映画『嘘喰い』公開記念舞台挨拶が、東京・丸の内ピカデリー２で開催。横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、櫻井海音、三浦翔平、中田秀夫監督が登壇した。

　横浜は、演じた斑目貘について、「天才ギャンブラーというより内面を大事に、原作をリスペクトして(役柄を)生きたので、楽しんでいただけたら」と挨拶。そんな貘と行動を共にする梶隆臣役の佐野は「流星くん演じる貘とのいいバディ感がでれば、この作品が面白く見られるんじゃないかと話してました」と明かし、さらに“バディポーズ”は、横浜と佐野が２人で相談して決めたことを明かした。

　また、闇カジノのオーナー・鞍馬蘭子役の白石は、「(蘭子の)強さやカッコ良さ、(ヤクザの)鞍馬組の時と貘に向ける表情の違いは、見てほしいです」と、自身の役について語った。

　本作が初演技という櫻井は、「皆さんよりも年齢もキャリアも下ですが、(切間創一として賭博組織の)“賭郎”のトップに君臨しなきゃいけない。自分とのギャップが難しかったです。流星さんと対峙するシーンも、“御屋形様”として動じたらいけないと感じていたので、堂々と表現できるよう意識しました」とコメント。佐田国一輝役の三浦は「佐田国としては、とあることがあって闇落ちするんですが、そこからは獣のようなオーラをまとって、とにかく圧をかけることを意識して演じました。貘とのババ抜きは、見てほしいです」と語った。

　さらに、イベントでは、ルーレットを使ったトークコーナーで、白石が櫻井と佐野にモノマネをムチャブリ。それぞれ、三浦に促されながらモノマネを披露し、会場の拍手を誘った。

　また、横浜には中田監督からサプライズで、感謝の手紙が読み上げられると、横浜は「サプライズに困惑していますが、とてもうれしいです」と笑顔をのぞかせる一幕も。

　最後にキャストを代表して横浜が「原作をリスペクトして、皆さんと作った大事な作品です。大変な状況下だからこそ、エンターテインメントは必要だと思います。純粋に、楽しい気持ちになっていただけたら。より多くの方に届くことを祈ってます」と語り、イベントを締めくくった。