜よる10時(カンテレ・フジ系全国ネット)
出演/杉野遥亮 岡崎紗絵 宮澤エマ 向井康二 近藤公園 トラウデン直美 工藤美桜 吉田健悟・八嶋智人 遠山俊也 平山祐介・石野真子 石丸謙二郎 檀れい 大森南朋