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【インタビュー】荒牧慶彦&和田雅成「芸人さんをリスペクトします!」ーードラマ「あいつが上手で下手が僕で」でお笑い芸人に

NEWS 2021.10.05

 10/6㊌スタートのドラマ「あいつが上手で下手が僕で」は、お笑いライブハウス「湘南劇場」を舞台に繰り広げる8人の芸人たちの青春群像劇。そんなドラマで若手舞台俳優陣が、切磋琢磨するお笑い芸人を演じる。放送直前に、お笑いコンビ・エクソダスの時浦可偉役の荒牧慶彦さんと、相方・島世紀役の和田雅成さんが、見どころなどを語ってくれた。

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――どんなところが、このドラマの魅力ですか?

荒牧 僕が演じる時浦とまーしー(和田)が演じる島のお笑いコンビ・エクソダスがどう成長していくのかが描かれます。湘南劇場にはエクソダスの他、らふちゅーぶ、アマゲン、ロングリードの4組のお笑い芸人たちが、売れない芸人を脱出しようと奮闘しているんですが、それぞれのコンビに起こるストーリーは、笑いもあれば、涙ポロリもあるかもしれません(笑)。時には他のコンビを見て、自分たちにはこういうところが足りないなぁと羨んだり……そんな感情の1つ1つを楽しんでいただけたら!

和田 4組の芸人さんは皆、個性的なキャラクターばかり。“遭難劇場”と揶揄される湘南劇場を何とか脱出したいと思いながらも、自分たちの芸を何とか極めようと奮闘する姿は、とても共感できます。劇中の芸人たちは本当に大変な状況ではあるんですが、ただただボーっと何も考えずに笑って見てもらえる楽しいドラマになっています。

――4組のお笑い芸人役には2.5次元舞台で活躍中の若手俳優が集結していますが、現場はどんな雰囲気の中、撮影が進んでいますか。

荒牧 和気あいあいとして、めちゃくちゃ笑いに溢れた現場だよね? スタッフさんやキャスト皆から笑いが起こると嬉しくなったりして。

和田 いやいや、本当に笑いに貪欲な現場(笑)。

荒牧 お笑いネタを披露している時にキャストたちで“笑ってはいけない”ゲームをやったり、推理ゲームをしたり。

和田 「ONE PIECE」クイズも皆で出題し合って楽しかった! 「ONE PIECE」好きなんで。

荒牧 助監督さんも「ONE PIECE」マニアじゃなかった? 撮影準備で忙しい合間を縫ってささっと参加してくれていたのが面白かったな。「えーっ、答え知ってたんだ!!」って一同ビックリでしたもん。今回は長回しに近い感じで撮影をしていたけど、僕らは舞台に慣れているから、むしろやりやすかったかも。

和田 僕らがネタをやっているところに、お客さんが入ってくるというシーンを一連の流れで撮っていた時、お客さん役の方の台詞が飛んじゃって。あれはプレッシャーを感じたと思うなぁ。笑いもあれば緊張感もある現場だったなって。

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――劇中でコントや漫才に挑戦してみて、お笑い芸人さんの大変さや楽しさが実感できる瞬間もありましたか?

荒牧 笑いを追求するのって本当に難しいなと思いました。「これが面白い!」って満を持してお客さんにネタを披露して、めちゃくちゃスベるシーンはお芝居でも辛かったです(笑)。芸人さんも舞台俳優も「ステージで頑張る」という根底は一緒なので、共感しながら演じました。

和田 いや、本当に一撃で笑わせる芸人さんはすごい……。リスペクトしかないです。僕も“人を笑顔にしたい”という思いは常々持っているので、その気持ちを、役を通して体現したいと頑張りました。普段は芸人さんに笑わせてもらっている側なので、笑わせる側はめちゃくちゃハードル高かったですけどね。

――このドラマは、12月に東京と大阪で舞台化も決定しています。楽しみにしているファンの皆さんに意気込みをお願いします。

荒牧 ドラマに引き続き、湘南劇場の4組のお笑い芸人たちの青春群像劇です。映像で見るのも楽しいですが、舞台の生の空気感を味わっていただけたら! しっかりドラマをチェックして、期待値を上げてもらってから舞台版で笑ってもらえたらいいなと思います。

和田 コロナ禍のこんな時期だからこそ、舞台で思い切り笑ってもらって、皆に笑顔になってほしいです。笑いで世界を救いたい……! そんなことを本気で思っています(笑)。一緒に楽しい時間を過ごしましょう。

※別のインタビューや撮りおろしグラビアは、後日TVstation本誌で掲載!お楽しみに。

「あいつが上手で下手が僕で」
10/6㊌スタート 毎週㊌深夜0時59分~1時29分日本テレビ
10/9㊏スタート 毎週㊏深0時58分~1時28分 読売テレビ 

取材・文/福田恵子

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