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映画『トイレのピエタ』の初日舞台あいさつに、主演を務めたRADWIMPSの野田洋次郎、ヒロイン役の杉咲花、監督の松永大司が登壇。野田は「この日が来たことをうれしく思っています。本当に幸せいっぱいです」とあいさつ。「(映画館に集まった)皆さんの顔を見ていると本当に泣きそうです」と感極まり言葉を詰まらせた杉咲花は、「監督に出会えただけでも財産です。ちょっと生意気で申し訳ないんですが、洋次郎さん、本当に本当に頑張っていたんです。ピエタのチームは本当に素晴らしくて。だから今日、届いたんだと思います」と感無量の様子で、野田も照れながら笑顔を見せた。
会場では、杉咲が演じる真衣が金魚を放ったプールで泳ぐシーンの裏話も。司会者に泳ぎを褒められた杉咲は、「真衣は水が好きなので、撮影の1ヵ月前からプールに通っていました。そういえば小さい頃、人魚になりたかったんですよ」と。杉咲が泳いでいる間、野田はスタッフのようにプールの落ち葉を拾っていたことも明かされ、その様子を思い出した杉咲は「落ち葉、ちょっと拾い忘れていましたよ(笑)」と野田にまさかのクレーム。これには野田も、「1年越しに落ち葉の苦情をもらいました」と苦笑いした。
また、この日は、観客からの質問に応える企画も。「映画に出る前と出た後の変化」を問われ、余命宣告を受けた青年を演じた野田は、「初めてリアルに死んでいくという気持ちを味わって、何千倍も生きたいと思った」と返答。最後に「この映画を観た人の明日が、ちょっと変わったらいいなと思います」とPRした。