NEWS
放送中のドラマ「黒革の手帖」(テレ朝/ABC系毎週木曜午後9時放送)では、現在、主人公の元子(武井咲)が飛ぶ鳥を落とす勢いで夜の銀座の世界で這い上がっている。そんな彼女の運命を大きく変えるキッカケを作る女性で、4・5話(8月10日・17日放送)に登場する島崎すみ江役の内藤理沙さんに、自身の役柄についてや撮影秘話を語っていただきました。
すみ江は念願の悪女役で、今までにない内藤理沙を観ていただけると思います。
すみ江は、料亭の仲居からクラブカルネのホステスになるのですが、仲居の頃はおしとやかで目立たない子でした。それが、ホステスになって環境が変わり、考え方もガラリと変わるんです。その変化をきちっと出せればいいなと思い、監督とたくさんお話をした上で演じ方を考えました。すみ江は裏と表の顔を使い分けてクラブカルネのママ(元子)に接するのですが、表の顔では悪く見えないように平然としていないといけない。そういう、ふとした表情を作るのが難しかったです。
印象に残っているのは、橋田理事長(高嶋政伸)とのシーンです。台本にはセリフが特になく、雰囲気で進めていく場面だったのですが、高嶋さんはアドリブで次々と言葉を出してくるんです。「なんでこんなに(言葉が)出てくるんだろう!?」と尊敬したぐらい。シリアスなシーンなので笑いを堪えるのが大変でしたが、おかげでとても楽しく撮影に挑ませていただきました。
私はどちらかというと、ポワ~ンとした性格で、すみ江とは違うタイプ。その反動なのか、颯爽とした雰囲気のカッコイイ女性に憧れています。昔から大好きなのは、米倉涼子さん。米倉さんは、女性らしい色気もお持ちなのに、女性らしいカッコ良さがすごく素敵だと思うんです。そういった個性は役柄にも出ていて、すごく憧れますね。私もいつか、米倉さんのように、凛とした女性を演じてみたいです。でも、私の周りの方たちはきっと、シャキッとした私の姿が想像できないって言うと思います(笑)。「私にもこんな一面があるんだよ」と思ってもらえるように演じてみたいですね。
まずは、「黒革の手帖」で初めて演じた悪女の私を見ていただけたらうれしいです。
<Profile>
内藤理沙(ないとう・りさ)
1989年1月10日生まれ。群馬県出身。2012年に「37歳で医者になった僕~研修医純情物語」(フジテレビ系)でドラマデビュー。以後、数々のドラマに出演、今年の出演作は、「女囚セブン」(テレ朝系)など。2017年1月には、地元・群馬県の「ぐんま観光特使」に就任。