ドラマ
カンテレ/フジ系にて放送中の火ドラ★イレブン「ホスト相続しちゃいました」が、いよいよ明日(7/4㊋後11時)最終回! オラオラ№1ホストのMasatoを演じる八木勇征(FANTASTICS)さんが、約3ヵ月に渡る撮影を振り返ります。
八木:最初の方は、Masatoは“我が強い”というイメージでしたが、だんだん自分に近い存在、家族だったり仲間たちのことをすごく大切に思っている熱いところが見えてきて、イメージが変わりました。Masatoは長い間そういう面を人に見せないようにしていたけど、久美子(桜井ユキ)に自分の弱い部分を見せたことから一歩踏み出せて。そこからは、僕自身も演じる上でマインドを変えて、オラオラ感だけでなく、ちょっと内に秘めている部分も外に出していくように見せようと意識しました。
――ホストに来るお客様=姫の立場を考え、ホスト役として意識したことは?
八木:クランクイン前に共演者の方々と実際のホストクラブに見学に行ったんですが、そこで感じたのは、相手へのリスペクトと、お客様にとって自分が「(この人に)お金を使いたい」と思ってもらえる存在にならなければいけないということ。お客さんはお金を使いに来てくださっているので、「シャンパンは高いからいいよ」とかって親切心で言ってしまうのは必ずしも正解じゃない、と。そのお話を聞いた時に「なるほど」と思いましたね。謙虚さが全てプラスになるわけではないんだなって。だから、物語の中でも、姫に「この人にお金を使いたい、この人と一緒に飲みたいな」って思ってもらえるような男性になろうと思いながら演じていました。目線だったり、声も含めて。
――約3ヶ月間の撮影で、思い出に残っているシーンは?
八木:久美子と2人のシーンを撮っている時は、Masatoが本当の気持ちを見せることが結構多いんです。虚勢を張ってないMasatoでいるというか。なので久美子とのシーンは印象的だし、個人的に好きです。9話でMasatoが自分の過去について久美子に話すシーンは、Masatoの気持ちを考えながらお芝居していたので、苦しいな、つらいなって思いながら撮影した記憶がありますね。
共演者の方みんなと親しくさせてもらえているのもうれしいです。久美子役のユキさんとは、おいしそうなものがあると写真を送り合って「グルメマウント」を取り合ってます(笑)。(三浦)翔平さんは、よく一緒にご飯に行ったりさせていただくんですけど、撮影中に現場を抜け出して近くのカレー屋さんに行ったりしましたね。本当にアニキ的存在です。(宮世)琉弥ともめちゃくちゃ仲良いです!プライベートでも会うし、お互いの家を行き来したりしています。琉弥もソロ曲を出していたりするので、音楽の話も結構しますよ。
――FANTASTICSのメンバーは、ドラマについてどんな感想を?
八木:僕はリアルタイムで放送を見ながら、SNSで実況ツイートみたいのをしてるんですけど、メンバーの(中島)颯太とか、(木村)慧人、(堀)夏喜、(佐藤)大樹とかもリアルタイムツイートを結構してくれていて、どのメンバーも「僕が出ている出ていない以前に、シンプルに作品として面白い」と言ってくれてて、うれしかったです。マネージャーさんもハマっていて、毎話リアルタイムで見て、僕に感想を言ってくれます(笑)。普段そういうことはあまり言わない人なので、すごくうれしい。
――Masatoを演じ切ったことで、ご自身が表現者として活かせることはありそうですか?
八木:ホストの方って、内面的なものを大切にしつつ、ビジュアルだったり見え方にもすごくこだわっているなと感じていて。これは僕自身、ライブやMVの撮影で活かせる部分です。見せ方とか見え方、そういうものに関しては、すごく勉強になりました。
――最終話(12話)の見どころをお願いします!
八木:最終話の台本を読んだ時、シンプルに「こうなるんだ、めちゃくちゃ良いな…」って思いました。その後、ユキさんや翔平さんと話して、みんなも「すごい良い!」って言っていて。翔平さんは「最後、じーんときちゃった…」って。
11話の最後では、Masatoから久美子へ好意的な言葉がありました。皆さんの中には、また色恋営業なんじゃないかな?って思う方もいると思うんですけど、Masatoの中で変化があった後でのあの言葉ですし、一体どういう本心なのか。また、久美子も自分がずっと夢見てきたコピーライターへの道を進むなかで、どういった最終局面を迎えるのか、そのあたりが見どころだと思います。
【番組情報】
7/4㊋最終回
「ホスト相続しちゃいました」
カンテレ/フジ系 後11時~11時30分