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4月より、テレ朝系「題名のない音楽会」(毎週日曜・前9時)の司会者に、俳優・石丸幹二が就任。クラシックなどの土台にした音楽的素養を持ち、25年以上にわたりミュージカル界を牽引してきた石丸は、新MCとして単なる進行役ではなく、マルチなタレントがあるからこそ務まる、音楽をこよなく愛する“劇場支配人”としての立場で登場する。初収録後、石丸が会見に臨んだ。
「(初収録を終えて)ほっとしました。やはり初めての司会、この歴史ある番組の司会ということで、こんなにも重圧がかかるものかと(苦笑)、しゃべりながら感じていました。観客席がよく見えますので、お客様がどのような表情でご覧になっているか、話や演奏をきいてらっしゃるかが見えてきた頃には、何かほっと安心しまして。お客様と一緒に今回の番組を作ることができたと思うことができました。
“劇場支配人”というと、ある意味“プロデューサー”なのかなと思いました。この番組でのプロデューサーとして位置付けというのは、やはり、自信をもって皆さまに持っている情報をお伝えするということ。それをモットーにしたいです。この番組は黛敏郎さんの司会で始まりましたが、その堂々としたあのスタイルこそが劇場支配人なんだな、と。目標はするところは、黛さんにあるのかもしれません。初収録では、黛さんのようにカメラから目線で語り続ける余裕はありませんでした。(黛さんのように)自信を持って情報を伝えることを100点とすると、今回は50点くらい。それでも甘いでしょうか(笑)。
『題名のない音楽会』は、観客席にいる皆さまと、いい呼吸をもってできている番組だなと思っていました。見ている人たちを引き込んでいく、そんなこの番組の特徴だと思います。舞台と比べると……劇場支配人という名を一つの役だと考えれば演じている部分もあるかもしれせんが、この番組では、役ではなく私自身でいてお話をするほうがいいと思います。舞台とはある意味、全く違うものになるんだろうなと思い、話し始めました。終わってみて、まさしく、舞台で演じている自分とは違う自分がそこに存在してことを気がつきました。やはり、演奏している方々の横で、聴衆にもなる自分がいて、お客様と感動を共有する存在。“生”の感覚の自分がそこにいました。
歴代の司会者の方々が、ご自分のフィールドのジャンルの音楽をいろいろと番組のなかで手掛けていらっしゃいました。そういった意味では、私もミュージカルや、過去に演奏していたサクソフォーンを通じて吹奏楽とか、合唱、子楽器の演奏とか……興味のあるジャンルを取り上げていけたら。観客の皆さまと一緒に楽器を演奏するような、そんな機会があってもいいかもしれません。ミュージカルも、オペラに比べ歴史こそ浅いですが、音楽の幅も広いのでそういった部分も番組で紹介していけたら。自分が関わってきた音楽分野で経験してきたことを、皆さまと共有できれば、と。皆さまに愛される、皆さまと共に作っていける番組を目指していきたいと思っております。これから、皆さまと共に歩んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」
この日の収録された「劇場支配人の音楽会」は、4/2(日)に放送予定。
★テレ朝系「題名のない音楽会」 毎週日曜 前9時~9時30分