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9/4(水)都内で、『劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』大ヒット御礼舞台あいさつが開催され、主演の田中圭、林遣都、瑠東東一郎監督が出席した。
本作は先月23日に公開され、観客動員100万人を突破、興行収入13.5億円を記録。林の地元・滋賀の映画館も満員となったそうで、「(映画を観に行った)母の前の席に僕の担任の先生がいたそうです。本当にたくさんの方が観てくれて嬉しい」と話すと、田中が、「今日はいつもより目がでかくない?」と質問。林は「真面目に話してるんですよ……コンディションを整えてきました」思わぬ指摘に照れをみせた。
この日は、SNSで集ったファンが選ぶ名シーンの投票結果が発表。3位に入った「橋の上の春田と牧のシーン」について田中は、「ちょっと意外。とにかく遣都のアドリブがひどい。ネクタイをぐいっとやるし、きんぴらも食べさせられるとは思わなかった」と明かした。
2位の「サウナのシーン」についても「あれも遣都と(吉田)鋼太郎さんのアドリブ。僕は二人をただ止めるだけ」と田中が振り返ると、林は「最終日はカオスでした」と笑顔を見せた。
そして1位は「ラストシーンの春田と牧」。田中はラストシーンを撮影した最終日について「監督が震えだして、遣都もウルウルして、俺にも伝染して大変だった」と振り返るも、「そうでしたっけ?」と林はおとぼけ。そんな反応を見て「『そうでしたっけ?』とか、遣都は天然なところがあるんで」と笑いを誘った。
さらに田中は「ひとついいですか?」と切り出し、「サウナのシーンでオールアップして、みんなが一言ずつ話すんです。遣都も良いことを言って、俺はセンチな空気にしたくないと思いながら感謝の気持ちを伝えたら遣都が泣いた」と回顧。「遣都にも思うところがあったんだ、一緒にやれてよかったと思ったら『あのときは全然違うこと考えてました。圭くんの話は聞いてない』って。お前器用か!」と林に突っ込みを入れ、会場は大爆笑。
二人は絶妙なやり取りで会場を沸かせながらも、林は、「牧はすごい愛してもらえた役ですし、牧を作ってくれたのは春田さん。相手が圭さんだったから違和感なく演じることができた。『おっさんずラブ』に関わってくれた方には感謝してるけど、圭くんに一番感謝してる」と絆の深さをみせていた。
そして、この舞台あいさつに出席できなかった、黒澤武蔵役の吉田鋼太郎からビデオレターが到着。主演の二人と監督に向けてのVTRが上映され、「(田中に)特に言うことはありません。……。特に言うことはございませんが、ではまた」と。それに対して田中は「無理して、僕のことを言おうとしなくていい(笑)」と吉田のコメントに笑いながら返した。
最後は田中と林がお互いの言葉を伝え合う一幕も。田中は「ここまでピュアなラブストーリーになったのは、遣都が牧という男を生きてくれたから。遣都には感謝しています。ただ一つだけ言うと、たまにズレてるから気をつけろよ」と。それに対し林は「春田役は他の誰にもできない役。この役を演じられるのは、俳優業を積み重ねてきた圭くんだけ。牧という役は自分が積み重ねたものを思い切り出していいんだと思えたからできた」と田中へのリスペクトと感謝の言葉を綴った。
『劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』は全国で公開中。