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【インタビュー】細田佳央太が「ZIP!」朝ドラマで合唱に挑戦!「5分間のドラマだから伝えることが難しい」

NEWS 2022.10.20

 「ZIP!」(日テレ系)で放送中の朝ドラマ「クレッシェンドで進め」(毎週㊊~㊎朝7時53分頃放送)に主演する細田佳央太さんが、作品の魅力を語った。

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――台本を読んだ感想は?

 テーマが合唱で、各話によって登場人物の目線が変わる丁寧な物語なので、それも含めてこのクラスがどうなっていくのか楽しみです。同時に、先の見えない感じがドキドキしました。出かける前に見るであろう視聴者の方が「頑張ろう」と思ってもらえたらなと。

――演じる樫浩太くんについては、いかがでしょうか。

 樫くんは自分に近いので、(キャラクターを)あまり固めていないです。皆に支えられて、委ねるところは委ねようというくらいの感覚です。1話5分なので、前後のつながりやテンションの上下については考えていこうかなと。

 樫くんは目立たないように生活していますが、目立たないように生活するって人の目を見てないとできないんじゃないかと思ったんですよ。目立つのは自分主導で発信していけばいいですけど、目立たないようにするには周りに合わせて成績で言う「3」を貫き通すようなこと。僕も高校時代は目立ちたがりじゃなかったので、他人の目を気にしていたところが似ているかもしれないですね。ただ僕は「あの人がどういう子なのかな?」という人間観察の目線で見ていましたけど、樫くんは優しさで周りをちゃんと見てるんです。

――学校行事での思い出は?

 印象に残っている行事は、学園祭です。中学3年生の学園祭で、実行委員を自分からやりたいと言って。クラス劇をやったんですけど、少しこのお仕事を始めていたので何かしらの形で力になればいいなという思いがありました。

――合唱練習や現場の様子はいかがでしょうか。

 控室が男女に分かれていて、男子は男子同士話してることが多いし、ドラマの中でグループになっているので、カメラ回ってないところでもキャラクター同士仲いい人たちで話してるなという印象です。

 最初は合唱での声の出し方も分からなかったですが、合唱練習の時にみんなで歌ってみたら「ザ・合唱」の声になっていました。そんな合唱練習のおかげでみんなと話せるようになったので、その雰囲気のまま撮影できています。僕は指揮のポジションなんですけど、目が合う人が増えたかなと思います。

――指揮をする上で難しいところは?

 アイコンタクトが大事だなと。難しいのは、各パートが入る時に合図を出さないといけないので、全部覚えてないといけないところです。どこで強くなる(クレッシェンドする)、伴奏に任せるところなど、全部を見なきゃいけないポジションなので、そこは難しいです。

――共演者の印象は?

 役柄が親しい関係にある藤田さん(出口夏希)、柳田くん(桑山隆太)の2人には、僕も話しかけるようにしています。萩野役の水沢林太郎くんとは今年2回目の共演なので、何でも相談できています。生徒役のキャストは年齢がバラバラで、役は全員高校3年生だけど、一番若い子だと16歳、上は20歳過ぎていて。すごくバラバラな年齢差ですが、みんな明るくて、休憩時間も一緒にしゃべってます。みんな真面目で良い人だなという印象です。

――「ZIP!」と朝ドラマの印象は?

 「ZIP!」には以前参加させてもらって、アナウンサーの方のすごさや、よどみなく進行することのすごさを感じましたし、何より明るいんです。最初は緊張しましたが、連携の取れ方やスタジオの賑わいが出来上がったチーム感を感じました。ドラマは、5分間なのが絶妙だなと。その代わり、伝える方は丁寧につくらないといけないなと、短時間なので、物事を伝えるのが難しいけど、作り手が団結してつくったからできてるんだなと感じました。

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